冷房の効いた研修展示館の休憩室でランチを済ませました。妻は、午後13時半から始まる、ボランティアによる園内ガイドツアーに参加するというので、私は熱帯雨林植物温室前で咲いている花を撮った後、植物園の最奥部で咲いているかも知れないレンゲショウマを見に行くことにしました。
セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
シソ科ハマゴウ属の耐寒性落葉中木。原産は南ヨーロッパから中央アジア
花期は7~9月。 別名:チェストツリー、チェストベリー、バイテックス
背後は熱帯資源植物温室です
アカンサス・カロリアレクサンドリ
キツネノマゴ科アカンサス属の多年草。原産は地中海地方~南欧
和名はトゲアザミ。別名:アカンサス・スピノサス
アカンサス・モリスより矮性で、草丈は1~1.5m程度。暑さに強い
残念ながら、花は痛んでいた(以前に取った花はこちら)
熱帯雨林植物温室の入口で、珍しい花が咲いていました
アセロラ
キントラノオ科ヒイラギトラノオ属の常緑低木。熱帯アメリカ原産
花期は5~10月。花径1.3cm。開花直後は濃いピンク色で、咲き進むにつれ
色があせ、白くなる。一日花。ピンクの花はこちら(熱川バナナワニ園で)
小さな赤い実がなり、生食やジャム、ジュースなどに利用する。特にビタ
ミンCが豊富。昔、岡本綾子プロがアセロラドリンクのCMに出ていました
ここからは、しばらくご無沙汰してしまった植物園の北半分のエリアに入ります。先ずは、ヤマユリを探します。/strong>
ノリウツギ(糊空木)
アジサイ科アジサイ属の落葉低木。北海道、本州、四国、九州に分布
花期は7~8月ですが、既に装飾花は反転しており、実が脹らみ始めていた
↓ これは下から仰って撮ったもの
ヤマユリ(山百合)
ユリ科ユリ属の多年草。日本固有種で、青森県より南、近畿地方まで分布
花期は7~8月。花径は10cmほど。残念ながら、7~8輪しか咲いていなかった
エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
ミソハギ科ミソハギ属の多年草。蝦夷とつくが、九州以北の各地に分布
ミソハギとの相違点は、分枝する、萼の付属体が直立する、葉や
花序に短毛、葉の基部は茎を抱く、葉が波打ちやすい、など
世界の侵略的外来種ワースト100選定種の一つに指定されている
手前に高い草が生えていて、花が隠れてしまう
オミナエシ(女郎花)
オミナエシ科オミナエシ属 の多年草。秋の七草の一つ
遊歩道から距離が蟻、花のアップは後ピンだった
ヤブカンゾウ(藪萱草)
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草。中国原産。日本では北海道から九州に
分布。花期は7~8月。花径は8~10cm。別名:ワスレグサ、カンゾウナ
(つづく)
この記事へのコメント
river
ヤマユリは赤城自然園で夥しい数の花を見てきました。園内いたるところで咲いていました。
ミソハギ、オミナエシ、ヤブカンゾウは家でも咲いています。そろそろ終盤です。つくば植物園も同じくらいのようです。
もこ
ヤマユリは近畿地方までの分布となれば
ササユリだったのでしょうか
eko
アカンサス・カロリアレクサンドリは初見です。
アセロラの花は見たことがありません。アセロラドリンクは知っています。よくCMで流れていました。
ヤマユリが咲いていて良かったです。大きなソバカス美人さん、綺麗な花ですね。
イッシー
こんな花だったんですね!!
