26日に行った箱根湿性花園の「秋の山野草展」で見た花や実などを投稿していますが、今回も企画展示場の北側、ロックガーデン風の展示スペースで撮影したものです。
展示風景その3です
ホソバタムラソウ(細葉田村草)
キク科タムラソウ属の多年草。本州、四国、九州の山地や草原に自生
小型のタムラソウで、花もタムラソウより小さく、葉が細い
別名:ホソバヒメタムラソウ。ホソバタムラソウは流通名で、関西では
タンナタムラソウとして流通していると記載するサイトもあった
花期は9~10月。花径は1cmほど
ハコネギク(箱根菊)
キク科シオン属の多年草。本州(関東・中部)の山地の草原に生える
花期は8~10月。花径は2cm。箱根では駒ヶ岳など山頂の草原に多い
キヨスミコンギク(清澄紺菊)
キク科シオン属の多年草。千葉県の清澄山周辺で発見された
花期は10=12月。花径2cm。ノコンギクの地方変種、あるいは、雑種らしい
キセワタ(着せ綿)
シソ科メハジキ属の多年草。日本では北海道~九州に分布。絶滅危惧II類(VU)
花期は8~10月。花冠の長さは2.5~3cm
コマユミ(小真弓)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。枝に翼がない
シロマユミ(白真弓)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木。果皮が白色となる園芸種
コハマギク(小浜菊)
キク科キク属の多年草。花期は9~11月。花径は4~5cm
北海道と本州の茨城県以北に分布、海岸の岩場に生える
アカバナコハマギク(赤花小浜菊) 初めて見ました
名札によると、北海道と茨城県以北の太平洋側に分布しているという
メギ(目木)の実と紅葉
メギ科メギ属の落葉低木。日本では本州の東北地方南部から、四国と
九州にかけて分布。茎や根を煎じて洗眼薬に利用されていた
別名:コトリトマラズ、ヨロイドオシ
白花フジバカマ(白花藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。園芸種
アロニア・クックベリーの実
バラ科アロニア属の落葉低木。北米原産
和名はセイヨウカマツカ。別名:チョークベリー
ツメレンゲ(爪蓮華)
ベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草。関東地方以西・四国・九州に分布
和名はロゼットの様子が仏像の台座(蓮華座)に似ており、かつロゼットを
構成する多肉質の葉の先端が尖っていて、その形状が獣類の爪に似ることから
開花・結実後、枯れ死するが、その前に子株をたくさん形成する
別名:タカノツメ
レブンイワレンゲ(礼文岩蓮華)
北海道に分布するコモチレンゲと同一との説もあるようだ
花が咲いていた(自生地での花期は8~9月)
ヒダカミセバヤ(日高見せばや)
ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草(多肉植物)
北海道日高地方の高山や海岸の岩場に分布。花期は8~9月
2022年10月26日撮影。ホソバタムラソウ(細葉田村草)
キク科タムラソウ属の多年草。本州、四国、九州の山地や草原に自生
小型のタムラソウで、花もタムラソウより小さく、葉が細い
別名:ホソバヒメタムラソウ。ホソバタムラソウは流通名で、関西では
タンナタムラソウとして流通していると記載するサイトもあった
花期は9~10月。花径は1cmほど
ハコネギク(箱根菊)
キク科シオン属の多年草。本州(関東・中部)の山地の草原に生える
花期は8~10月。花径は2cm。箱根では駒ヶ岳など山頂の草原に多い
キヨスミコンギク(清澄紺菊)
キク科シオン属の多年草。千葉県の清澄山周辺で発見された
花期は10=12月。花径2cm。ノコンギクの地方変種、あるいは、雑種らしい
キセワタ(着せ綿)
シソ科メハジキ属の多年草。日本では北海道~九州に分布。絶滅危惧II類(VU)
花期は8~10月。花冠の長さは2.5~3cm
コマユミ(小真弓)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。枝に翼がない
シロマユミ(白真弓)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木。果皮が白色となる園芸種
コハマギク(小浜菊)
キク科キク属の多年草。花期は9~11月。花径は4~5cm
北海道と本州の茨城県以北に分布、海岸の岩場に生える
アカバナコハマギク(赤花小浜菊) 初めて見ました
名札によると、北海道と茨城県以北の太平洋側に分布しているという
メギ(目木)の実と紅葉
メギ科メギ属の落葉低木。日本では本州の東北地方南部から、四国と
九州にかけて分布。茎や根を煎じて洗眼薬に利用されていた
別名:コトリトマラズ、ヨロイドオシ
白花フジバカマ(白花藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。園芸種
アロニア・クックベリーの実
バラ科アロニア属の落葉低木。北米原産
和名はセイヨウカマツカ。別名:チョークベリー
ツメレンゲ(爪蓮華)
ベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草。関東地方以西・四国・九州に分布
和名はロゼットの様子が仏像の台座(蓮華座)に似ており、かつロゼットを
構成する多肉質の葉の先端が尖っていて、その形状が獣類の爪に似ることから
開花・結実後、枯れ死するが、その前に子株をたくさん形成する
別名:タカノツメ
レブンイワレンゲ(礼文岩蓮華)
北海道に分布するコモチレンゲと同一との説もあるようだ
花が咲いていた(自生地での花期は8~9月)
ヒダカミセバヤ(日高見せばや)
ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多年草(多肉植物)
北海道日高地方の高山や海岸の岩場に分布。花期は8~9月
次回から、本園で見た花や実などを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
ここの湿生花園は温室ではないですね?
river
メギは山でよく見かけます。ヘビノボラズと言う別名もあります。
シロバナフジバカマもそろそろ終盤です。
コスモス
これからが本園ですか。
2時間位撮影していましたか?
