今回はシリーズ最終回で、苑内で見た花や実、紅葉(黄葉)などです。
ノコンギク(野紺菊)
キク科シオン属の多年草。本州〜九州の山野で普通に見られる
花期は8〜11月。花径は約2.5cm


ツワブキ(石蕗)
キク科ツワブキ属の多年草。中部以西の本州、四国及び九州に分布
花期は10~12月、花径は4~6cm


ヒイラギ(柊)
モクセイ科モクセイ属の常緑低木。台湾と日本(関東地方以西)に分布
花期は10~12月。花径は5mmほど。大きな木で、葉には棘が殆どない

雌雄異株で、これは2本の雄しべが目立つので、雄株。良い香りが漂っていた

ツクバトリカブト(筑波鳥兜)
キンポウゲ科トリカブト属の多年草。福島県~神奈川県の太平洋側に分布
筑波山で最初に発見された。ヤマトリカブトの亜種。花期は8~10月
花(萼片)は終盤で、実が出来ていた


コクサギ(小臭木)の実
ミカン科コクサギ属の落葉低木。日本では本州、四国、九州に分布
雌雄異株。花期は4~5月。実は4つに分かれ、それぞれ1cm位


コウシンバラ(庚申薔薇)
バラ科バラ属の落葉小木。園芸品種。原産は中国
四季咲き性があり、和名の由来は庚申月(つまり隔月)に咲くからだという

サルスベリ(百日紅)の紅葉
ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木。中国南部原産

ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木)の紅葉
ウルシ科ウルシ属の落葉小高木。東南アジアから東アジアの温暖な地域に自生

