今回は、東園の東側に植えられたツバキの紹介です。
ツバキ ‘羽衣’(はごろも)
淡桃色で花びらの基部は更に淡い色、八重、蓮華咲き、筒しべ、
中~大輪。1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種
普通、ツバキは雁首から落ちるが、黄色く色あせた花が残っていた
ツバキ ‘横川絞’(よこかわしぼり)
紅地に白斑入り、牡丹咲き、中輪~大輪(花径約9cm)、埼玉産
花は残っておらず、落下した花を撮りました
ツバキ ‘加茂本阿弥’(かもほんあみ)
白、一重、抱え~椀咲き、太い筒しべ、中~大輪
ツバキ ‘錦魚葉椿’(金魚葉椿)
変わり葉椿の代表種で、葉の先端が金魚の尾びれのように3つに分かれる
花は未開花だった(白または赤、一重、中輪)。 花の写真はこちら
ツバキ ‘白露錦’(はくろにしき)
淡桃地、紅吹掛小絞、八重、抱咲き、中・大輪。江戸古種
ツバキ ‘朝鮮椿’(ちょうせんつばき)
朱紅色、一重、筒~ラッパ咲き、筒しべ、中輪。江戸期の「朝鮮
椿」は現在の「熊谷」のことで 本種は戦後に安行から出たもの
ツバキ ‘朧月’(ろうげつ)
白色、一重、筒~ラッパ咲き、筒しべ、中輪。別名:角葉白玉、盆白玉
ツバキ ‘瑞祥’(ずいしょう)
詳細不明。農紅色、中輪
ツバキ ‘太郎庵’(たろうあん)
淡桃色、一重、抱え~筒咲き、筒しべ、中輪。別名:園芸太郎庵
ツバキ ‘天の川’(あまのがわ)
白色、八重、抱え咲き、筒しべ、ときに旗弁、中~大輪
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種
ツバキ ‘淡妙蓮寺’(うすみょうれんじ)
紅色、一重、抱え咲き、筒しべ、中輪
ツバキ ‘マソティアーナ ルブラ’
海外作出品種。学名からすると、カンツバキ系と思われる
ツバキ ‘白菊’(しらぎく)
白色、重ねの厚い千重咲き、細長い樋状弁は時に列弁咲きにもなる、中輪
1695年の「花壇地錦抄」に載る古い品種
ツバキ ‘野々市’(ののいち)
極淡桃色(殆ど白に近い)、一重、筒~ラッパ咲、筒しべ、小輪
石川県野々市や鶴来の民家の栽培種
ツバキ ‘東洋錦’(とうようにしき)
白~淡桃色地、紅色の大小縦絞りが多い、一重、抱え~盃状咲き、
短い筒~輪芯、小~中輪。大阪で作られた品種
次回も、東園で見たツバキの色々です。
(つづく)
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