25日は生憎の曇りなので、箱根湿性花園へ行くのは翌日にして、1日目は箱根にある美術館を2つ見てきました。
今回は、箱根ガラスの森美術館について投稿します。ここは8年ぶり、3回目です。
入口です。晴れていれば、クリスタルガラスがキラキラ輝くのですが・・・
受付を通過すると、建物や庭園が見渡せます(園内マップはこちら=PDF)
左の建物がヴェネチアン・グラス美術館、その右が「光の回廊」
「光の回廊」はクリスタルガラス(約16万粒)のアーチ
高さ約9m、全長約10m。晴れていればキラキラ光るのだが
池の中の「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」は
500以上のガラスパーツの組み合わせ。手前の鳥はマガモ
先ずは、ヴェネチアン・グラス美術館に入って、名品を鑑賞しました。ありがたいことに、ここは、フラッシュを使わなければ、館内の撮影が可能です。
展示作品の中からいくつか紹介します
花装飾キャンデラブラム
19世紀、ヴェネチア、宙吹き、溶着装飾、モール装飾
人物行列文壷
1500年頃、ヴェネチア、宙吹き、エナメル彩、金彩
マーブル・グラス・デカンター
16~17世紀、ヴェネチア、宙吹き、マーブル・グラス
点彩花文蓋付ゴブレット
1500年頃、ヴェネチア、宙吹き、モール装飾、エナメル彩、金彩
まるで「羽根のように軽い」と表現される、
ヴェネチアン・グラスの特徴を備えた逸品
レース・グラス蓋付ゴブレット
16世紀末~17世紀初頭、ヴェネチア、宙吹き、レース・グラス、溶着装飾
16世紀初頭に発明されたレース・グラスは、ガラスの貴婦人と称え
られ、現在もヴェネチアン・グラスの代名詞となっている
レース・グラス鷲爪脚ゴブレット
17世紀初頭、ヴェネチア、宙吹き、レース・グラス、モール装飾
点彩扁瓶
16世紀、ヴェネチア、宙吹き、エナメル彩、金彩
16世紀、欧州ではまだ制作できなかった中国の白磁を見て、ムラーノ島の
ガラス職人は、錫酸化物などを混ぜることにより乳白色ガラスを作った
ガラスの帆船
18世紀、ヴェネチア、ホット・ワーク(注)
注:熔けたガラスを自在に操って様々な形を作る、職人の熟練技術
ヴェネチアン・グラス美術館の2階から見た庭園(右の建物はレストラン)
ガラスの葡萄
窓越しに見た「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」
次回は、庭園で咲いていた花やガラス細工、同じ敷地内にある現代ガラス美術館の作品などを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
目の保養になりますね~。外のガラスも晴れればキラキラ輝くんですか。いいですね~。
長さん
ここは晴れていると、素晴らしいのです天気はままなりません。
ヴェネチアン・グラス、間近に見ると、良くこんなものが作れたなーと感心しきりです。
無名子
クリスタルガラスの「光の回廊」お日様が出たら凄いんでしょうね。
「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」
明るい日射しの中で見たら、どんな景色に成るのかな。
ヴェネチアン・グラスの銘品、目の保養ですね (^o^)
長さん
光の回廊は、過去2回は晴れていてキラキラかガヤしていましたが、今回は残念でした。
パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリアは白ガラスなので、光が当ってもキラキラはしません。中に電球でも組み込んだら切れに見えるかもね。
ヴェネチアン・グラス、何度見ても素晴らしいです。
nobara
わたしは一度も中に入ったことはないんですよ。
こうやって見せていただくのはありがたいですね。
中のガラスの照明などとっても綺麗ですね~
「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」
凄い作品ですね。これって外から見える??