イロハモミジ(いろは紅葉)の紅葉
ムクロジ科カエデ属の落葉高木
日本では、本州の福島県以南、四国、九州に分布


ヤマモミジ(山紅葉)の紅葉
ムクロジ科カエデ属の落葉高木
北海道、青森〜島根県の日本海側の山地の谷間などに分布


くらしの植物苑前のイチョウ並木


(シリーズ終了)
この記事へのコメント
river
数本あるモミジの紅葉も最盛期を迎えました。近く紹介できると思います。
eko
津わび器やヒイラギの花も咲いてもう初冬ですね。今日は雨の一日でしたが、この後寒くなるようです。
ツクバトリカブトの花がまだ見られましたね。実は初めて見ます。
サルスベリ、ハゼノキやモミジ類の紅葉とイチョウ並木の黄葉が綺麗です。素敵な紅葉狩りが出来ましたね。
無門
銀杏落ち葉
降り積もるだけ降り積もる
一面の絨毯はいつ見ても見事だ
なおさん
柊は振り向いてくれるひとをじっと待っている、という雰囲気で健気ですよね。金木犀よりずっと控えめで、奥ゆかしいのが好ましいものです。
若い頃は尖っていて、周囲を傷付けずにはおかなかったひとも、だんだん角が取れて丸くなる、というのは、ありがちですよねえ。
無名子
この所ノコンギクは見なくなったけど、
ツワブキはまだ元気に咲いてました (^o^)
ヒイラギも やっと雌株(両性花)に出会えました、香りは変らないけど、雌蕊がハッキリしている分、少し雰囲気が変るようです。まだ若い木なので葉っぱはトゲトゲです (∩∩)
信徳
花が終わると直ぐに剪定しますので花後の姿は見ることが出来ませんが長さんのブログで色々見させて貰いました。
サラシナショウマだけは実を最後まで確認し種を蒔いて見ようと思っています。
長さん
群馬ではノコンギクも終盤ですか。もう冬芽が出るんですね、身近にないので、冬芽は見たことが無いです。
朝晩冷え込んできたので、カエデの紅葉も一段と進んだでしょう。
長さん
うっすらピンクのノコンギク、良い色ですよね。
ヒイラギの花、今年は初めて見ました。香りが漂ってきたので、気付きました。
ツクバトリカブト、見がたくサンできていて、花は最終盤です。
ハゼノキはもっと赤くなるでしょうが、サルスベリはこんなに赤くなるのですね。
長さん
このイチョウ並木は、街路樹のように、枝が剪定されないので、落ち葉の量も半端じゃないですね。
長さん
ここのノコンギクは2坪くらいの場所にびっしりと花が咲いていて、壮観でした。この花色は自生種でしょうね。
ヒイラギは咲き始めのようで、数メートル手前から気付きましたよ。歳をとると角が丸くなるといいますが、私なんぞは修行が足りないから、一部分とんがってます(笑)。
長さん
流石に植物園だけあって、自生種と思われる花色のノコンギクが沢山咲いていました。ツワブキも満開で、やはり千葉は群馬より冬が遅いです。
ヒイラギの雌株に出会いましたか。珍しいですね。
長さん
実が出来る宿根草は、実を最期まで残しておくと、下部が弱ることもあるので、増やすつもりがなければ花殻は摘んでしまった方が良いのですね。
サラシナショウマは花が多いから、種がたくさん撮れそうですね。
イッシー
ヒイラギのアップがまたすごい。
紅葉の写真も美しいです。
yoppy702
こんなに咲いてたらテンションが上がります。(^^)
ツワブキも沢山咲いてますね。
一枚目の画像の奥迄黄色いのが見えますが、全部、ツワブキなんかなぁ…
やったら、スゴイですね。
ヒイラギの花が開花してるのって見た事無いんです。
こんなに可憐な花なんですね。
紅葉、黄葉、綺麗です。
やっぱ、イロハモミジは鮮やかですね。
ここのイチョウ並木、イイですね。
もう、黄色の絨毯が、こんなになってるんや。
青空も加わって、素敵な風景ですね。(^^)
ミキ
なかなかこんなにきれいな花に出会えなくています。
自然はそれだけ厳しいという事でしょうか。
ヒイラギも見つけるのが大変です。
先日昭和公園で、ヒイラギモクセイを観ました。
かなり大きな木なのでヒイラギではないと思います。
コクサギと言うのがあるのですね、初めて知りました。
面白い実です。(^^♪
すーちん
ツワブキはこの時期
重宝しますー
株分けしてあちこちに植えましたー
ジュン
ツワブキもこの季節楽しみなお花です
コウシンバラ
この様な咲き方をする薔薇もあるのですね
長さん
ノコンギクは2坪くらいの広さで咲いており、一番綺麗そうな花を選びました。
ヒイラギのアップは丁度目の高さの花で撮りやすかったです。
紅葉は葉のアップも撮れば良かった。
長さん
ノコンギク、お好きですか。2坪くらいの面積に咲いていましたよ。
ツワブキも群落で、1枚目の黄色は全てツワブキです。
ヒイラギの花にはまだ出会っていませんか。ヒイラギモクセイに似ていますね。
イチョウ並木は剪定の必要が無いくらい広い場所なので、落ち葉の数も半端ではないです。
長さん
ノコンギクは2坪くらいの群落で、日当たりの良い場所で綺麗なものを探しました。
ヒイラギはヒイラギモクセイより出会う確率が少ないですね。
コクサギはクサギとは全く別の植物で、面白い実が出来ます。残念ながら、花は見たことが無いです。
長さん
ツワブキを株分けしましたか。丈夫な草で、葉だけでも楽しめますね。
長さん
ノコンギク、優しいピンクが良いですね。ツワブキも身近な植物ですよね。
コウシンバラは人の背丈より大きな木で、今回は花が上の方だけに付いていたので、あまり上手く撮れませんでした。
コスモス
名前からもう少し紫色がかっていると思っていましたが、どちらかというと淡いピンク色でしょうか。
ヒイラギモクセイは近所でも見ますが、
ヒイラギには出会わないですね。
老木になると棘がなくなってくるんですね。
サルスベリが真っ赤ですね。
近所の庭が広いお宅にサルスベリがありますが
先日行った時、全く気がつかなかったのです。
後で聞いたら、庭師の人に枝を切ってもらったとのことでした。残念、紅葉を見逃してしまいました。
長さん
ノコンギクの花色は青紫から白までと個体差があります。濃い青紫種を選別栽培したものがコンギクです。
町で見かけるのはヒイラギモクセイで、モクセイに出会うことは希ですね。
例の庭が広いお宅のサルスベリですか。百日紅を植えているお宅は多いので、紅葉が見つかるかも知れませんよ。
ろこ
銀杏並木も輝いていますね。
ヒイラギのお花が美しい!
このような銀杏並木を歩いて
ヤマモミジや百日紅の紅葉に会いに行きたいです!
長さん
ノコンギクやツワブキ、沢山咲いていたので、綺麗どころを選んでみました。
イチョウ並木は江戸時代にお城があった頃から植えてあったのかも知れません。
ヒイラギの花、街中で探すのは容易ではありませんね。