今回から、「フラワーデザインコンテスト」の紹介です。このコンテストは、アレンジメント、ブライダルブーケ、フローラルアクセサリーの3部門となっています。出展者は関東東海1都11県の専門家で、創造性や制作技術を競うものです。
今回は、フラワーアレンジメントの部に出展された優秀作品を紹介します。
使用花材:バラ。パフィオ、オンシジューム、コデマリ、ギョリュウバイ、スゲラ?、リキュウソウ、他
< 金賞 ・ 農林水産省関東農政局長賞 >
「Amour et paix 」 岩谷明子さん
コロナや戦争など、まだまだ不安定な世の中。そんな世の中で平和を
願う気持ちを表現してみました。 Amour et paix (愛と平和)
使用花材:デルフィニウム、スターチス、アリウム、ユキヤナギ、コチョウラン、雲竜柳、コロニラ
< 銀賞 ・ 日本フラワーデザイナー協会理事長賞 >
「早春の伊吹」 古屋侑希さん(東京都)
寒い冬を越えて、植物たちが芽吹き始める。その姿は小さく可愛らし
くもあるが、生命力に満ちている。その姿を表現したいと思いました。
隠し画像あり
使用花材:ラナンキュラス、スガピオサ、ラン、ナンテン、アオモジ、バラ、ハツユキカズラ、テイカカズラ、サザンカ、ブルースター、他
< 銀賞 ・ サンシャインシティ代表取締役社長賞 >
「円ーまどか」 本村祐子さん(千葉県)
穏やかな日々を祈って。ベアグラスを貼り込んで作った円盤、春を
待つ桜の枝、見つめ合い、笑い合ってこぼれる花。「当たり前の
平和な日々が戻りますように」の想いを作品に込めました。
隠し画像あり
< 銀賞 ・ JFTD会長賞 >
「平行から交差へ」 斉藤 仰さん(静岡県)
会いたい人に会えなかったり、なかなか交わらない「平行な世界」が数年
続きました。しかし、昨今、人々の交流が増え、「交差する世界」に戻り
つつあります。そんな交差が嬉しい気持ちを込め、作りました。
使用花材:苔梅、カトレア、アジサイ、フリージア、サンダーソニア、オンシジウム、スイセン、アオモジ、スプレーマム、バーゼリア、ヒペリカム、シロタエギク、スプレーカーネーション
使用花材:リューココリネ、ラナンキュラス、マトリカリア、ムスカリ、アリウム、コデマリ、ユキヤナギ、ブプレリウム、グラスペディア、他
使用花材:リューココリネ、フリージア、コデマリ、ゼラニウム、コチョウラン、ユキヤナギ、コロニラ、ゼンマイ、グリーンベル、他
使用花材:松、水仙
使用花材:パンジー、スターチス、クレマチス、ルピナス、アルストロメリア、スチールグラス、ミスカンサス、ハゴロモジャスミン
使用花材:しだれ柳、ラン各種、松、オキナグサ、ワスレナグサ、エリカ、チェッカベリー、ムスカリ、ハートカズラ、食虫植物、他
2022年1月28日撮影。
次回は、フラワーアレンジメントの続きと、フローラルアクセサリー、ブライダルブーケの優秀作品を紹介します。
(つづく)
つくば蘭展の記事と交互に投稿しています。
この記事へのコメント
nobara
面白い活け方ですね。
台の下に小さめの台があるのですね。
色のトーンも抑えてあって・・・
<銅賞・「静と動」高橋由名さん。の
流れの藻の感じを受けました。
どなたのアレンジも、独創的ですネ~\(◎o◎)/
もこ
思いも着かないような発想の面白さ
楽しんだり 感心したりして見させて頂きました
eko
river
自然ではありえない花の組み合わせて独自の世界観を構成しているようです。どの作品も見事です。
イッシー
私が過去に行った時には面白いとは思ったものの
ここまで心ひかれなかったかも。
やっぱりちゃんとした解説が入ると違いますね!
なおさん
信徳
フラワーデザイン、花ばかりでなく容器、付属品など
総合的に組み合わせた生け花ですね。
異次元の空間が花を使って生かされています、素敵です。
無名子
これだけ独創性に溢れたフラワーアレンジメント、
面白いな~ と思うものもあるけど、
頭の古い私には少し難しいです。
長さん
全て、その道のプロの作品ですから、かなり考えられていますね。
「流木紋」、確かに面白いです。上の白い段から下の段に向けて水が流れて落ちていく様子なんでしょうね。台座の下に足があるようです。「静と動」は松葉で流れを表現したのでしょう。
長さん
この道のプロの作品ですから、色々考えられていますね。やはり、使っている素材もバラエティに富んでいますし、妻の作品のように、ただアレンジしました、と言うようなものとは大違いです。
長さん
どの作品も、大変手が込んだものが多く、色々時間をかけて考えたんだろうなと思うようなものが並んでいました。金賞3作品の中では「流木紋」が一番モダンですね。
長さん
どの作品も経験を積んだプロの手になるものだけに、器から花材の選び方から始まって、デザイン性もなかなかのものでしたよ。
長さん
今回は、使用花材の紹介だけでなく、作者の意図も書き添えられていたので、紹介しました。それが分ると、作者の狙いが素人にも分りますからね。
長さん
私たちがたまに見るフラワーアレンジメントとはかなり質が違いますね。やはり、その道の専門家だけに、ありきたりのアレンメントでは勝負にならないと思ったのでしょう。
長さん
流石にプロの作品だけに、使用花材から始まって、器や組み立て方などなど、創造性に富んでいると思いました。
長さん
作者はこの道のプロだけに、例えば、公共の場や大きな小売店などの装飾を手がけているのでしょうから、妻などが家庭に飾るためのフワワーアレンジメントと同列に見る事は出来ないですね。
yoppy702
中には、彫刻の世界のようなアレンジもあるし、池坊?という感じのもあるんですね。
でも、どれも素晴らしい作品ですね。
「平行から交差へ」は、テーマの発想と花材の配色、花器がマッチしていて、こういうの好きです。(^^)
銅賞やけど、「静と動」が面白いですね。
でも、これって、生け花でもありそうな感じですね。
すーちん
フラワーアレンジメント
制作者も
たのしんでいけている
様子うかがえます^^
^
行き当たりばったり
どの作品も素晴らしいです。
タイトルも、よく考えたものですね。
タイトルと作品、よくマッチしています。
驚くしかありません。
長さん
姉上はフラワーアレンジメントを教えておられたのですか。それでは作品を見る機会が多かったでしょうね。
ここに出展の皆さんもプロですから、知識と経験に裏打ちされたものなのでしょうね。デザインも花材も色々吟味されていますよね。
長さん
今回は注文されたテーマではないので、自分の個性を表現するテーマを考え、知識と経験に裏打ちされた作品を作られたのでしょうね。
長さん
ご自分が決めたタイトルというか、テーマなので、かなり個性的ですね。やはり、技術と経験がものを言っています。
ジュン
1つ1つが素晴らしく見入ってしまいます
フラワーアレンジメントの個性が素敵です
コンテスト作品ですね
長さん
流石にプロの作品だけのことはありますね。日頃は注文者の要望に応える作品を作るか、生徒さんの作品を手直しするようなお仕事でしょうが、これはご自分のための作品でもあるでしょうから、力が入ったでしょうね。