今回は熱帯雨林温室で見た花などです。西側1階(熱帯低地雨林室)での見頃は、ホンコンシュスランぐらいで、直ぐに東側2階の廻廊に行きました。そこは、気温26℃、湿度34%で居心地が良いです。
ホンコンシュスラン(香港繻子蘭)
ラン科ルディシア属の多年草(常緑地生種)。インド~中国南部に分布
濃い緑の葉と赤い筋が綺麗なので、ジュエルオーキッドとしても知られている
花は小さいですが、確かにランの顔つきです
サツマサンキライ(薩摩山帰来)
サルトリイバラ科サルトリイバラ属(旧シオデ科シオデ属)のつる性半低木
東南アジアに分布(日本では沖縄~九州南部)に分布
雌雄異株で、これは雌株だった
スパトグロッティス・ポルトゥス フィンシー
Spathoglottis portus-finschii
ニューギニア島に分布する地生種。花径は3~4cm。コウトウシランの仲間
エスキナンサス・ボスキアヌス
イワタバコ科エスキナンサズ属のツル性着生植物。原産はジャワ島など
エスキナンサズ属はアジアの熱帯や亜熱帯地域におよそ140種分布し、
日本にも西表島に1種、ナガミカズラ(長実蔓)が知られています
エスキナンツス・カーティシイ 熱帯アジア
インドガンピ(印度雁皮)の実
ジンチョウゲ科アオガンピ属の常緑低木。黄色い花がさくという
原産はインド、中国、マレーシア、ミャンマーなど。実の径は7~8mm
カメリア・ロシフロラ
ツバキ科ツバキ属の常緑低木。原産は中国南西部
花径2~4cmほどの小さい花をたくさんつける
別名:カメリア・ロサエフローラ、カメリア・ロゼフローラなど
ハイドゥンツバキ
ツバキ科ツバキ属の半耐寒性常緑小高木。ベトナム北部原産の原種ツバキ
ベトナムではテト(旧正月)を祝う花。グエン王朝時代は門外不出で
「幻の名花」と呼ばれた。別名:カイドウツバキ(海棠椿)、ベトナムツバキ
花径7cm前後、花弁は厚みがある八重の抱え咲き
ヒメサザンカ(姫山茶花)
ツバキ科ツバキ属の常緑小高木(5~10m)。琉球列島の固有種
沖縄では冬に咲くが、内地では春咲きらしい。花径は3cmくらい
ヒッペアストルム・エスコバルリア
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の多年草(球根植物)。ボリビア原産
花径は10cm位。ヒッペアストルムは、一般的にはアマリリスと呼ばれる仲間
ヒッペアストルム・ネルソニイ
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の多年草(球根植物)。ボリビア原産
パラモンガイア・ウェベルバウエリ(ウェーバーバウエリ)
ヒガンバナ科バラモンガイア属の多年草(球根植物)
ペルー、ボリビア原産。花径は16cm位。とても珍しい
2023年1月11日撮影。
(シリーズ終了)
次回から、1月24日に見に行った「つくば蘭展」の報告を投稿します。
この記事へのコメント
イッシー
行く季節で当然違うでしょうけれど、写真充実してますね。
ツバキ類も面白いです。
長さん
東側2階回廊は、その時期に花が咲いている展示場所になっています。また、手すりの鉢は企画展の様な使い方で、今回はエスキナンツスの色々が展示されていました。
カメリア・ロシフロラが気に入りましたよ。
nobara
一瞬、ティアレラみたいと思いました。
確かにアップで見ると蘭のお顔立ちです(^o^)丿
繻子というのは葉の事を表してるのですか?
