クリスマスローズ展2023 in Sunshaine City(2) 日本クリスマスローズ協会の新花コンテスト(1)

 2月18日、池袋サンシャインシティの噴水広場で開催された「クリスマスローズ展2023 in Sunshaine City〜もっと知りたい魅惑の花〜」(主催は、クリスマスローズ展2023 in Sunshaine City実行委員会)を見に行ってきました。
 今回から、日本クリスマスローズ協会主催「新花コンテスト」に出品された作品を紹介します。
 なお、品種名の下は、出品社(者)のコメントです。「隠し画像あり」の場合は、全体がご覧頂けます。
 手ぶれ、ピンずれがありますが、ご容赦下さい。


新花コンテスト・作品展示の様子
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< 最優秀賞> ・ 日本クリスマスローズ協会会長賞 ・
 ハイポネックス賞 ・ 新花コンテスト人気投票第2位 >
「シャガール メビウス」 加藤農園
グラデ-ションタイプの千重咲き    隠し画像あり
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< 優秀賞 ・ サンシャインシティ賞 >
「パバーネ孔雀」 横山園芸
綺麗に整ったセミダブルアネモネ咲き   隠し画像あり
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< 優秀賞 ・ ザ・ガーデン ヨネヤマプランテーション賞 >
クォーターロゼット咲き 吉田園芸
バラやシャクヤクのようなクォーターロゼット咲き。ふわりと重なる花弁
隠し画像あり
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< 特別賞 ・ 園芸ガイド賞 >
「白金(プラチナ)利休」 曽田園芸
「利休」のホワイトゴールド化
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< 特別賞 ・ トップドレッシング賞 >
二段唐子「レッドガーネット」 野田園芸
雄蘂が花弁化し、内弁が盛り上がった個体
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< 特別賞 ・ 趣味の山野草賞 >
「アンティーク メビウス」 加藤農園
アンティークカラーの千重咲き
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< 奨励賞 ・ 時之栖賞 ・ 新花コンテスト人気投票第1位 >
「ラウンドブーケ」 横山園芸
まさにブーケを思わせるような纏まりの良い小輪系プチドール
隠し画像あり
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< 奨励賞 >
多弁ダブル「アンティーク ベージュ」 野田園芸
花弁が多く豪華だが、くすみのあるニュアンス
カラーによってエレガンスな印象   隠し画像あり
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以下は、惜しくも入賞を逃した作品です

花うらない「ピスタチオ グリーン」 野田園芸
コンパクトで花立ちが非常に良い系統。横向き性が高い
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NO5 幻のチベタヌス交配 ふみ屋
内弁に太いピコティが入る。ベルギーブルーxチベタヌス交配
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「早春の想い」 牛山芳明(個人)
ピンクダブル白ピコティオーレア
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NO9 幻のチベタヌス交配 ふみ屋
ワイン色に斑が入っている。リグリスxチベタヌス交配
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「モーリー」 加藤農園
盛り上がりのある多弁セミダブル
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「恋 心」 片山農園
恋心のような花です
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多弁ダブル「グリーン リバーシブル」 野田園芸
グリーンと赤色のコントラストが美しく、シックな印象
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 2023年2月18日撮影。

 シリーズ3回目は、「新花コンテスト」に出品された作品の続きを紹介します。
(つづく)

この記事へのコメント

  • もこ

    一重咲き 半ダブル ダブル 八重 千重咲き
    様々な咲き方に魅了されました
    2023年02月23日 14:57
  • なおさん

     コンテストで入賞するような花は、さすがにスゴイことになっていますね。雪割草もそうですが千重、万重というような多重の花が生まれると、魅力にハマってしまうのでしょう。
     でも、沢山種子を播いて咲くまで育て、そのなかからこれぞというのを選び出す訳ですから、育種というのは手間もヒマもお金もかかり、場所もないと出来ませんね。
    2023年02月23日 15:09
  • eko

    次々と新品種が出てきますね。どの花も素晴らしいです。
    千重咲きのなどクリスマスローズなどクリスマスローズに見えません。
    入賞を逃した花々も素敵ですね。ワイン色に斑が入っている「NO9 幻のチベタヌス交配」が好みです。
    2023年02月23日 17:39
  • river

    流石に日本クリスマスローズ協会の新花コンテストですね。
    横山園芸(清瀬市)、野田園芸(杉並区)、加藤農園(東松山市)、吉田園芸(岩手県)、曽田園芸(島根県)、ふみ屋(西東京市)などそうそうたるナーセリーの作品が勢揃いです。広瀬園芸(山梨県)が無いのが意外です。
    多弁花が最近の傾向のようです。とてもクリスマスローズとは思えないような花です。
    2023年02月23日 19:04
  • 無名子

    こんばんは!
    千重咲きのクリスマスローズ凄いですね、豪華!
    個人的な好みは「白金(プラチナ)利休」とか
    「早春の想い」、シンプルな花に魅力を感じます。
    2023年02月23日 19:55
  • nobara

    千重咲きの「シャガールメビウス」は
    クリローと最初に言わなければ
    菊かラナンキュラス?とか思っちゃいますね。
    レッドガーネット、変わってるけど面白い🌸
    入賞を逃しても、ピコティ咲きに胸キュンします。
    モーリーもいいな(^o^)丿
    いろいろ追及されていますが
    原種系もいいなと思うこの頃です(^o^)丿

