今回も、つくば洋蘭会の皆さん作品の中からの紹介ですが、全て原種のランとしました。
デンドロビウム・シグナツム
Den signatum 冨田研二さん

ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナムに分布。花径4~6cm
デンドロビウム・フレデリックシアナム ‘リサ’
Den. friedericksianum ‘Lisa’ 鈴木良治さん

タイ、マレーシア、カンボジアに分布。花径4cm以上
デンドロビウム・ノビル ‘クックソニアナム’
Den. nobile ‘cooksonianum’ 冨田研二さん

インド北部~中国南部に分布。ノビルの中で唯一、三弁花になる名品
バンダ・クリステンソニアナ
Vanda christensoniana 木村 等さん

ベトナムに分布。2012年に登録。桜バンダと呼ばれているそうだ
オンシジウム・オルニソリンクム
Oncidium ornithorhynchum 赤谷晋一さん

メキシコからコスタリカまでに分布。花径2~2.5cm
バルボフィラム・ラシオキラム ‘ビルマ’
Bulbophyllum lasiochilum 'Burma' 小林貴代さん 奇妙な花形です

ミャンマー、タイ、マレーシアに分布する小型の着生種。花径4cm
コクレアンテス・アマゾニカ
Cochleanthes(旧Warczewiczella)amazonica 稲葉茂子さん

南アメリカのアマゾン川流域などに広く分布。花径10cm
パフィオペディラム・ワーディー ‘トキ’
Paph. wardii 'Toki' 斉藤正博さん パフィオでは人気の品種

雲南省南西部からミャンマーにかけて分布する地生種。花径~10cm
パフィオペディラム・フェイリアナム
Paph. fairrieanum x sib. 松野祐香さん

ヒマラヤ山麓の標高1200~3000m付近に自生する地生種。花径9~10cm
パフィオペディラム・リーミアナム ‘リバーサイド’
Paph. liemianum 'Rivweside' 斉藤正博さん

スマトラ島に自生する地生種。花径8cm
ファレノプシス・カプアセンシス
Phal. kapuasensis 吉田浩爾さん

ボルネオ島カリマンタン西部に分布する小型の着生種。花径2.8~3.5cm
バルボフィラム・メデューサエ
Bulbophyllum medusae 斉藤正博さん ランとは思えない花形

タイ南部からマレー半島、スマトラ、ボルネオに分布する着生種
種小名は、ギリシャ神話の髪が蛇である怪物メデューサに由来
スダメリカステ・コッビアナ
Sudamerlycaste cobbiana 鈴木良治さん

エクアドル、ペルー、ボリビアに分布。リカステの近縁種
唇弁の両側が深く切れ込み、毛が生えたように見える
チシス(キシス)・リミンギー
Chysus limminghei 石川悟郎さん 残念ながら、開花途中

メキシコ~アンデスシャン脈に分布。こんな花が咲きます
トリコセントラム・スプレンディダム
Trichocentrum splendidum 冨田研二さん

グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアに分布。花径7.5cm
カトレア・パーシバリアナ
Cattleya percivaliana ( 'Sammit' x 'Voltage' ) 倉持見永子さん