長さん、大変な中、良くお出かけになりますね~
私も本日、麻酔科の受診で怖い話をいっぱい聞いてきました(笑)
その後も色々な検査、検査で、足を引きずりながら6000弱、歩いてました。
日赤は古いからやれ一号館の2階、二号館の3階、あっちだこっちだと
かなりのウオーキングになりました。途中でここは何処?状態です。
長さん
箱根ガラスの森美術館は道路からでも一部のクリスタルガラスが見えますが、入館料が高いだけに中は素晴らしいですよ。
「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」 はご覧のように池の中ですから、近くでは見る事が出来ません。
実は、尿漏れ対策グッズ(貯尿式レッグバッグ)を購入し、それを装着して出かけました。他人には装着しているのが分りませんので、普通に振る舞えます。
病院の説明は万一の場合も想定して説明されますから、まともに聞いていると怖いですよね。大きな病院だと移動するのは大変ですよね。車いすが借りられれば良かったですかね。
eko
ヴェネチアン・グラス美術館はフラッシュ無しで撮影可能なのは良いですね。見事な名品の数々、見応えがあります。ガラスの帆船が素晴らしい。
ミキ
3回ほど出かけた事があります。
庭園の様子も変わっていて、楽しみに
見せていただきます。
いよいよ私の気持ち玉が無効になりました。
名前が入らないので、これからは使えません。
ちょっとびっくりですが、仕方がないですね。(^^♪
yoppy702
後で登場する、光の回廊もそうですが、さすが、ガラスの森美術館ですね。
ここは、クリスマス・イルミがあったようですから、夜の姿も綺麗でしょうね。
ヴェネチアン・グラス美術館の展示品、素晴らしいですね。
1500年頃に、こんな芸術作品が創られていたんですね。
驚きです。
レース・グラスがメッチャ綺麗。
ガラスの貴婦人ですか…
納得の表現ですね。
信徳
ガラスのシャンデリア凄いのが有ります。博物館も色々有って楽しめますね。箱根方面、もう半世紀も行ってません。
mai
ガラスの森美術館
随分昔に訪れた事がありますが
素敵な作品が並んでいますね
なぜかガラスが大好きなので
生で見たいです~
すーちん
困難な状態でのお出かけ
気分的にもとても良いことだと
思います
シャンデリアは外にあるんですかー
長さん
箱根にはいくつもの美術館がありますから、一つ一つ見ていったら、3日あっても足りません。そんな中で、ここはお勧めの美術館です。晴れていたら尚更です。
長さん
ミキさんもここの3回お出でになりましたか。過去2回は夏だったので、花も沢山咲いていました。
biglobeの気持ち玉、良い制度だったのに、残念ですよね。
長さん
ここでは明日からクリスマスの企画展が始まりマシが、12月1日から25日までの16時~17時半にイルミネーションが点灯されるようで、その工事が始まっていました。
展示品はどれも素晴らしいものばかりでした。ブログには載せませんが、現代作家の作品も展示されていました。
長さん
箱根は半世紀ご無沙汰ですか。我が家は、箱根湿性花園があるので、2020年代ではこれが4回目です。
ガラスの森美術館は晴れの日がお勧めなのですが、今回は晴れの予報が外れたので、止むナシです。
長さん
ガラスの森美術館、いらしたことがおありなんですね。歴史的な逸品なので、殆どがガラス越しの鑑賞になりますが、素晴らしさは充分感じられました。
長さん
鬱陶しい毎日ですが、たまにはと言うことで、一泊旅行をしてきました。尿漏れ対策の行ったので、良い旅になりました。
白ガラスのシャンデリア、屋外ですからね。中に電灯を付けたら綺麗に見えるでしょうね。
ジュン
一泊でお出かけ
美術館もゆっくり見学が出来ますね
長さん
箱根にはいくつもの美術館がありますが、ここは気軽に鑑賞することが出来るのが良いです。ただ、曇りで残念でした。
コスモス
湿性花園は決まっていますが、
他にどこに行くか思案中です。
やはりガラスの森美術館は行った方がいいですね。
長さん
晴れていればガラスの森美術館は最高です。ポーラ美術館も敷地内を散策出来ますが、林の中なので、花はあまり期待できません。
芸術の秋にしたいのなら、岡田美術館がお勧めです。