ヒスイカズラ(翡翠葛)
マメ科ヒスイカズラ属の熱帯つる性植物。原産はフィリピン・ルソン島など
他の樹木に絡みつき、弦が20m以上に伸びるいる。オオコウモリが花粉を運ぶ
英名:ジェードバイン(Jade Vine、和名はその訳)
開花は数日で終わり、花はぼとぼとと落ちてしまい、色が薄くなる
熱帯雨林温室2階回廊にて。
2023年3月8日撮影。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
第77回JOGA洋らん展にて(5)
レッドリボン賞、ホワイトリボン賞の作品から
3月11日に行った「第77回JOGA洋らん展」(会場は昭和記念公園の花みどり文化センター)で見た出展作品のうち、レッドリボン賞、ホワイトリボン賞を獲得した花の中から紹介します。
レッドリボン賞
< (有)岡田蘭園賞 >
セロジネ・メモリア フクバ
Coel. Memoria Fukuba (Coel. Shinjuku × Coel. cristata) 川島とよ子さん
Coel. Shinjuku は新宿御苑で作出されたもの
コンチディウム・エクスティナツム
Conchidium extinctorium 冨澤 實さん 初見の品種
ネパールやミャンマーに分布する着生種
葉の無い小さな株から花径1cmにも満たない妖精の様な花が咲く
デンドロビウム・ファルメリ ‘ピンク’
Den. farmeri 'Pink' 増永隆司さん
ヒマラヤ東部、アッサム、ネパール、インドシナ半島に分布
デンドロビウム・セクンダム ‘ビート’
Den. secundum 'FN-Beat' 中島文子さん
ミャンマー、インドネシア、フィリピンに分布する着生種
花の長さは1cm。ピンクの花弁で唇弁がオレンジ、白い部分は距
ホワイトリボン賞
バンダコスティリス・ピンキー (ホワイト)
Van.Pinky (White) 野見山由紀子さん
バンダ属とリンコスティリス属を交配した人工属。赤い品種もあり
デンドロビウム・アリス イワナガ ‘パビネス’
Den. Alice Iwanaga (Happiness' BM/JOGA 石塚義彰さん
マキシラリア・ハニシアナム `ミルーフェイレス’
Maxillaria hannisianum 'Mille-Feulles' 大場蘭園 初見の品種
パナマ、コロンビア、エクアドルに分布する着生種。花径2㎝
トリコピリア交配種
Trichopilia (suavis x tortilis) 小佐野滋子さん
suavisは中央アメリカ~コロンビア、tortilisは、メキシコ~
中央アメリカに分布する中型の着生種。花径10cm
デンドロビウム・リンドレイ ‘マリ’
Den. lindleyi 'Mari' 鈴木隆夫さん
インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、雲南に自生する着生種
パフィオペディラム・ミクランマジック ‘エスペランザ’
Paph. Micran Magic 'Esoeranza' (micranthum x Shun-Fa Golden)
菊池純夫さん バックの黒い紗が目障り
2023年3月11日撮影。< (有)岡田蘭園賞 >
セロジネ・メモリア フクバ
Coel. Memoria Fukuba (Coel. Shinjuku × Coel. cristata) 川島とよ子さん
Coel. Shinjuku は新宿御苑で作出されたもの
コンチディウム・エクスティナツム
Conchidium extinctorium 冨澤 實さん 初見の品種
ネパールやミャンマーに分布する着生種
葉の無い小さな株から花径1cmにも満たない妖精の様な花が咲く
デンドロビウム・ファルメリ ‘ピンク’
Den. farmeri 'Pink' 増永隆司さん
ヒマラヤ東部、アッサム、ネパール、インドシナ半島に分布
デンドロビウム・セクンダム ‘ビート’
Den. secundum 'FN-Beat' 中島文子さん
ミャンマー、インドネシア、フィリピンに分布する着生種
花の長さは1cm。ピンクの花弁で唇弁がオレンジ、白い部分は距
ホワイトリボン賞
バンダコスティリス・ピンキー (ホワイト)
Van.Pinky (White) 野見山由紀子さん
バンダ属とリンコスティリス属を交配した人工属。赤い品種もあり
デンドロビウム・アリス イワナガ ‘パビネス’
Den. Alice Iwanaga (Happiness' BM/JOGA 石塚義彰さん
マキシラリア・ハニシアナム `ミルーフェイレス’
Maxillaria hannisianum 'Mille-Feulles' 大場蘭園 初見の品種
パナマ、コロンビア、エクアドルに分布する着生種。花径2㎝
トリコピリア交配種
Trichopilia (suavis x tortilis) 小佐野滋子さん
suavisは中央アメリカ~コロンビア、tortilisは、メキシコ~
中央アメリカに分布する中型の着生種。花径10cm
デンドロビウム・リンドレイ ‘マリ’
Den. lindleyi 'Mari' 鈴木隆夫さん
インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、雲南に自生する着生種
パフィオペディラム・ミクランマジック ‘エスペランザ’
Paph. Micran Magic 'Esoeranza' (micranthum x Shun-Fa Golden)
菊池純夫さん バックの黒い紗が目障り
(つづく)
この記事へのコメント
もこ
私が初めて出会ったときの
驚きを思い出します
エッ!こんな花色が有るの???
