前回に続き、会場最奥部に展示された入賞作品の中から、各賞受賞作品の紹介です。どの作品も、予め分類された出展部門ごとに審査されて第一席(ブルーリボン)を獲得したものです。
なお、スポンサー賞のないものは、重複受賞なしのルールが適用されたものです。
今回紹介するのは、主に、写真の下段に並ぶ作品です
カトレア・メルモ ‘ルージュ’
C.merumo 'Rouge' (C. Pri Pri × C. lundii)
倉持見永子さん < サンパウロ蘭協会賞 >
パフィオペディラム・プレミアムマジック
Paph. premium magic 寺田昭廣さん < つくば洋蘭会賞 >
カトレア・パーシバリアナ ‘リバーサイド’
C. percivaliana 'Riverside' 斉藤正博さん(重複入賞)
南米の比較的高地に見られる着生ラン
隠し画像あり(左クリックで表示されます)
カトレア・トリアネイ・コエルレア ‘ファクンダ’
C. trianaei fma. coerriea 'Facunda' トリアネイはコロンビア原産
出川浩治さん < 日本洋蘭農業協同組合賞 >
パフィオペディラム・クレイジー・レイク ‘エミ’
Paph. Crazy Lake 'Emi' 斉藤恵美子さん < 台湾蘭花産銷發展協會賞 >
パフィオペディラム・グラトリキシアナム ‘ラスター’
Paph. gratrixianum 'Lustre' 櫻井 一さん < ドイツ蘭協会賞 >
ビルマ、タイ、ラオスに分布
フラグミペディウム・ベッセアエ
Phrag. besseae 尾木克行さん(重複入賞)
コロンビア、エクアドル、ペルーのアンデス山脈東斜面に分布
パフィオペディラム・NKTファンタジー `ピュア ウォーター’
Paph. NKT Fantasy 'pure Water' 清水柾孝さん < 川崎洋蘭クラブ賞 >
カトレア・コクネシア(旧:ソフロニティス・コクシネア)
C. coccinea 原 幸彦さん < 日本・蘭協会賞 > ブラジル原産
パフィオペディルム・エンザン ブレンハイム `ケントク’
Paph. Enzan Blenheim ’Kentoku’ 石橋洋二郎さん < 下館愛らん会賞 >
カトレア・グレース カコ `サークルレッド’
C. Grace Kako 'Circle Red' BM/JGP 佐藤春雄さん(重複入賞)
リンコボラ・ゴールデン ピーコック `オレンジビューティ’
Rcv. Golden Peacok 'Orange Beauty' 佐藤春雄さん(重複入賞)
リンコボラ属は、ブラサボラ属とリンコレリア属の人工属
パフィオペディルム・フミズ デライト `シュウユウ’
Paph. Fumi's Delight 'Shuyu' 菊池秀樹さん
< オーキッドクラブ・藤沢賞 >
カトレア・コッキネア ’アマレロ’
C. coccinea fma. amarelo 原 幸彦さん < mytorchid賞 >
シクノデス・タイワン ゴールド ‘タイワン オレンジ’
Cycd. Taiwan Gold 'Taiwan Orange' 矢部俊夫さん
< みちのく洋らんセンター賞 >
2023年1月5日撮影。カトレア・メルモ ‘ルージュ’
C.merumo 'Rouge' (C. Pri Pri × C. lundii)
倉持見永子さん < サンパウロ蘭協会賞 >
パフィオペディラム・プレミアムマジック
Paph. premium magic 寺田昭廣さん < つくば洋蘭会賞 >
カトレア・パーシバリアナ ‘リバーサイド’
C. percivaliana 'Riverside' 斉藤正博さん(重複入賞)
南米の比較的高地に見られる着生ラン
隠し画像あり(左クリックで表示されます)
カトレア・トリアネイ・コエルレア ‘ファクンダ’
C. trianaei fma. coerriea 'Facunda' トリアネイはコロンビア原産
出川浩治さん < 日本洋蘭農業協同組合賞 >
パフィオペディラム・クレイジー・レイク ‘エミ’
Paph. Crazy Lake 'Emi' 斉藤恵美子さん < 台湾蘭花産銷發展協會賞 >
パフィオペディラム・グラトリキシアナム ‘ラスター’
Paph. gratrixianum 'Lustre' 櫻井 一さん < ドイツ蘭協会賞 >
ビルマ、タイ、ラオスに分布
