今回は、第二会場の桜草花壇に展示されたものの中から紹介します。
桜草花壇
花の説明は、表の花色/裏の花色、花弁の形、花弁先端の形、花容、花柱形、
花の大きさの順です(埼玉県花と緑の振興センターのHPを参考にしました)
東雲(しののめ)
白/桃色、広、浅かがり、深抱え咲き、僅長柱花、大輪
銀覆輪(ぎんぷくりん)
白/紅色・糸覆輪、桜、つかみ咲き、短柱花、中輪
菱袴(ひしばかま)
曙白/紫、微かがり、抱え咲き、短柱花、大輪
母の愛(ははのあい)
純白/純白、深かがり、抱え咲き、僅長柱花、大輪
鳴海潟(なるみがた)
桃色・刷毛白/桃色、桜、抱え咲き・受け咲き、短柱花、大輪
草紙洗(そうしあらい)
純白/純白、波打ち、狂い咲き、僅長柱花、巨大輪
漁火(いさりび)
曙白/桃、広、かがり、浅抱え咲き・横向き咲き、短柱花、大輪
十六夜(いざよい)
白/桃ぼかし、かがり、抱え咲き、僅長柱花、大輪
シャドーズ
紅紫色/刷毛白、紅紫色、広弁、微かがり、浅抱え咲き、短柱花、大輪
富士の雪(ふじのゆき)
純白、微かがり、浅抱え咲き、長柱花、大輪
金孔雀(きんくじゃく)
純白/紅色、広、かがり、抱え咲き、短柱花、大輪
宇宙(うちゅう)
白/極薄紅紫、広、桜、抱え咲き、僅長中花、大輪
十州の空(じっしゅうのそら)
純白/青紫(斑入り)、広、微かがり、浅抱え咲き・横向き咲き、短柱花、大輪
百夜車(ももよぐるま)
桃色・底白/桃色、広、桜、抱え咲き・横向き咲き、短柱花、大輪
志賀の都(しがのみやこ)
紫紅色目流れ/紫紅色、浅かがり、浅抱咲き・受咲き、長柱花、大輪
神代冠(かみよのかんむり)
酔白色/極淡紅紫色・花筒は紫色、細、梅、受け咲き、長柱花、大輪
機嫌獅子(きげんじし)
濃紅/濃紅、広、かがり、平、長柱花、大輪
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
この展示方法は風情はありますが、撮影するとなると背景がうるさかったりしますね。武藏丘陵森林公園でも展示してましたよ。
長さん
この展示方法、見る分には良いのですが、撮影するとなるとバックがちょっと難点ですよね。やはり、黒バックかなんかで撮りたいです。
nobara
よくつけるものだなと驚嘆しています。
十州の空(じっしゅうのそら)は
リバーシブルしてるんですね。
十六夜(いざよい)は花弁が細目ですね。
神代冠(かみよのかんむり)は
花弁の先が丸まってるんですか?
サクラソウも愛好家が多いですね🌸
bunko
長さん
これまで作り出された園芸種は膨大なので、重複しない名前をつけるのは大変ですよね。現在は「さぃらそうの会」という組織があって、現存する品種に番号をつけて重複しないよう、管理しているそうです。
十州の空の洋に、花弁の表と裏の色が子となるものは多いようです。花弁の形にも個性があり、それぞれに形容詞が決められています。神代冠のような咲き方は受け咲きと表現されています。こんな咲き方は他の花にもありますよね。
長さん
江戸時代から続くサクラソウの園芸種ですから、歴史がありますね。それだけに、様々な色や咲き方のものが作られています。奥の深さに嵌まってしまう人もいるそうです。
river
今回紹介された17種はすべて栽培していたことがあります。現在はその内9種だけが残っています。
長さん
私は門外漢なのでよく分りませんが、今回、桜草花壇に展示された品種は有名なものらしいですね。
さすがriverさん、これらを全部育てたことがありますか。
信徳
今年八重が何種類か入りましたが来年まで持つかどうか疑問です。
kimie
さくらそうにもいろんな花形や色があるのですね。
名前もいろいろで合わせて見ていると楽しいです。
無名子
桜草、見る機会が減ってしまいました。
西洋桜草は彼方此方で見られるのに残念です。
日本の伝統的園芸品種、名前が凝っていて、それも楽しいですね。
eko
花姿もさまざまあってどれも美しいですね。花びらの内側と外側の色が違う種類もありますね。名前を見ながら鑑賞するのも楽しいでしょうね。
