カンパニュラ・ロツンディフォリア
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。基本種は青紫の花で、その白花種
アルプス、ピレネー、アペニン、ノルウェー、イギリス、東アジア北部、
北米などに分布。和名はイトシャジン(糸沙参)
花期は6~9月(日本では5~6月)。花径は2cmほど
ビオラ・カルカラタ
スミレ科スミレ属の多年草。アルプス中部の草原に分布
パンジーの原種の一つ。花期は5~8月。花径4cm
シノグロッサム・アマビレ
ムラサキ科オオルリソウ属の耐寒性多年草。原産は中国西南部~チベット
花期は5~6月。和名はシナワスレナグサ(支那勿忘草)。別名:細葉瑠璃草
ワスレナグサに良く似ているが、違いは花央部が黄色くないことなど
ゲラニウム・ワリキアナム ‘バクトンズバラエティ’
フウロソウ科ゲラニウム属の多年草。ヒマラヤ原産の園芸種
花期は夏から秋。花径は5cmほど。名札に従ったが、以前見た花
(こちら)より色が濃い。別の園芸種だろうか?
トロリウス・キネンシス
キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草。中国北部原産
花期は5~7月。花径8cm。和名はカンムリキンバイ(冠金梅)
花弁のように見えるのは萼片で、花弁は花の中央に直立している
シナノキンバイ(こちら、千畳敷カールにて)はこれの近縁種
コハマギク(小浜菊)
キク科キク属の多年草。花期は9~11月。花径は4~5cm
北海道と本州の茨城県以北に分布、海岸の岩場に生える
キクの一種
キクは名札が無いとお手上げです。ご存じの方、教えて下さい
夕菅さんから情報が寄せられました。感謝
オオバナノコギリソウ(大花鋸草)
キク科ノコキリソウ属の多年草。ヨーロッパ~アジア原産。花期は6~9月
花径は3cm。別名:アキレア・プタルミカ。八重咲きの園芸種もある
エキナセア・プルプレア ‘グリーン・ツイスター’
キク科ムラサキバレンギク属の多年草。花期は7~10月。花径は4~5cm
北米原産の園芸種。別名:エキナセア(エキナケア)・パープレア
ユーパトリウム・ルゴサム
キク科アゲラティナ属(←ヒヨドリバナ属)の多年草。花期は7~10月
北アメリカの東・中部の岩石の多い森や茂みなどの生える
ひとつの頭花に筒状花が14個以上もあるのが特徴
和名はマルバフジバカマ(丸葉藤袴)
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)?
名札がありませんでした。葉の鋸歯が明瞭でないのが気になる
オケラ(朮)
キク科オケラ属の多年草。本州、四国。九州に分布。花期は9〜10月
写真は羽状の総苞で、この中につぼみが出来て、白い花が咲く
前回までに94種類の花を投稿しましたので、今回は10種類(?を除く)で、累計104種類です。
(つづく)
この記事へのコメント
もこ
カンパニュラ・ロツンディフォリア長~い名前ですが
やはりキキョウ科でした。よく見ると葉の形も違いますね。
私には和名のイトシャジンの方が覚えやすいです。
river
「山でうまいはオケラにトトキ(ツリガネニンジンの別名)」と言う言葉がありますがオケラの新芽はアクが無くて美味しいと言われますが食べたことがありません。1度食べてみたいです。
yasuhiko
たくさんの花が楽しめるんですね。
イトシャジン、キキョウ科の植物ですか。
白い色が清々しいし、キキョウに似た
五弁の花の姿には親しみを覚えます。
信徳
色々種類が多い植物館ですね。
今度真岡鉄道のSL撮りのタイミングが有ったら一度見たいものです。
なおさん
マルバフジバカマは、神代植物公園でもあちこちで見られますね。
nobara
原種?なんですね。やっぱ!ビオラに目がいきます。
不明のキクですが、葉の様子はイワギクっぽい??