yasuhiko
目に優しい花ですね。神代植物公園でも、
今見頃を迎えてるでしょう。
アセロラにこんな可愛い花が咲くなんて、
ちょっと意外な気もしました。
長さん
セイヨウニンジンボク、お近くにはありませんか。私のウォーキング範囲内には5本ほどあり、うち、1本はピンクの花が咲く品種です。タイワンニンジンボクは、私も小石川植物園で見たことがあります。
ヤマユリ、もっと咲いていた年もあったのですが、ちょっと当てが外れました。
今年はどう言う訳か、ミソハギが見つかりませんでした。
長さん
ササユリはピンクなので、きっとヤマユリだったのでしょう。ヤマユリの自生地は近畿地方までですが、山に誰かが植えたという可能性もありますね。
長さん
セイヨウニンジンボク、この色の他にピンクの花もありますね。
アカンサス・カロリアレクサンドリは、日本ではここだけの展示らしいです。
アセロラドリンクはCMで有名になりましたね。
ヤマユリ、もっと咲いていると思ったのですが、ちょっと期待外れでした。
長さん
アセロラドリンクが発売になったときのCMは量も多かったですから、記憶に残ってしまいました。でも、花を見たことがある人は少ないと思います。
長さん
セイヨウニンジンボク、緑をバックに淡紫の花が咲いていると爽やかな感じがしますね。ピンクの花が咲く品種もありますよ。
アセロラの花は珍しいです。赤い実はTVのCMにも出てきましたから記憶されておられる方もいらっしゃるでしょう。
なおさん
此処のヤマユリは花付きも少なく、葉が枯れ上がったりして、ちょっとザンネンですよねえ。自生のものではなく、植えられたものはウイルスにかかりやすく、年々じり貧になるものが多いですよね。
エゾミソハギは、昭和記念公園の花みどり文化センターの屋上庭園の浮遊の庭の端にあるのがそうだと思うのですが、ミソハギよりやや目立つ感じですよね。
長さん
セイヨウニンジンボク、爽やかな感じの花ですね。この園芸種だろうと思うのですが、薄いピンクの花が咲く木も見たことがあります。
ヤマユリは3ヵ所くらいで咲いていましたが、勢いがありません。ウイルスに罹患した可能性、あるかもしれませんね。
エゾミソハギの花はミソハギと変わりませんが、決定的な違いは草丈です。ミソハギはせいぜい50cm程度ですが、エゾミソハギは150~180cmくらいに伸びます。
yoppy702
ピンク花になると感じが違って見えますね。
ヤマユリは、7~8輪咲いていたら、結構、主張してるんとちゃいます?
あっ、ここは広いから、そうでもないんかなぁ…(^^ゞ
エゾミソハギは、侵略的外来種ワースト100の一つやったんですね。
てっきり、ミソハギの蝦夷版やと思ってました。
区別…無理かも。(^^ゞ
あっ、「決定的な違いは草丈。エゾミソハギは150~180cm」なんですね。
それやったら、目星はつきそうです。(^^)
すーちん
セィヨウニンジンボク
枝を頂いて挿し木しましたがー
駄目でしたー^^
長さん
アセロラは花は赤と白を見る事が出来ましたが、実も実物はまだ見たことがないです。咲くやこの花館の温室にあるそうなので、花や実がご覧になれると思います。
ヤマユリは1本の茎に4,5輪咲くのは普通ですから、今年のヤマユリは期待外れでした。株そのものが弱ってきているようなので、更新が望まれます。
エゾミソハギは草丈が高いから直ぐに見分けは出来ますよ。
長さん
セイヨウニンジンボクの挿し木、失敗でしたか、それは残念。ネットには以下のような記載がありましたので、この秋に再チャレンジされてみてはいかがですか?
「西洋ニンジンボクの挿し木は、9月におこなうのがよいです。3月におこなうこともできますが、3月の枝は冬を越したばかりなので、9月の枝に比べると元気がないです。このため、9月の枝のほうが挿し木の成功する確率は高いとされています。挿し木に使う枝は、新しく生えてきた、真っすぐに伸びた枝を選ぶようにしましょう」
ジュン
奥さまと趣味がご一緒でいいです
アセロラのお花この様なんですね
長さん
妻も結構、花好きです。たまの夫婦旅行も花を見に行くことが多いです。
アセロラの花、珍しいですね。
信徳
セイヨウニンジンボクはぐんまフラワーパークに大きな木が有るのですが閉園の為暫く見ることが出来ません。
ヤマユリは終盤で少し残念でした。
長さん
セイヨウニンジンボク、大きくなりますよね。写真のものは小さいですが、私のウォーキング範囲内は2階のひさしに届くような木があります。
ヤマユリ、同じ場所に植えてあると株が弱ることがあるそうです。