JOGA秋の洋らんフェア2022にて(2) 優秀作品の紹介(その2) & メダル審査認定作品など

 11月25日、昭和記念公園の花みどり文化センターで開催された「2022年 JOGA秋の洋らんフェア」(11/25~27)を見に行ってきました。
 今回は、優秀作品その2の紹介と、メダル審査認定作品などの紹介です。


< ホワイトリボン賞 ・ 中藤洋蘭園賞 >
リンコレリオカトレア・インセクト ウイング
Rlc. Insect Wing 'Jyunko' SBM/JOGA
Rlc. Vicky Gold 'Forever Sixteen' BM/JOGA x C. Lula 'Hot Pink' AM/AOS
髙橋義孝さん
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< ホワイトリボン賞 ・ アザブナーセリー賞 >
リンコレリオカトレア・レディー ワカスギ
Rlc.. Lady Wakasugi 'Ginza Beauty'
池上 慧さん
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< ホワイトリボン賞 ・ 奥田園芸賞 >
バルボフィラム・ピンテゥンエンセ
Bulbophyllum pingtungense 台湾南部に分布する着生種 花の長さ1.5cm
和田 洋さん  隠し画像あり(画像クリックでご覧下さい)
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< ホワイトリボン賞 ・ みちのく洋らんセンター賞 >
グリアンセとカトリアンセの交配種
Gur. (旧C.) bowringiana x Ctt. Chocolate Drop
神谷多佳子さん
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リボン賞の紹介は以上です。 以下は、メダル審査認定作品です

 JOGA(日本洋蘭農業協同組合)のメダル審査は世界レベルの経験豊かな審査員によって行われます。花そのものの質(大きさ・色彩・花の数等)を100点満点で評価し、審査の結果75点以上のポイントを取った花が入賞として扱われます。
 その点数によりGM(ゴールドメダル。数年に1つ受賞花が出るかどうかというすばらしい花)、SSM(スーペリアシルバーメダル)、SM(シルバーメダル)、SBM(スーペリアブロンズメダル)、BM(ブロンズメダル)に認定されます。詳しくはJOGAのHP(こちら)をご覧下さい。
 出品者名の後ろに、太字で表示したものが今回の審査結果です。


カトレア・ジャッキー スティッドハム
‘グランブルートライアンフ’

C.Jackie Stidham ‘Gran Blue Triumph’ AM/AOS
須和田農園  SBM認定
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リンコレリオカトレア・フィアー トライアングル
‘デープ カーネリアン’

Rlc. Fire Triangle'Deep Carnelian'
須和田農園  SBM認定
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カトレア・マキシマ・セミアルバ ‘ベッケンバウアー’
C. maxima fma. semialba 'Beckenbauer'
須和田農園  SBM認定
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セロジネ・サンライズ マジック ‘ユリカ’
Coel. Sunrise Magic ‘Yurika’
やまはる園芸  SBM認定
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リンコレリオカトレア・パーフェクト レディ
‘ピュア ビューティ’

Rlc. Perfect Lady 'Pure Beauty' (Tokyo Ladys x Twenty First Century)
清水柾孝さん  SBM認定
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ファレノプシス・ベリーナ アルバ ホワイト ブレス’
Phal. bellina fma. alba 'White Breath'
ボルネオ、サラワクを代表する香りの胡蝶蘭
清水柾孝さん  BM認定
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カトレア・ワルケリアナ ペロナ ‘ミーナ12’
C. walkeriana perola 'Miina12' ('Leo' x 'New Sampre')
石野好胤さん  BM認定
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以下は、平台展示の中から撮影してきた作品です

セロジネ・アッサミカ  Coel. assamica
ブータン、アッサム地方、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国の
標高700~1500m に生育する  やまはる園芸
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デンドロビウム・スブリフェラム Den. subuliferum
パプアニューギニアの標高300〜2000mに分布する、小型の着生種
アザブナーセリー
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カデティア・フニフォルミス Cadetia funiformis
ューギニアやオーストラリアのクイーンズランド州の標高
500~800mに分布する小型の着生種。花径は6mmくらい
アザブナーセリー
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プレウロタリス・アングスティペタラ
Pleurothallis angustipetala
コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビアの標高2,000~
3,200 mに分布する、耐寒性の小型着生種。花の長さ2cm
中藤洋蘭園
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 2022年11月25日撮影。

 次回も出展作品の紹介です。
(つづく)