    2023年02月23日 20:16
  • 長さん

    🚩 もこさん、コメントありがとうございます。
    原種のクリスマスローズは殆どが緑の一重なんですが、ここ15年位の日本での新花作出はめざましいものがありますよ。
    2023年02月23日 21:15
  • 長さん

    🚩 なおさん、コメントありがとうございます。
    日本のクリスマスローズ育種は1990年代から始まって、わずか30年足らずでこの華やかさですから、各ナーセリーがかなり頑張った結果なのですね。殆どが企業ですが、個人でも新花を作り出しているのですから、すばらしいです。
    2023年02月23日 21:20
  • 長さん

    🚩 ekoさん、コメントありがとうございます。
    キンポウゲ科の植物は後輩がしやすいとは言え、日本の交配技術はすばらしいと思います。チベタヌスとの交配は難しいとされているらしいですが、ふみ屋さんはかなり頑張っていますね。
    2023年02月23日 21:27
  • 長さん

    🚩 riverさん、コメントありがとうございます。
    差すが、クリスマスローズについてもお詳しいですね。
    今回は多弁の品種やチベタヌス交配種が目を惹きました。
    広瀬園芸は昨年も新花コンテストに出展していませんでした。ここは小売りをしていないので、この様な場には出展しないようです。
    2023年02月23日 21:35
  • 長さん

    🚩 無名子さん、コメントありがとうございます。
    今回の新花は多弁のものやチベタヌス交配種が目を惹きました。多弁系は高く売れるので、新種作りが盛んなのかも知れません。
    プラチナ利休はこれぞクリローという花姿ですね。
    2023年02月23日 21:40
  • 空蝉

    こんばんは。
    クリスマスローズ展、流石に綺麗なだけでなく、こんなクリスマスローズも有るんだと言う驚きも有りますね。
    ま、私は「白金利休」とか「早春の想い」とかの優しそうな花が好きですが。。ww
    私の旅友でクリスマスローズ好きな方が居て毎年の様にここに行っています。私も誘われたことが有るのですが、ちょっと遠くて、、今年も行っているのだろうか・・?
    2023年02月23日 21:45
  • 長さん

    🚩 nobaraさん、コメントありがとうございます。
    「シャガールメビウス」は花弁の色にグラデーションが入っているのが目新しいのでしょうね。「レッドガーネット」はツバキの唐子咲きにも似ていますね。
    はっきりしたピコティがお好みですか。「早春の想い」の白いピコティも面白いなと思いました。
    私が気に入ったのは最期の「グリーン リバーシブル」かなー。
    2023年02月23日 21:48
  • イッシー

    どのお花もほんとに素敵ですね。
    今はまだこんなに凝ったお花は植わっていないけれど。
    何年かすればこういうのが主流になるんでしょうね~
    2023年02月23日 22:07
  • 長さん

    🚩 空蝉さん、コメントありがとうございます。

    クリスマスローズの新花開発では日本が世界のトップクラスだそうですから、こういう多弁系の花がたくさん出回るようになるのではないでしょうか。
    でも、クリスマスローズというと、白金利休」や「早春の想い」といったシンプルな花が好きだという人が多いようです。
    クリロ-好きなお友達がいらっしゃいますか。
    2023年02月23日 22:38
  • 長さん

    🚩 イッシーさん、コメントありがとうございます。
    新花開発の中心は多弁系のようです。多弁系は高いですが、沢山作られればコストも下がってくるでしょう。
    2023年02月23日 22:39
  • yoppy702

    千重咲き、アネモネ咲きってのもあるんですね。
    「シャガール メビウス」も「パバーネ孔雀」も、言われなければ、とてもクリローとは思えないです。(^^ゞ
    特に、「シャガール メビウス」、素晴らしいですね。
    「白金利休」、爽やかで綺麗です。
    「アンティーク メビウス」、正にアンティークの様相ですね。
    これがクリロー?と思うのも多いですが、新花という事は作出されたクリローなんですね。
    スゴイ技術ですね。
    2023年02月23日 23:57
  • 長さん

    🚩 yoppy702さん、コメントありがとうございます。
    これがクリロー?と思われる方も多いでしょうね。日本でクリローの交配が始まってまだ30年足らずですが、既に、その技術では世界のトップレベルにあります。これからも、様々な咲き方や色を持つ品種が作られていくでしょう。
    2023年02月24日 10:36
  • ジュン

    おはようございます
    どれも綺麗で素晴らしく
    見たことがない物ばかりです
    愛好家が多い理由がわかります
    2023年02月24日 11:16
  • 長さん

    🚩 ジュンさん、コメントありがとうございます。
    クレマチスは交配で様々な形や色の花が作られています。バラやランとともに嵌まりもののひとつだそうですから、愛好家が多いようですね。
    2023年02月24日 12:58
  • 信徳

    これもクリスマスローズ?と疑いたくなるような新花ですね。
    改良には凄い努力が有るのでしょうがこんなところにもクリスマスローズの人気が有るのでしょう。交配、種、苗など直ぐに出来るのですが新花となると簡単には行かないでしょう。誕生まで何十年掛かるのかな?
    2023年02月24日 19:27
  • 長さん

    🚩 信徳さん、コメントありがとうございます。
    クリスマスローズの新花は多弁のものが多くなってきたように思います。
    日本でクリローの交配が始まったのは1990年代からだそうですが、もう世界レベルだと言いますから、かなりピッチが速いですね。交配してから、数年で結果が出るようですよ。
    2023年02月24日 21:32