フラグミペディウム・ベッセアエ
Phrag. besseae 尾木克行さん(重複入賞)
コロンビア、エクアドル、ペルーのアンデス山脈東斜面に分布
パフィオペディラム・NKTファンタジー `ピュア ウォーター’
Paph. NKT Fantasy 'pure Water' 清水柾孝さん < 川崎洋蘭クラブ賞 >
カトレア・コクネシア(旧:ソフロニティス・コクシネア)
C. coccinea 原 幸彦さん < 日本・蘭協会賞 > ブラジル原産
パフィオペディルム・エンザン ブレンハイム `ケントク’
Paph. Enzan Blenheim ’Kentoku’ 石橋洋二郎さん < 下館愛らん会賞 >
カトレア・グレース カコ `サークルレッド’
C. Grace Kako 'Circle Red' BM/JGP 佐藤春雄さん(重複入賞)
リンコボラ・ゴールデン ピーコック `オレンジビューティ’
Rcv. Golden Peacok 'Orange Beauty' 佐藤春雄さん(重複入賞)
リンコボラ属は、ブラサボラ属とリンコレリア属の人工属
パフィオペディルム・フミズ デライト `シュウユウ’
Paph. Fumi's Delight 'Shuyu' 菊池秀樹さん
< オーキッドクラブ・藤沢賞 >
カトレア・コッキネア ’アマレロ’
C. coccinea fma. amarelo 原 幸彦さん < mytorchid賞 >
シクノデス・タイワン ゴールド ‘タイワン オレンジ’
Cycd. Taiwan Gold 'Taiwan Orange' 矢部俊夫さん
< みちのく洋らんセンター賞 >
次回も、優秀作品(ブルーリボン)の続きをご紹介します。
この記事へのコメント
なおさん
最後のはタイワンオレンジという銘ですか。オレンジというよりクロユリなどのようなチョコレート色で独特な色あいで面白いですね。
空蝉
入賞作品と有って、流石に綺麗なランばかりですね。
とは言え、一定のレベルまでは違いが分かるのですが、入賞クラスになると難しいですね。
バラ展示会で毎回入賞する友人と話したことが有りましたが、説明を受けても良く分かりませんでしたし、やっぱりその道を突き詰めると奥が深そうです。w
信徳
nobara
素人には選ぶ作業も大変だなと思います。
甲乙つけるわけですもんね。
あら?👆の言葉ももはや死語ですかね~
私も‘タイワン オレンジ’にン??となりました。
bunko
eko
カトレア・メルモ ‘ルージュ’は好みの花です。
あまり見ない真っ赤なカトレア、最後の ‘タイワン オレンジ’はオレンジではなくて黒色にびっくりです。
無名子
甲乙付け難し、さすが入賞作品、
素人にはどれも素晴らしいとしか言いようが無いです。
選ぶには選ぶなりの基準があると思うけど、
その差って僅かなんでしょうね。
river
グランドマザー
お正月早々に たくさんのランの花
さすがに入賞作品は甲乙つけがたく どの花もとても素敵ですね
この日に合わせて見ごろを迎えるように仕立てるんでしょうね
入賞しなくても皆さん努力賞ですよね
シクノデス・タイワン ゴールド ‘タイワン オレンジ’
欄の花なんですね~
色といい花の形といい 見とれます
遅くになりました
今年もよろしくお願い申し上げます
長さん
ラン展は審査日に最高の状態で無ければならないので、その日を目標に開花調整するのでしょうが、温度や日照時間をコントロールするためには、どうしても温室が必要でしょうね。
ネット画像で見るシクノデス・タイワンゴールドはもっと明るい色なんですが、なぜこんな個体名を付けたのか疑問です。
長さん
ランの審査は、花の形、花色、花径、弁質、花序と花の付き具合などを見て、総合的に点数を付けるそうです。つまり、素人目に綺麗だけでは入賞するかどうか分からない、ということになりますね。
長さん
渡しもランを数種類育てたことがありますが、ミニ胡蝶蘭以外は1年~数年で駄目になりました。今は、ランの花粉によると思われる痰(後鼻漏)が酷いので、栽培を止めています。
この様に出展されている方々はご自宅に温室完備でしょう。
降魔成道
長さん
全日本蘭協会の理事の方々は多くが認定審査員の資格をお持ちなので、選ぶ目も確かです。甲乙丙丁、今は使いませんね。現代では優劣とか上下とカ言うのでしょうね。