ベネズエラ東部の高地に自生
カトレア・パーシバリアナ・セミアルバ
Cattleya percivaliana semi alba 鈴木敏克さん

2023年1月24日撮影。Den signatum 冨田研二さん
ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナムに分布。花径4~6cm
デンドロビウム・フレデリックシアナム ‘リサ’
Den. friedericksianum ‘Lisa’ 鈴木良治さん
タイ、マレーシア、カンボジアに分布。花径4cm以上
デンドロビウム・ノビル ‘クックソニアナム’
Den. nobile ‘cooksonianum’ 冨田研二さん
インド北部~中国南部に分布。ノビルの中で唯一、三弁花になる名品
バンダ・クリステンソニアナ
Vanda christensoniana 木村 等さん
ベトナムに分布。2012年に登録。桜バンダと呼ばれているそうだ
オンシジウム・オルニソリンクム
Oncidium ornithorhynchum 赤谷晋一さん
メキシコからコスタリカまでに分布。花径2~2.5cm
バルボフィラム・ラシオキラム ‘ビルマ’
Bulbophyllum lasiochilum 'Burma' 小林貴代さん 奇妙な花形です
ミャンマー、タイ、マレーシアに分布する小型の着生種。花径4cm
コクレアンテス・アマゾニカ
Cochleanthes(旧Warczewiczella)amazonica 稲葉茂子さん
南アメリカのアマゾン川流域などに広く分布。花径10cm
パフィオペディラム・ワーディー ‘トキ’
Paph. wardii 'Toki' 斉藤正博さん パフィオでは人気の品種
雲南省南西部からミャンマーにかけて分布する地生種。花径~10cm
パフィオペディラム・フェイリアナム
Paph. fairrieanum x sib. 松野祐香さん
ヒマラヤ山麓の標高1200~3000m付近に自生する地生種。花径9~10cm
パフィオペディラム・リーミアナム ‘リバーサイド’
Paph. liemianum 'Rivweside' 斉藤正博さん
スマトラ島に自生する地生種。花径8cm
ファレノプシス・カプアセンシス
Phal. kapuasensis 吉田浩爾さん
ボルネオ島カリマンタン西部に分布する小型の着生種。花径2.8~3.5cm
バルボフィラム・メデューサエ
Bulbophyllum medusae 斉藤正博さん ランとは思えない花形
タイ南部からマレー半島、スマトラ、ボルネオに分布する着生種
種小名は、ギリシャ神話の髪が蛇である怪物メデューサに由来
スダメリカステ・コッビアナ
Sudamerlycaste cobbiana 鈴木良治さん
エクアドル、ペルー、ボリビアに分布。リカステの近縁種
唇弁の両側が深く切れ込み、毛が生えたように見える
チシス(キシス)・リミンギー
Chysus limminghei 石川悟郎さん 残念ながら、開花途中
メキシコ~アンデスシャン脈に分布。こんな花が咲きます
トリコセントラム・スプレンディダム
Trichocentrum splendidum 冨田研二さん
グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアに分布。花径7.5cm
カトレア・パーシバリアナ
Cattleya percivaliana ( 'Sammit' x 'Voltage' ) 倉持見永子さん
ベネズエラ東部の高地に自生
カトレア・パーシバリアナ・セミアルバ
Cattleya percivaliana semi alba 鈴木敏克さん
つくば洋蘭会の皆さん作品からの紹介はもう1回続きます。
(つづく)
関東東海花の展覧会の記事と交互に投稿しています。
この記事へのコメント
イッシー
river
造形の妙と言いましょうか自然とは思えないような花形のランがありますね。
今年の世界らん展の大賞はパフィオペディラムでしたね。
夕菅
こうして花と名札が一画面で見られるのは貴重な記録ですね。ありがとうございます!
eko
パフィオペディラム・ワーディー ‘トキ’も原種なんですね。魅力があります。
バルボフィラム・メデューサエもランですか。とてもランとは思えません。
nobara
いろいろ~あるんですね。
桜バンダと呼ばれるバンダ・クリステンソニアナ、
可愛い🌸ですね。デ?これもバンダ???
オンシジウム・オルニソリンクム、紫色が珍しいですね。