ヨツバヒヨドリはヒヨドリバナでいいんじゃないかしら。
オケラの骨みたいな苞がオモロイです。
長さん
カンパニュラ・ロツンディフォリアは花径2cmの小さな花ですが、形はキキョウに似ていますね。和名はイトシャジンですが、茎の上の方に付く葉が細いから命名じゃないかと思います。
長さん
ツリガネニンジンとオケラは美味しい山野草の代表格でしたか。食されたことが無いなら、山で摘んできてはいかがですか?自生なら少しは採っても良さそうに思いますが。
長さん
この高山植物館は冬でも常時100種類以上の花が見られる、というのが売りなんですよ。狭い空間に、よくぞこれだけの山野草を植え込んだものだと感心してしまいます。
冒頭のイトシャジン、ネットでは白花より、淡い青紫や、同じく淡い赤紫の花が多いようです。
長さん
そうそう、真岡鉄道の写真を撮りに行かれたときには、近くですから立ち寄ると良いですね。イッシーさんが日光に行った後、ここと真岡鉄道をはしごしていましたね。
長さん
ここは年間を通じて高山植物が見られるというのが売りですが、夏は高山植物の種類が多いですから、私も、開花時期の品種だけでも十分だと思います。
日本のフジバカマも良く増えますが、マルバフジバカマも増えそうですね。
イッシー
オケラってこういう植物なんですね、
初めて認識しました。
長さん
パンジーの原種は4つほど知られていますが、ここでの展示はビオラ・カルカラタだけなのです。ほかの3種類も展示してくれると良いのにね。
不明の白い菊はイワギクの葉に似ていますか。イワギクの花弁は上の写真のコハマギクのような形ですね。
ヨツバヒヨドリとしたもの、葉は4枚輪生ているのですが、鋸歯が無いんですよ。
長さん
パンジーの原種じゃ男前ですか。紫色だからかな?
オケラの総苞、面白いですね。残念ながら、花はまだ見たことがありません、
yoppy702
アルプスに、これが咲いていたら綺麗ですね。(^^)
パンジーの原種になると細長いですね。
こういうのを交配してパンジーが出来たんですね。
唇弁に特徴ありますね。
トロリウス・キネンシスって初めてです。
これは、花弁に見えるのは萼片?と思ったんですが、シナノキンバイが近縁種という事は、シナノキンバイの花弁と思ってたのも萼片なんでしょうね。
それにはビックリです。(^^ゞ
オケラの、こんな状態って初めて知りました。
見た時って、大抵、花後でした。(^^ゞ
すーちん
アマビレですか
勿忘草と思ってしまいますねー
葉っぱも似てるし
長さん
カンパニュラ・ロツンディフォリアの基本種は、説明に書いたように青紫の花です。
パンジーの原種は4種類ほど確認されているようですが、交雑を繰り返して現在のような多彩な園芸種が出来たのだそうです。
トロリウス・キネンシスやシナノキンバイの花弁に見える部分は萼片で、キンポウゲ科の花に多い特徴です。
オケラの花は見たことがないのです。写真には魚の骨のようなものがいくつも見えますが、これは苞葉です。
長さん
シノグロッサム・アマビレ、花の形はワスレナグサにそっくりですね。明瞭な違いは花央に黄色い部分が無いことですね。
ジュン
凄いですね
知らないお花が多いですが
カンムリキンバイ可愛いです
夕菅
「PictureThis」で検索してみました。
オオバナノコギリソウ と出ました。葉はどうでしょう?
無門
高山植物も夏の主役ですね
それにしても世界各地には
見た事もない花たちが
この夏を謳歌しているんですね
長さん
この植物館、狭い空間に100種類以上の花が冬でも咲いているといいますから凄いです。季節外れに咲かせるのは、開花コントロールの技術が向上したためです。
カンムリキンバイ、細い花弁が立ち上がって、独特の花姿ですね。
長さん
不明のキク、PichtureThisではオオバナノコギリソウと出ましたか。オオバナノコギリソウは八重の花を見たことがありますが、一重もあるようですね。葉は細く、うねっているので、いくつかのネット図鑑の写真とも一致します。情報、ありがとうございます。
長さん
この植物館は、開花コントロールの技術で、冬でも100種以上の高山植物が見られるのですよ。
eko
花ちょう遊館の高山植物館は108種類もの花が展示されているんですか。凄い数ですね。今日の記事のメタカラコウは伊吹山で見てきました。プリムラ・ポイソニーは可愛い花ですね。キバナキョウチクトウ共々初見です。
教育入院との事、上手く操作できるようになると良いですね。
長さん
この植物館は冬でも多くの高山植物が見られますが、今はシーズンですから特に多いように思いました。
メタカラコウ、伊吹山ではお馴染みですね。私も10年前に登ったときに見ました。
プリムラ・ポイソニーはいかにもサクラソウの仲間の姿ですね。中国原産とイノが珍しいです。
キバナキョウチクトウは何度か見ていますが、街中では珍しい木です。
教育入院、無事卒業しました。