とっとり花回廊での出会いでした
デンドロビウム・セクンダム ‘ビート
和服の絞りの帯揚げのようですね
まだまだ知らない花が沢山あります
bunko
nobara
つくば植物園の研究で解明されたのですか。
植物園も独自の研究などされているんですね。
タコノキ、こんな見た目の南国の果物ありますね。
凄い悪臭のする?食べると美味しいドリアンが。
コンチディウム・エクスティナツム
ほんとだ~~ 妖精みたいな蘭ですね🌸
クリオネみたいですね(^o^)丿
なおさん
ラン展の入賞株はやはりみごとですよね。
eko
ランの花々どれも素敵ですね。デンドロビウム・セクンダム ‘ビート’は初めて見ました。綺麗ですが、かわっていますね。
river
セロジネ・メモリア フクバが受賞した(有)岡田蘭園賞の岡田蘭園は群馬の前橋にあります。ここもらん展を開催していて何回か見に行ったことがあります。プロやセミプロの人が多く素人には見学し難いらん展です。
無名子
何度か実物を見ましたがヒスイカズラの色は独特ですよね。
コンチディウム・エクスティナツム、可愛いですね (^o^)
クリオネが楽しそうに踊っているようです。
マキシラリア・ハニシアナム `ミルーフェイレス’
ちょっぴり 枯れ葉色の葉っぱのようで、
これも一風変ってますね。
長さん
ヒスイカズラを初めてご覧になったのは鳥取県でしたか。私は沖縄の東南植物楽園で初めて見ました。世の中にこんなに美しい花があるのだと、一遍で好きになりました。
デンドロビウム・セクンダム、絞りの帯揚げに似ているとは面白い形容ですね。
長さん
大船フラワーセンターにもヒスイカズラがあったのですか。改修で温室の加温を止めてしまったそうですね。
パンダナスの実は使い道がないようです。ただ、葉などには薬効成分があるようです。
デンドロビウム・セクンダム、花付きが面白いですよね。
長さん
つくば植物園は植物の研究をする部門もあるので、そこで解明されたようです。
ドリアンの実もトゲトゲですね。あれは悪臭ですが、食用になります。一方、パンダナス・フルカツスのほうは良い香りがするのに食べられない。正反対ですね、
コンチディウム・エクスティナツム、小さな花でピントが合いません。花の形はクリオネに似ていますね。
長さん
関東には、神代植物公園の他にも。とちぎ花センターや茨城県植物園、市川植物園、夢の島熱帯植物館など、ヒスイカズラの花を見られるところが何ヶ所かありますよ。
埼玉県の県章はやはり勾玉でしたか。
長さん
ヒスイカズラ、沖縄で初めて見たのですが、この花色にすっかり惚れ込んでしまいました。
デンドロビウムには、こうした房咲きの品種がありますが、セクンダムはその房が大きいです。全て開花したら見事でしょうね。
長さん
ヒスイカズラをぐんまフラワーパークや大船フラワーセンターでご覧になりましたか。大船は温室の加温が止められ、既に花は見られなくなっており、ぐんまフラワーパークももう無理でしょうね。とちぎ花センターでは毎年咲いています。
岡田蘭園は前橋ですね。先日、ララン藤岡のラン展にはブースを出していたようですね。
長さん
ヒスイカズラ、ご覧になったことがありますか。私は2009年に沖縄の東南植物楽園で咲いているのをみたときに、衝撃を覚えましたよ。それ以降、関東でも何カ所かに見に行っています。
コンチディウム・エクスティナツム、超ミニの花です。なので、アップの写真は失敗しました。花の時に葉がないというのも不思議な性質です。
マキシラリア・ハニシアナムは花弁の裏側が茶色なんです。
ミキ
皆さんのブログで見ていますから、見たことある様に
錯覚するほどです。花弁がこんな形とは面白いです。
神代植物園にあるのは知っているのですが、
なかなか花の時に遭遇しないのです。
どうも温室より外歩きが好きだからですね。
着生種のコンチディウム・エクスティナツム
何と可愛らしい花でしょう、見ていて嬉しくなりました。(^^♪
yoppy702
見た感じ、フレッシュですね。
翡翠色が、とっても素敵です。
それに、ここは、沢山あるし、株が立派やし、バックがこれやから、色が綺麗に撮れますね。
ボクも、今年、咲くやこの花館で新鮮なのを見たんですが、バックがガラスなのと、日当たりが良過ぎたので逆光になってしまいました。(^^ゞ
洋ラン展の方、コンチディウム・エクスティナツムが面白いですね。
花径が1cmにも満たないんや。
ホンマ、妖精が空中を踊ってるように見えますね。(^^)
イッシー
知らないことばかりですがこうやって書いていただけるとわかりやすいですね。
ラン展、私もいっぱい撮っちゃって・・・
これから記事編集するんですがただ並べるだけです。
デンドロビウム・セクンダム ‘ビート’が特に印象に残っています。
すーちん
ヒスイカズラ
色もですが形も
面白いですねー
高尾山、木の天辺に
着生ランが咲いてましたねー
長さん
ヒスイカズラ、是非、実物を見て下さい。お宅から近いところとを探したら、神代植物公園でヒスイカズラを見たのは2月末だったので、運が良ければまだ咲いているかも。
コンチディウム・エクスティナツム、クリオネみたいな形の花で、可愛いですね。
長さん
ヒスイカズラ、咲くやこの花館でご覧になったのでしたね。温室により咲く時期がまちまちで、1月の開花は早い方です。
コンチディウム・エクスティナツム、ご覧のように小さな花です。面白いのは、花の時期に葉が生えていないことです。
長さん
ヒスイカズラは開花期間が短いので、咲いていると知ったら直ぐに行かないとね、
デンドロビウム・セクンダム、花色が良いので写真向きですね。もう少し開花が進んだ状態が良さそうです。
長さん
ヒスイカズラの花の形はいかにもマメ科という感じですね。
高尾山で有名な着生種のランといえば、セッコクですかね。6月頃が良さそうです。