長さん
桜草花壇に並んだものは有名な品種じゃないかと思います。
お宅には自生に近いものがありますか。貴重ですね。八重も増えると良いですね。
長さん
サクラソウの園芸種は、江戸時代から続くものも含めて300以上の品種があるそうです。ですから、筑波大学ではその殆どを維持栽培しているようです。
長さん
我が家の近くでも、セイヨウミザクラはあちこちで見ますが、サクラソウとなるとなかなか見つかりません。
品種名、色々考えるものですね。この中で、シャドーズや宇宙がちょっと異質ですね。
長さん
セイヨウサクラソウは丈夫だし、良く増えますから、あちこちで見かけますが、日本サクラソウとなるとなかなか見つかりません。
花の色や咲き方は様々ですから、今回は分りやすいように、品種名以外に、色や形の正確な表現を調べました。
yasuhiko
面白いですね。神代植物公園でも、
入り口近くの屋外展示場で、この間まで
さくらそう展が行われてました。
先日訪れた時はパスしましたけど、
お気に入りを探し歩くのも楽しいですね。
yoppy702
PDFにまとめて下さってるので、とても見易いです。
このPDF、ボクのPCに保存させて貰っても良いでしょうか?
桜草花壇、展示方法が確立されてるんですね。
以前、このように並べられたのを見た事がありますが、配色は記憶してないので、今度見る機会があったらチェックして見たいと思います。
桜草も、色んな姿、色があるんですね。
サザンクロスが好きなんで、鳴海潟に引かれました。(^^ゞ
漁火、十六夜も良いですね。(^^)
すーちん
桜草
色、形、多種です
揃えていたら大変なことに^^
ジュン
どれも可愛いですね
こんなに品種や名前があるのですね
百夜車 味があります
もこ
細かい違いはよく分かりませんので、
可愛い花を愛でさせて頂きました。
長さん
神代植物公園でも毎年サクラソウ展が開催されているようですね。ネットで今年の展示を見ましたが、かなりの点数が名乱手いました。神代植物公園で作出された品種も登録されているそうですよ。
長さん
最近は写真から簡単にPDFに変換できるので便利です。どうぞ、ダウンロードして下さい。
サクラソウの展示方法は江戸時代に確立され、形や大きさなどが書き残されているようです。
品種ごとに色や咲き方などに違いがあるので、愛好家には貯まらない魅力があるようです。いつもの来園者よりずっと多くの人が見に来ていて、駐車場が空き待ちでした。
長さん
私のブログ友さんにriverさん(楽老さん)という方がおられます。すーちんさんもご存じだと思いますが、一時、200種以上を収集されておられました。今回掲載の品種は、全部手がけたことがあるそうです。
長さん
ここに展示された品種は「さくらそう会」という組織に登録された品種ですが、登録外の品種も膨大な数があるそうですよ。
長さん
流石に江戸時代からの流れを汲むサクラソウですから、品種数が多いですね。菊と違って、小型で栽培しやすいから個人でも交配させて楽しむということも出来るそうです。
夕菅
そんな中、全てのパネルや展示品をひとつひとつ丁寧に写してアップしていただきありがとうございました。
これからサクラソウの記事を書く時、参考にさせていただけます。
毎年1鉢買って帰るのですが、今年は午前中で完売していました。
長さん
サクラソウ展を見にいらっしゃいましたか。この日は11時過ぎに到着したのですが、駐車場が空き待ちになったほど、多くの人がいらしてました。
毎年、一鉢お買いになるのですか。今年は残念でしたね。そう言えば、私たちが行ったときも売り切れでしたよ。
コスモス
表と裏の花色の説明まであるんですか。
銀覆輪や漁火が何となく気に入りました。
ほんのりと桃色が入る十六夜は名前が素敵!
長さん
サクラソウ、気に入った品種がありましたか。
無名の園芸種も沢山ありますが、こうした名前が付いている株は貴重品です。目の肥やしになりましたよ。
私と同じ日が誕生日でしたね。おめでとうございます。