コマユミは真っ赤ですね。
シロマユミの果皮は白いけど、中の種は赤いようですね。
eko
白マユミの果皮は白色でマユミより地味に見えます。
ヒダカミセバヤの葉は紅葉しているんですね。
珍しい山野草が見られますね。
無名子
秋の山野草、どれも素敵ですね。
ホソバタムラソウの雌蕊が面白いです (^o^)
ツメレンゲ、昨年盆栽に仕立てているのを見たんですが、
何処でだったろう? 思い出して撮りに行かなくちゃ (∩∩)
なおさん
コハマギクハマギクよりずっと可愛らしいですね。昭和記念公園の盆栽苑に今頃行くと、コハマギクの草もの盆栽が何点か見られるかと思います。
イッシー
見たことはないですが魅力的ですね。
他にも見たことがない花がありますが、そもそもすぐ忘れちゃう方だから、自信はありません。
nobara
全く表情が違いますね。
雌蕊がくるりんと飛び出して可愛い事~
キヨスミコンギクも都忘れみたいなお花ですね(蕾が)
キセワタは野川自然園に大群生していました。
大事にしなきゃ~いけませんね(^o^)丿
コマユミ、可愛いブローチです。
赤花小浜ギクってあるんですね。
ツメレンゲの仲間もいろいろあって楽しいです。
わが家のヒダカミセバヤも咲いています。
長さん
爪蓮華は変った植物ですね。群馬県にも分布がありますか?
この植物苑は12月から3月半ばまで休園になるので、温室は作らないようです。
長さん
お宅でも菊が色々咲いているようですね。ハコネギクは枯れましたか。残念でした。
ヘビノボラズというのは、メギと学名が異なるので、別種ですね。
シロバナフジバカマ、半分は花が終わっていました。
長さん
山野草展は調度1時間、撮影に要しました。
コマユミは果皮が縮んで、種を包む赤い仮果皮が綺麗でした。シロマユミは初めて見ましたが、果皮だけ白くするなんて、どのように改良したんでしょうね。
長さん
菊は私も苦手で、名札が頼りなんです。
キヨスミコンギクは千葉県産ですが、植物園でしか見たことが無いです。
シロマユミ、白い果皮はマユミのような稜がないのが不思議です。
ヒダカミセバヤ、葉は綺麗に紅葉しますよ。
長さん
ホソバタムラソウ、雌蘂の先がカールして可愛いですね。
ツメレンゲの仲間はどこの展示も平鉢に植え込んであるようです。
長さん
ハコネギクなどをご自宅で育てておられましたか。山野草を育てるのは簡単そうに思えますが、結構手間が必要みたいですね。
コハマギク、やはりハマギクより一回り小さい花で、草丈も低いですね。小振りなので盆栽向きなのかもね。
長さん
タムラソウの花はアザミに良く似ていますが、ホソバの方は草丈も低いし、花も可憐です。
見慣れた花も名前が出てこないことがありますから、たまにしか見ない花の名前は直ぐに忘れますよ。
長さん
ホソバタムラソウは、アザミと間違えそうなタムラソウと比べると可憐ですね。しべがカールしているのも可愛い。
キヨスミコンギクは千葉県産ですが、こういうときでないと見られません。花弁は咲き進むに連れて大きくなっているのですね。
キセワタは自生地が減っているようです。
アカバナコハマギクは初めて知りました。
ツメレンゲは4種類くらい展示されていました。妻が気に入ったようです。
お宅のミセバヤも紅葉しますか?
もこ
ホトトギスやダイモンジソウの種類の多さにびっくりしました
長さん
たまには旅行して、芸術品も見よう、花も見ようと言うことで出かけました。
ホトトギスはともかくも、ダイモンジソウの園芸種は多いですよ。
yoppy702
この花弁の先端って、3の字になってるんですね。
ん?これって、蕊なんかな?(^^ゞ
ツメレンゲは、ブロ友さんが、兵庫県の自生地で撮られたのをアップされてまして、花も咲いてました。
こんなに団体さんではなかったですが。
イワレンゲといてう種類もあるんですね。
そして、ヒダカミセバヤ…
同じベンケイソウ科の多肉ちゃんでも、かなり違いますね。
すーちん
マユミが少し紅葉し
てますねー
箱根は今頃紅葉でしょうか
長さん
ホソバタムラソウの花弁の中から飛び出しているのは雌しべです。先端が2つに分かれてカールしているのが可愛いです。
ツメレンゲの花をご覧になりましたか。5弁なんですが、かなり以前に見たことがあります。ベンケイソウ科も属が違うとかなりイメージの違う植物になりますね。
長さん
シロマユミ名少し紅葉していますね。
園内の紅葉は遅れ気味でしたが、今頃は良い色になっているでしょう。