今回も、箱根湿性花園の本園で見た花や実などです。今回はピンぼけ写真が多く、スマホで撮った風景写真を間に挟んで投稿しています。
低層湿原の植物区の風景
イナゴが止まっている古い切り株に、年を経たキノコ
タイアザミ(大薊)
キク科アザミ属の多年草。ナンブアザミの変種。別名:トネアザミ
花期は8~11月。箱根にも多い
シシウド(猪独活)の実
セリ科シシウド属の多年草。日本固有種。本州~九州の 山地の草原に分布
花期は8~11月。既に実の殆どが落ち、哀れな姿に
ヌマガヤ草原の植物区の風景
奥の山裾から左上に伸びる黄緑色は「仙石原ススキ草原」です
上の写真の反対側(北側)今年は紅葉が遅いようだ
コウホネ(河骨、川骨)
スイレン科コウホウネ属の水生多年草。日本では北海道~九州に分布
花期は6~10月。花径は4~5cm。箱根では絶滅。アップも撮ったが、白飛び
ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾木香)
バラ科ワレモコウ属の多年草。日本では、北海道と関東以北の本州に分布
花期は8~10月
カラフトイバラ(樺太茨)の実
バラ科バラ属の落葉低木。北海道、群馬県、長野県に分布(絶滅危惧種)
別名:ヤマハマナス、カラフトバラ、ミヤマバラ、コバノミヤマバラ
クガイソウ(九蓋草、九階草)の実
オオバコ科クガイソウ属の多年草。花期は7~8月。花序の長さは10~25cm
日本の本州に広く分布し、山地や高原の日当たりの良い草地に生育する
小さな実がたくさん付いていた。 こんな花が咲きます
マツムシソウ(松虫草)
スイカズラ科マツムシソウ属の越年草。日本固有種。箱根にも分布あり
マツムシソウに飛来したシータテハ(C立翅)。右前翅の黒い斑に異常あり
ヤマラッキョウ(山辣韭)
ヒガンバナ科ネギ属の多年草
日本では、本州(秋田県以南)、四国、九州に分布
これから歩く『仙石原湿原植生復元区」にも沢山咲いていた
次回、もう1回続きます。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
信徳
もこ
こからは目線を上に紅葉を愛でる季節ですね
river
ヤマラッキョウが咲いているのは分かるのですがマツムシソウがいまだに咲いているのにはびっくりです。
なおさん
まだまだタイアザミやらマツムシソウの名残やらヤマラッキョウが見られるとはありがたいですね。
eko
コウホネは箱根では絶滅なんですね。残念です。紅葉はまだこれからのようですね。
無名子
タイアザミ、何処にでもありそうなアザミなんだけど、
我が家周辺はノハラアザミの方が多い用です。
マツムシソウ、ヤマラッキョウ、今年も見に行けませんでした。
どちらも綺麗ですよね (^o^)
bunko
長さん
根湿生花園の敷地は昔、田んぼだったそうで、当時の農業用水路が今も残されています。水源は箱根山の湧水だそうです。
ピンクのヤモリがいますか。我が家でも妻がイモリを見つけました。全体に黒かったそうです。
長さん
今年は箱根も温暖化の影響が出ているようで、少なくなったとは言え、まだ色々花が咲いていました。花期が8月から9月頃のサワギキョウもまだ咲いていました。
長さん
秋ですから花は少なくなっていますが、まだまだ楽しめました。今年の紅葉は遅れ気味で、多分、今頃は見頃の期間に入ったことでしょう。
長さん
トネアザミは関東地方なら普通に見られるようですが、箱根湿性花園には展示がありません。富士山が近いだけに、フジアザミは咲いていましたよ。
マツムシソウの花期は8~10月だそうですから、まだまだ沢山咲いていましたよ。
長さん
今年の箱根は黄葉が遅いようです。カエデのウォッチングラリーが実施中ですが、12種あるカエデの殆どがまだ紅葉(黄葉)していませんでした。
タイアザミやマツムシソウ、ヤマラッキョウは11月になっても咲き残るような気配でしたよ。
長さん
花は少ないかなと思って行ったのですが、予想以上に咲いていましたよ。紅葉は遅れているし、ここも温暖化の影響を受けているのかも知れません。
箱根のコウホネが野生絶滅とはビックリですよ。
長さん
タイアザミの自生地は関東地方と東海地方となっていますが、別名のトネアザミで分るように関東の北部には少ないのかも知れません。
マツムシソウやヤマラッキョウ、ここではまだ沢山咲いていました。
長さん
箱根の山や湿性花園は若い頃に行かれたきりですか?我が家よりお近くなのですから、もっと行って下さい(笑)。
nobara
コウホネもまだ咲いていましたか?
ナガボノシロワレモコウ、終焉の姿ですね。
ヤマハマナスってあるんですね。
小さくてかわいいですね。
クガイソウの花穂の終わりの姿、びっくり@@
シータテハも花の在りかを知ってるんですね。
ヤマラッキョウ、綺麗な花ですね~
ミキ
その代わり草紅葉がきれいです。
ヤマラッキョウが大きな株で立派ですね。
先日私もヤマラッキョウに出会いましたが、
パラパラと3輪ほどでした。(^^♪
yoppy702
その中でも、「ヌマガヤ草原の植物区の風景」、その反対側…
素敵ですねぇ。(^^)
ナガボノシロワレモコウって、見た事ないです。
これもワレモコウの仲間なんですね。
クガイソウの実にビックリ。
花は見てますが、実は見た事ないです。
こんな風になるんや…
マツムシソウ、好きな花の一つです。
シータテハ、綺麗に撮れてますね。(^^)
すーちん
草花の時期もいいですがー
草紅葉のこの時期も
見応えありますねー
長さん
ここではノハラアザミやタイアザミがあちこちで咲いていましたが、トネアザミは収録していないようです。
コウホネは最期の一輪でした。
カラフトイバラ(ヤマハナナス)の実の径は1cmほどでした。
クガイソウ、花数が多いだけに実の付き方も半端じゃないです。
シータテハは蜜を吸う合間にじっとしていてくれたので、ピンが合いました。
ヤマラッキョウは仙石原湿原植生復元区でも沢山咲いていたので、次回も登場します。
長さん
落葉樹の紅葉の進み方を見ると、ちょっと遅いかなと思いますが、草紅葉はしっかり見る事が出来ました。
ヤマラッキョウ、最期の写真は数株纏まっているようです。次回にも登場します。
長さん
ここは山も近く、園内には池の面積も広いので、風景は綺麗ですよ。水草の浮く池に青空が映り込んでいます。
ナガボノシロワレモコウ、終盤の姿です。ここにはないですが、赤花種も存在します。
クガイソウ、花茎に沢山の花が咲きますが、それの殆どに実ができるようです。
マツムシソウ、つぼみもあったので、まだ咲きそうです。蝶は休憩中だったらしく、ピンが合いました。
長さん
草紅葉は見頃になっていましたが、落葉樹の紅葉にはちょっと早かったです。今頃行けば、見頃になっているでしょう。