サツマサンキライということいは「カカランハ」ですね。
カメリア・ロシフロラ、小さくて可愛らしいですね。
ベトナムツバキは多肉な花が独特ですね~
bunko
特に、ベトナムの椿きれいですね、どこかで見た気がするのですが思い出せません、交配は香り迄考えてやるのですね。
eko
カメリア・ロシフロラの可愛い花が素敵です。
グエン王朝時代の門外不出で「幻の名花」と呼ばれたハイドゥンツバキは品がありますね。
最後のパラモンガイア・ウェベルバウエリが初めて見ました。
river
今日、JA前橋に出かけたのですがたくさんの椿が売られていました。欲しかったのですが家には20数種80株ほどの椿がありこれ以上増やせません。
ハイドゥンツバキや金花茶などの原種の椿は何度か入手の機会があったのですが花の割に大きな葉が気になって結局購入しませんでした。
無名子
カメリア・ロシフロラ、侘助を思わせる色と姿、可愛いですね。
ハイドゥンツバキ、横から見ると椿?と思うけど、
正面から見る姿は椿、門外不出の名花ですね (^o^)
ヒメサザンカ、可愛らしい花ですね、
この花も直接見られたら・・・ 熱帯植物、残念です。
なおさん
サルトリイバラならお馴染みなのですが、さすがはつくばの植物園、サツマサンキライなどというのもあるのですねえ。
ベトナムのハイドゥンは、改築前の新宿御苑の温室で見たのが初めてで、その後神代植物公園の温室で、キンカチャともども見たものでした。
長さん
ホンコンシュスラン、花茎が伸びて、小さな花をさかせる所はティアレラを連想させますね。名の由来は、葉の表面に繻子のような艶がある事からとのことです。
カカランハが分りませんでした。調べて見たら、カカランという方言は、関わらないと言う言葉から、触らないという意味になったようですね。サルトリイバラには棘があるからかからんなんですね。
カメリア・ロシフロラは、ピンクの小さい花が可愛らしいですね。
ハイドゥンツバキ、厚い花弁が下向きなので、黄色いしべが赤く写ってしまいました。
長さん
植物園の温室は非日常の世界でもありますから。珍しい花も色々見る事が出来ます。好奇心の強い私にはありがたい所です。
ハイドゥンツバキ、やはり温室でご覧になったのかも知れませんね。
長さん
カメリア・ロシフロラ、ピンクの花が可愛いですね。
ハイドゥンツバキは肉厚の花弁が特徴です。
パラモンガイア、珍しいです。私はここで2度目の出会いです。
長さん
堺ラン展、今年も会場が狭いので、混雑が予想されます。行くか行くまいか、迷っています。先日、つくば植物園でランをたくさん見てきたので、今年もパスするかも知れません。
そう言われれば、原種ツバキの葉は大きめですね。
長さん
カメリア・ロシフロラ、ピンクの小さい花で、可愛いです。咲き始めは侘助のような形ですが、次第に平開します。
ハイドゥンツバキは花弁の形、厚さなど、ツバキとしてはちょっと異質な感じがします。耐寒性がやや弱く、真冬でも5℃以上が良いそうです。ヒメサザンカもツバキより耐寒性がないそうです。
長さん
ホンコンシュスランは、歯が美しいので、観葉植物としても楽しめますね。
サツマサンキライは今回初めて見ました。花も見てみたいものです。
神代植物公園でもハイドゥンツバキが展示されていましたか。私はキンカチャなら見たことがあります。
ミキ
ホンコンシュスラン、見事な株ですね。
花も可愛らしいです。
やはり気になったのが、ハイドゥンツバキです。
作ったような花びらが重なって素晴らしいです。
門外不出だったことも解るような気がします。
抱え咲きと言うのですか、美しいですね。(^^♪
yoppy702
ホンコンシュスラン、一つ一つを見ると、可愛いい顔しててますね。
こういう付き方してても、拡大するとランの顔やからスゴイですね。
サツマサンキライは、これが花なんですか?
パッと見、花後で実が出来てるように見えますね。(^^ゞ
エスキナンサス・ボスキアヌスって、イワタバコ科なんですね。
花の横顔見てたら、セージの仲間と思ってしまいました。(^^ゞ
カメリア・ロシフロラ、綺麗なツバキですね。(^^)
すーちん
梅の香りと
ヒヤシンスの香りを
足したような椿
クラクラですねー^^
長さん
ホンコンシュスラン、私が初めてここを訪れたときからずっと同じ場所にありますから、かなりの年代物です。
ハイドゥンツバキの花弁は厚手なので、切り花にしても長保ちしそうです。俯いて咲くので、写真は撮りづらいですが・・・。
長さん
熱帯雨林温室という名称ですが、東側は亜熱帯の樹木が植えられているので、あまり室温を高くしてありません。
ホンコンシュスラン、小さな花なんです。
サツマサンキライはネット情報が少なく、雌花の中央の花柱が最初からあるものなのかどうかは、分りませんでした。でも、ここには雌株しかありませんからね。
セージ類は花の形が似ていますが、エスキナンサスの色は、2枚目でも分るように、多様な咲き方をします。
カメリア・ロシフロラは花色が素敵ですね。
長さん
ヒメサザンカの花の香りを確かめるのを忘れました。尤も、確かめたとしても、私には、文字で表現するのが難しいでしょう。
もこ
アマリリスの斑入り咲きも良いですね
長さん
返信が遅れ、申し訳ありません。
日本で見るツバキの中にはハイトゥンツバキの様な咲き方をするツバキはありませんね。
アマリリスの園芸種の中にも花弁の中央に白い斑が入るものが色々ありますね。