奇妙な蘭もあるんですね。
花の終わりじゃなくいつもこんな感じ?
バルボフィラム・メデューサエは
蘭じゃなくてハマユウの仲間かと思いました。
無名子
バルボフィラム・メデューサエ、
蘭ですよと説明されないと、蘭とは思えない花ですね。
他の花も、原種はちょっと変ってますね (^o^)
原種の方が面白みがありますね。
yasuhiko
素朴な味わいがあっていいですね。
オンシジウム・オルニソリンクムのような
小さな花をたくさん咲かせてるランが、
可愛くて好きな気がします。
長さん
ランの種類って凄くバラエティがありますよね。特に、バルボフィラム・メデューサエは変っています。
一つの品種だけでも、花の色や形が違うのがありますから。
長さん
原種は栽培種と違った面白さや意外性がありますから、原種しか栽培しないという人の気持ちも分ります。
世界らん展日本大賞、今日からですね。大賞は黄色のパフィオで、審査委員長の江尻宗一さんが優秀賞でした。今、ランの投稿が続いているので、今年も見学はパスしようかと思います。
長さん
つくば植物園でのらん展は確かに見学者が多いですが、午後なら比較的楽に見て回れますよ。
出典物には名札が付いていますから、ネットでちょっと調べれば記事に仕立てられます。でも、たまに、スペルを間違える方がおられるのは困ります。
なおさん
長さん
原種ランの中には初めて目にするものや、変った花が咲くものなど、色々でてくるので、見学も楽しいですよ。
パフィオペディラム・ワーディーはこれぞパフィオという花で、人気が高いです。
バルボフィラム・メデューサエ、今回のらん展の中で、一番の変わり種でした。
長さん
デンドロビウムは大属だけに、品種数も多いです。
バンダ・クリステンソニアナ、桜パンダとはうまいニックネームをつけたものです。
オンシジウムにも紫の花がありますが、この花形ではオルニソリンクムだけかも知れません。最初からこういう形なんです。
バルボフィラム・メデューサエ、ランの花としては異例ですね。
長さん
バルボフィラム・メデューサエ、 初めて見た人には蘭だと言っても信じてもらえないでしょうね。変わり種ベストテンの上位に来るでしょう。
蘭愛好家の中には原種しか育てないという人がいるくらい、魅力があるのです。
長さん
原種系は美しさは別として、変化に富んでいるので、これに嵌まっている人もいるようです。
小さい花が咲くランの中では、黄色い花が咲くオンシジウムの人気が高いです。
長さん
日本の野生蘭は世界の野生蘭に比べ、圧倒的に品種数が少ないので、主流になれないのは仕方ないですね。
栽培家も、原種にこだわって集めている方もおられるそうです。
yoppy702
素晴らしいというか驚きです。
ランに特化した展示会って行った事が無いので、多種多様に驚いてましたが、原種でもこんなに多種多様なんですね。
トップから、素敵な姿を見せて頂いてますが…
バンダ・クリステンソニアナ、可愛いいですね。
パフィオペディラムの原種も素敵ですね。
バルボフィラム・メデューサエ、スゴイ姿ですね。
「ランとは思えない花形」と言われてますが、もう溜息です。
いやぁ~長さんのお陰で、良い経験をさせて頂いてます。(^^)
ミキ
何だかため息が出そうです。
パフィオの仲間はどれも奇抜?で面白いですね。
ずっとランを見せていただいたなかに、
いろいろなパフィオがあり、楽しませてもらいました。(^^♪
すーちん
原種は原種の魅力
ありますねー
これを時間掛けて
改良していくんですねー
もこ
色んな種類にビックリですね
長さん
ランは原種は原種だけで749属2万6000種に及ぶと言われていますから、ここでご紹介できたのはほんの爪の先ということになります。更に、新種の発見が続いたいますから、もっと増えていきますし、これに交配種を含めたらまさに膨大ですね。
関西でも大きならん展が開かれているようなので、一度、いらしたらいかがですか?
至近では、咲くやこの花館「春のラン展」3月14日(火)~21日(火・祝)が開催されます。
長さん
ランは原種だけで膨大な品種数ですから、ラン展に行く度に、初めて知るものがあります。更に、新しく作られた交配種もどんどん出てきます。それらを見るのも、らん展の楽しさの一つなのです。
長さん
原種ランはそれだけで美しいものがたくさんありますが、それらを掛け合わせて更に美しいものを作り出そうとする人たちもいます。人間の欲望は果てしないですね。
長さん
バルボフィラム・メデューサエは変わり種の中でも、確実にベストテンに入るような品種だろうと思いますよ。