シクノデス・タイワン ゴールドは、もっと薄い色なんですが。この個体の花色は濃いです。でも、タイワンオレンジは、名前の書き間違えじゃないかと思うのですが・・・。
長さん
多くの愛好家が集まると、中には、他人と違ったものや珍しい品種を育ててみたいという方がおられるのでしょうね。
最期のシクノデス・タイワン ゴールド、珍しいです。本来はもっと薄い色なのですが、この個体は色が濃いです。でも、タイワンオレンジという個体名には???です。
長さん
カトレア・メルモ ‘ルージュ’がお好みですか。カトレアにしては、ちょっと小振りな花が咲いています。ルージュは口紅だと思うのですが、リップの色は濃い紫ですね。
最期の品種の花色は、本来、もっと薄い色なんですが、この子鯛は焼けに濃いです。個体名のオレンジは???です。
長さん
我々素人は、綺麗か、色が良いか、なんて一般的な氷華しか出来ませんが、審査員はもっと多くの項目でポイントを付け、総合点で優劣を付けるのだそうです。具体的には、資格を持った審査員が、花の形、花色、花径、弁質、花序と花の付き具合などを見て、総合的に点数を付けるそうです
長さん
あちこちのラン展を見に行っていると、リボン賞を取られるような方々の名前は自然に頭に残りますね。
属名も小種名もラテン語のイタリック体(斜体)で、属名の1文字目は大文字、小種名は小文字だけ、なんて国際的な命名規則がありますが、日本語のサイトで、学名をイタリック体で表記しているのはWikipediaなど少数ですね。
長さん
このラン展は毎年、年始めに開催されるので、楽しみにしています。
どのラン展も同様ですが、開催日の前日が審査日で、その日に花が最高の状態になるようコントロールしなくてはならないので、空く数のラン展に出展する方は本当に大変だと思います。
シクノデス・タイワン ゴールドの花はもっと薄い筈なんですが、この個体は色が濃いです。
長さん
洋ランフェスタに行かれましたか。私がランの花を初めて見たのはつくば植物園の温室に行ったときではないかと思いますが、一遍で好きになりましたよ。
このラン展は、アマチュアでも相当なベテランの方が出展しておられます。
ミキ
どの蘭も素晴らしくて、優秀作品だけありますね。
今回は、パフイオの花を見て奥の深さを感じました。
パフィオペディルム・フミズ デライト `シュウユウ’の
ふくらみの立派な事にびっくりです。(^^♪
yoppy702
一輪でも存在感がありますね。
フラグミペディウム・ベッセアエが真っ赤でシンメトリーなので、メッチャ綺麗ですね。(^^)
シクノデス・タイワン ゴールド ‘タイワン オレンジ’、色、姿、イイですね。
こういう色(クロユリ、チョコレートコスモスなども)だけで、何か惹かれるんです。(^^ゞ
すーちん
優賞作品も入賞作品も
出品作品すべて心込めて
栽培者は手がけてるんですねー
草凪みかん
カトレア・トリアネイ・コエルレア ‘ファクンダ’
この花が一番好きです。
白系がいいかな♪
ジュン
タイワン オレンジには驚きました
長さん
ランこそ全てではないですが、ラン好きなのは間違いないです。
展示品種の優劣は、私には付けられませんが、こういう優秀作目が養われるかもね。
パフィオペディルム・フミズ デライトは小柄な品種で、花弁が小さいですから、「袋」が大きく見えます。
長さん
パフィオペディラムは1茎1花が多いですが、中には枝分かれして沢山の花を咲かせるものもありますよ。
フラグミペディウム・ベッセアエは小さな花です。会場が暗いので本来の色が出ず、かなりレタッチしました。
シクノデス・タイワン ゴールドは本来もっと明るい色なのですが、この個体はかなり濃い色でした。タイワンオレンジという個体名はこれに合いませんね。
長さん
ランを育てるのは易しいようで、かなり難しいですが、やはり、出展されるような方は皆さんベテランとお見受けしました。品種にこだわる人もいますが、色々手がけている方も多いです。
長さん
カトレアは華やかなものが色々ありますが、カトレア・トリアネイ・コエルレアは上品な感じがしますね。
長さん
タイワンオレンジという個体名は、この花とは釣り合いが取れませんね。 シクノデス・タイワン ゴールドの花はもっと明るい色の筈なんですがねー。
イッシー
カトレアも斎藤さんだったんですね。
長さん
上位入賞作品の手前は小さいものが多かったですが、やはり斉藤正博さんの作品は目立ちます。