今回は多目的温室と絶滅危惧植物温室で見た花などです。絶滅危惧植物温室には、「アンドンマユミ」という、初めて見る植物がありました。
タイワンツクバネウツギ(台湾衝羽根空木)
スイカズラ科ツクバネウツギ属の半常緑低木。絶滅危惧IA類 (CR)
日本(琉球)、台湾の乾燥した岩場などに生育。
園芸用の乱獲で沖縄島では絶滅、奄美大島と石垣島で絶滅寸前


オキナワヤブムラサキ(沖縄藪紫)
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
沖縄の山地の林内、林縁に分布。ヤブムラサキの変種ではなく、
奄美大島や徳之島に分布するオオシマムラサキの変種。日本固有変種
花期は5~6月。花冠の長さは3mm。温室なので、まだつぼみがあった

花後で見苦しいですが・・・。この後、径3mm位の実が出来、紫色に熟す

シマムラサキ(島紫)
シソ科ムラサキシキブ属の多年草。雌雄異株。絶滅危惧IA類 (CR)
小笠原諸島(父島・母島)固有種。やや湿った山地の低木林内に生育
小笠原諸島にはムラサキシキブ属の固有種が他に2種類ある

↑ まだつぼみだった ↓ こんな実が出来る(2015/3/18撮影)

ギーマ(ぎーま)の実
ツツジ科スノキ属の常緑低木。琉球(奄美大島以南)と台湾に分布
乾燥した明るい場所に生育。酸性土壌に生育する集団もあり、種内で
環境適応分化している可能性がある。「ぎーま」は沖縄の方言


ギーマの花(2021/3/03撮影)

ケラマツツジ(慶良間躑躅)
露出に失敗し、赤がつぶれた


オキナワツゲ(沖縄柘植)
ツゲ科ツゲ属の常緑低木。花期は9~11月。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
日本(琉球列島・沖永良部以南)、台湾に分布

雌雄異花で、これは雄花らしい。花後に、径6mmほどの球果ができる

ここからは絶滅危惧植物温室で見た花などです
アンドンマユミ(行燈真弓)
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。福島県檜枝岐村で1935年に発見された
固有種。4稜のある特徴的な果実(2枚目)をつけ、多種との区別は容易
自生地は一個所のみ。絶滅危惧ⅠA類(CR)。 初めて知りました
別名:フウシャマユミ(風車檀)、カザグルママユミ(風車檀)


ツクシカイドウ(筑紫海棠)の実
バラ科リンゴ属の落葉小高木。中国原産。日本では野生絶滅(EW)
かつて、熊本と大分に自生していた。別名:コホクカイドウ(湖北海棠)
カイドウはピンクの花だが、これは白い花が咲くという

ナガサキギボウシ(長崎擬宝珠)
クサスギカズラ科ギボウシ属の多年草。絶滅危惧II類(VU)
ツシマギボウシの変種で、花茎が分枝するのが特徴だそうだ
花期は9月で、ギボウシとしては遅い


2022年9月25日撮影。

オキナワツゲ(沖縄柘植)
ツゲ科ツゲ属の常緑低木。花期は9~11月。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
日本(琉球列島・沖永良部以南)、台湾に分布

雌雄異花で、これは雄花らしい。花後に、径6mmほどの球果ができる

ここからは絶滅危惧植物温室で見た花などです
アンドンマユミ(行燈真弓)
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。福島県檜枝岐村で1935年に発見された
固有種。4稜のある特徴的な果実(2枚目)をつけ、多種との区別は容易
自生地は一個所のみ。絶滅危惧ⅠA類(CR)。 初めて知りました
別名:フウシャマユミ(風車檀)、カザグルママユミ(風車檀)


ツクシカイドウ(筑紫海棠)の実
バラ科リンゴ属の落葉小高木。中国原産。日本では野生絶滅(EW)
かつて、熊本と大分に自生していた。別名:コホクカイドウ(湖北海棠)
カイドウはピンクの花だが、これは白い花が咲くという

ナガサキギボウシ(長崎擬宝珠)
クサスギカズラ科ギボウシ属の多年草。絶滅危惧II類(VU)
ツシマギボウシの変種で、花茎が分枝するのが特徴だそうだ
花期は9月で、ギボウシとしては遅い


次回は、絶滅危惧植物温室で見た花などの続きと屋外の植物です。
(つづく)
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お伺いしますが、足跡だけでご勘弁願います。
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