この記事へのコメント

  • イッシー

    やっぱり見事なお花多いな~!
    JOGAのラン展っていつもですがレベル高い気がします。
    2022年12月05日 12:53
  • 信徳

    昨日もカトレア褒めたんですがカトレアが今年は多いような気がします。根強い人気が有るのでしょう。新品種も作り易いのでしょうか?
    2022年12月05日 13:23
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    JOGA洋らん展はランの栽培業者の出展が多いですから、花のレベルは高いです。
    2022年12月05日 13:49
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    カトレアは種類が多いだけではなく、美しい品種が多く、また、交配種も沢山作られているので、ラン展では出展が多いです。新品種作りは大変ですが、それでも栽培業者はチャレンジしているようです。
    2022年12月05日 13:52
  • river

    ランの原種は野趣や独特の美しさがあり、その魅力にはまって「原種好き」になる人も少なくありません。一方、新たな花を求めて交配を行う人もたくさんいます。新たな花が見られるには6,7年はかかりますが優秀花が生まれた時は何物にも代えがたいものがあることでしょう。
    須和田農園が頑張っていますね。
    2022年12月05日 15:02
  • なおさん

    らん展もしばらくご無沙汰しています。世界らん展には何度か行きましたが、あまりひとの多さに辟易したというのと、コロナ騒ぎでひとが多く集まるところは敬遠したい、というのがありましたよねえ。今は行動制限の緩和もあり、らん展も開催されるというのは愛好家には良いでしょうね。

     花みどり文化センターなら、もの凄く大混雑ということもないでしょうから良いですね。
    2022年12月05日 19:11
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    ランは嵌まれば嵌まるほど面白いでしょうね。斉藤先生などはご自分で交配種を作り出していますね。
    須和田農園は松戸市の隣の市川市なので、いつかは覗いてみようと思っているのですが、未だに果たせません。
    2022年12月05日 19:13
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    私も昨年の世界ラン展日本大賞は見に行く尾をあきらめました。確かに、凄い人ですものね。
    今回は初日の午前中ということで、店舗を出している業者さんの人数の方が多いくらいでした。
    2022年12月05日 19:17
  • 無名子

    こんばんは!
    優劣は分らないけど、優秀作品が紹介されているだけ有って
    どれも綺麗ですね (^o^)
    2022年12月05日 19:18
  • eko

    どの花も魅力がありますが、やはりカトレアが美しいですね。一番上の花色が素敵です。
    下の4枚は珍しい花ですね。それぞれ個性的な花が咲いています。
    2022年12月05日 20:25
  • 長さん

    無名子さん、コメントありがとうございます。
    今、私が一番興味を持っている花がランなんですよ。美しい花もあれば、醜い花もありますが、その多様性に惹かれました。
    2022年12月05日 21:44
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    JOGA(日本洋蘭農業協同組合)のラン展はナーセリーからの参加が多いので、やはり、商品として人気があるカトレアやパフィオペディラムなんかの出展が多いですね、
    下から4枚は、ちょっと珍しい品種を選んでみました。
    2022年12月05日 21:48
  • yoppy702

    メダル審査は、75ポイント以上で認定なんですね。
    GM ~ BMまである中で、今回、アップされてるのは、SBMとBM。
    SBMとBMでも、素晴らしいと思うから、それ以上の作品、そして数年に一度と言われるGMってスゴイ作品なんですね。
    ボクの場合、全く解らないので、ホワイトリボン賞の奥田園芸賞が好きです。(^^ゞ
    隠し画像を見て、興味が湧きました。
    2022年12月06日 00:55
  • すーちん

    おはようございます
    カトレアというと
    淡い感じの色
    思い浮かべますがー
    濃い赤系印象的ですー
    2022年12月06日 08:05
  • 長さん

    yoppy702さん、コメントありがとうございます。
    メダル審査は通常SBMまでが多いです。GMは一度だけ見たことがあります。
    バルボフィラム・ピンテゥンエンセがお好みですか。バルボフィラムの中では小さな花が咲く品種で、あまり見かけません。
    2022年12月06日 13:34
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    カトレアの原種は白ないしピンクの花弁でリップに赤が入ったりするものが多く、真っ赤な花の品種は少ないです。交配種は濃い赤の品種を親にしたのでしょうね。
    2022年12月06日 13:40
  • yasuhiko

    花みどり文化センターにいらしてたんですね。
    11月の下旬ですか。晩秋から初冬へと
    季節が移り変わる花の少ない時期、ランの花の
    鮮やかな色彩が、印象的に思われます。
    2022年12月07日 17:48
  • 長さん

    yasuhikoさん、コメントありがとうございます。
    11月から私の好きなラン展が始まりました。このラン展は昨年より出品数が少ないとのことですが、ランの栽培業者も出展しますので、質の高い花を見る事が出来ました。
    2022年12月07日 21:22

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