蘭友会(JAOS)は昭和13年に創立された、日本では最も古いラン愛好家の全国団体で、会長は清水達夫さんです。
開催表示と会長挨拶
では、早速、主題となった「夏咲きカトレヤ」をご覧いただきましょう
カトレヤ・パープラタ・フラメア
C. purpurata framea 清水達夫さん
パープラタはブラジルに分布する着生ラン。初夏咲き原種の中でも
花色のバリエーションが豊富な中大輪系のカトレア
カトレヤ・パープラタ・カルネア ‘ヤマト’
C. purpurata carnea 'Yamato' 清水達夫さん
カトレヤ・パープラタ・アコ ‘ノブ1705’
C. purpurata fma.aco 'Nobu1705' 菅谷信行さん
カトレヤ・パープラタ・コエルレア
C. purpurata f. coerulea 冨澤 實さん
リオ南部からサンパウロに近い海岸沿いに分布する岩性種
カトレヤ・パープラタ・セミアルバ
C. purpurata f. semi-alba 冨澤 實さん
レリア・ロバータ ‘Ⅰ’
L. lobata 'Ⅰ’ 鈴木隆夫さん
カトレヤ・パープラタ・フマメア ‘サオリ’
C. purpurata fma flamea 'Saori' 小野やよいさん
カトレヤ・テネブロサ・オーレア
C. tenebrosa f.aurea 'Walton Grange' x self 佐藤 攻さん
テネブロサはブラジルの森林に着生する原種
カトレヤ・グラニュローサ
C. granulosa 石橋洋一郎さん ブラジル原産
カトレヤ・ワーネリー
C. warneri 鈴木隆夫さん
ラビアタと共にブラジル2大カトレヤの一つ
カトレヤ・ワリシー・フラメア ‘フェアリー’
C. wallisii fma. flamea 'Fairy' 鈴木隆夫さん 初見です
カトレヤ・ミニ ソング ‘ラ プリメラ モラド’
C. Mini Song 'La Primera Morado' 鈴木隆夫さん 初見です
カトレヤ・カナハミアナ・コエルレア ‘ラッキー ストライク’
C. Canahamiana corulea 'Lucky Strike' 鈴木隆夫さん 初見です
カトレヤ・パープラータ・ワークハウゼリー
C. purpurata var. warkhauseri 大和田武士さん
ブラジルの沿岸地域近くの高木に着生する
カトレヤ・パープラータ・アコ ‘スミダ’
C. purpurata aco 'Symida' 清水達夫さん
ブラジルに分布する着生種
カトレヤ・ヒーシー・コエルレア ‘アズル スター’
C. Heathii f. coerulea 'Azul Star' 遠藤奈々子さん
初夏咲きのブルー系中輪カトレヤ 初見です
カトレヤ・ワーセウィッチ ‘ギガンテッド デ キュート’
C. warscewiczii 'Giganted de Cuiet' 清水達夫さん
コロンビアの北西部、中高地に自生するカトレアの原種で、
カトレア属の中で最大の花を咲かせる品種
カトレヤ・ブルーベルベット ‘サプライズ’
C. Blue Velvet 'Surprise' 鈴木隆夫さん
次回は、夏に咲いたカトレアなどのパネル展示と、同時開催された草月会の作品を紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
yasuhiko
どの花もいい色合いで心惹かれますが、
白と深い青(紺、紫)の組合せのカトレアは、
夏に相応しい涼しげな感じがあっていいものですね。
もこ
温度調節とかしないで普通に咲くのでしょうか?
もちろん冬は温室の中だと思います。
カトレヤ・ハーシー・コエルレア ‘アズル スター’の優しい色が気に入りました。
eko
どの花も美しいですね。
信徳
長さん
大きならん展で、5月か6月に開催されるのは蘭友会だけなので、毎年楽しみにしています。
夏に咲くのはカトレアだけというわけではありませんが、これだけの品種が見られるのは嬉しいです。
長さん
カトレアはブラジルなどの熱帯地帯に多いですが、冬は一定以上の温度があり、日当たりが良い室内であれば、温室は不要です。
カトレア・ハーシー、爽やかな花色ですね。なお、読み方はヒーシーに訂正しました。
長さん
夏咲きカトレアは赤い花の品種もありますが、今回は夏が似合うような花色の品種が多かったです。
長さん
今回のカトレアは、どちらかというと、シックな色合いの花が多かったです。勿論、赤い花の品種もありますので、次回、パネル展示した花を紹介します。
夏咲きは花芽分化から開化までの期間が短いので、育て方は難しいそうです。
river
紫系統の花が多いようですが紫は優美な色です。
花弁も細く普段見かけるカトレアとは違った印象を受けます。
長さん
5月か6月に開催される大きならん展はここだけなので、今年は行ってみることにしました。
今回出展の夏咲きカトレアは紫系が多かったです。その他の色のカトレア類もあるので、次回はパネル展示されていた品種を紹介します。
イッシー
凄く綺麗ですし雰囲気いい写真ばかりですね!
長さん
行きそびれましたか。それは残念。
このコーナーはバックか暗いパーティションだったので、助かりました。
yoppy702
まぁ、年二回の開花なんてのもあるんでしょうけど。
さすが、「ランの女王」ですね。
春咲きは、パステルというか優し気な感じがしましたが、夏咲きは鮮やかな感じがします。
濃いとかハッキリと言った方が良いのかも知れませんが。
薄い色でもフォルムがハッキリしてますもんね。
カトレヤ・グラニュローサって、パフィオペディラムの様な艶やかさのある花弁なんですね。
カトレヤ・ミニ ソング ‘ラ プリメラ モラド’は、一瞬、エッ?となりました。
ジャカランダの花を正面から撮ると、こんな顔してるんです。(^^ゞ
なおさん
さすがは日本でもっとも歴史のある愛好家団体の展示で、女王様とお呼びっ、というだけの気品と美しさのあるカトレヤばかりですね。
ジュン
夏咲きカトレア
色合いがどれも素敵ですね
すーちん
夏に咲かせると言うことは
いろいろ工夫あるんでしょうねー
長さん
カトレアはブラジルなどの熱帯地帯が原産なので、いつでも何らかの品種が咲いているという状態なのでしょう。それらを日本に持ってくると、春、夏、秋、冬のいずれかに咲くということになるわけですね。
カトレヤ・グラニュローサは唇弁以外は地味な色で、花の作りもパフィオとは基本的に異なりますね。
長さん
5月や6月に開催されるらん展というと、こことつくば植物園位のもではないかと思います。
今回の企画では、実物展示の他に6~8月に開花した田尾レアなどがパネル展示になっていました。次回、投稿します。
会員や愛好団体の出展も多かったですよ。
長さん
夏咲きカトレアの中には赤系統の花もあるのですが、今回は実物の展示がなく、ちょっと残念でした。
長さん
夏咲きの品種は花芽形成から開花までの期間が短く、割合むずらしいそうです。
行き当たりばったり
どのお花も、中心から花弁の先端まで、すべて整っています。
全く穢れがありません。
これほどまでに育てる方法-----難しいのでしょうねぇ~。
長さん
今回の出展者は皆さんベテランなので、咲かせ方も見事なものです。