研修展示館の2階球形コーナーで持参のランチを済ませた後、その西側に建つ熱帯雨林温室に入りました。ここは外付けの西側階段を上り、2階の廻廊から見学するようになっています。
ここでは初めて見る植物が2種類ありましたが、先ずは、2階踊り場に置かれた植物から・・・。
フィクス・ワッサ
クワ科イチジク属の常緑高木。インドネシア・ソロモン諸島・バヌアツ・
ニューギニア原産。イチジク(無花果)同様、実の中に花が隠れている
初見の植物です
2階の廻廊に入りました
デンドロビウム・種名不詳
長い側萼片が捩れています。行く度に咲いています
ムニンセンニンソウ(無人仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属の多年草。花期は7~9月
日本固有種(小笠原諸島の父島と母島にのみ分布)。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
小笠原諸島の固有種には「ムニン」と付くものが多い
2階廻廊の手すりに絡みついて咲いています
デンドロビウム・ストラティオテス
Den. stratiotes
ラン科セッコク属の多年草。インドネシア原産
長い側萼片が立ち上がっている。このランも、いつ来ても咲いている
2階回廊の西側は他に花は無く、1階の西側に降りました
キサントステモン・クリサンサス
フトモモ科キサントステモン属の常緑高木。オーストラリア北東部原産
花径は1.5~2cmで、15~20輪程度の集合花。花期は5~10月
初めて知りました。花としべの色は赤の他に、黄色の品種がある
フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花)
キツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木。ヒマラヤ地方原産
半透明の筒花が下向きに咲く。2つ同時に、左右に振り分けて咲く
花は終盤期らしく、一つずつしか咲いていなかった
チャボイランイラン(矮鶏イランイラン)
バンレイシ科イランイランノキ属の常緑低木
原産は中国南部~東南アジア。イランイランノキの矮性変種
花径は6~7cm。花期は5~11月。樹高は2~3m
花は初め淡緑色で、やがて黄緑色に変化する。開花時に芳香を放つという
昨年、井頭公園の熱帯生態館で初めて見たので、今回は2回目です
ツルラン(鶴蘭)
ラン科エビネ属の常緑多年草。東南アジア~九州南部以南に分布
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。別名:ナツエビネ。大きな葉の間から花茎が伸びる
「大」の字型の唇弁には赤か黄色の突起があり、これを丹頂鶴の頭頂に
見立てたことが花名の由来ですが、橙色の頭の、白い妖精に見えます
アグラオネマ・クリスプムの実
サトイモ科アグラオネマ属の常緑多年草。カリマンタン島原産
肉穂花序から出来た実は緑→黄色→赤と、熟すにつれ色が変わる
2022年9月25日撮影。クワ科イチジク属の常緑高木。インドネシア・ソロモン諸島・バヌアツ・
ニューギニア原産。イチジク(無花果)同様、実の中に花が隠れている
初見の植物です
2階の廻廊に入りました
デンドロビウム・種名不詳
長い側萼片が捩れています。行く度に咲いています
ムニンセンニンソウ(無人仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属の多年草。花期は7~9月
日本固有種(小笠原諸島の父島と母島にのみ分布)。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
小笠原諸島の固有種には「ムニン」と付くものが多い
2階廻廊の手すりに絡みついて咲いています
デンドロビウム・ストラティオテス
Den. stratiotes
ラン科セッコク属の多年草。インドネシア原産
長い側萼片が立ち上がっている。このランも、いつ来ても咲いている
2階回廊の西側は他に花は無く、1階の西側に降りました
キサントステモン・クリサンサス
フトモモ科キサントステモン属の常緑高木。オーストラリア北東部原産
花径は1.5~2cmで、15~20輪程度の集合花。花期は5~10月
初めて知りました。花としべの色は赤の他に、黄色の品種がある
フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花)
キツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木。ヒマラヤ地方原産
半透明の筒花が下向きに咲く。2つ同時に、左右に振り分けて咲く
花は終盤期らしく、一つずつしか咲いていなかった
チャボイランイラン(矮鶏イランイラン)
バンレイシ科イランイランノキ属の常緑低木
原産は中国南部~東南アジア。イランイランノキの矮性変種
花径は6~7cm。花期は5~11月。樹高は2~3m
花は初め淡緑色で、やがて黄緑色に変化する。開花時に芳香を放つという
昨年、井頭公園の熱帯生態館で初めて見たので、今回は2回目です
ツルラン(鶴蘭)
ラン科エビネ属の常緑多年草。東南アジア~九州南部以南に分布
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。別名:ナツエビネ。大きな葉の間から花茎が伸びる
「大」の字型の唇弁には赤か黄色の突起があり、これを丹頂鶴の頭頂に
見立てたことが花名の由来ですが、橙色の頭の、白い妖精に見えます
アグラオネマ・クリスプムの実
サトイモ科アグラオネマ属の常緑多年草。カリマンタン島原産
肉穂花序から出来た実は緑→黄色→赤と、熟すにつれ色が変わる
次回は、熱帯雨林温室の2階、東側回廊で見た花などです。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
もこ
食いしん坊の私は沢山の実が連なっているのを見て食べられるのかな~って思いました
植物園の中は珍しい植物が沢山あって楽しめますね
nobara
イヌビワみたいな雰囲気ですネ。
ひょっとして?食べられるのでは???
キサントステモン・クリサンサスって
カリステモンみたいな構造?
面白いですね(^o^)丿
フリワケサンゴバナも可愛い
ツルランも清楚なお花。人型の和紙の様です。
信徳
珍しい草花を集めて有るんですね。
実の中に花が有るのにはビックリです。
eko
デンドロニウム2種類ともリボン状の側萼片がねじれて可愛いですね。温室だと年中咲くんですね。
キサントステモン・クリサンサスはシベが長くて綺麗ですね。
ツルランは人型で可愛らしくて妖精ですね。
珍しい花が見られますね。
river
イランイラン、ツルランぐらいしか名前も知りません。
なおさん
神代植物公園の温室にも、小笠原の植物を集めた区画があります。でも、つくば植物園ほどの品揃えはないですね。
チャボイランイランノキは、1日に行った神代植物公園の温室の入り口付近でも咲いていました。
無名子
熱帯の花って、不思議な花が多いですね (^o^)
フィクス・ワッサ、イチジクと同じような花が有るなんて驚きです。イチジクも不思議な花ですよね。
イランイランは香水の原料ですよね、
チャボイランイランも香水の原料に成るのかな。
長さん
よくご存じのイチジクも実の中に花笠酌ますから、フィクス・ワッサと同じですね。
フトモモ科の花はしべが長いのが特徴です。ブラシノキはご存じですよね。
長さん
フィクス・ワッサ、実は小さいですが、赤く熟すと食用になるそうです。
ここの温室は珍しい植物がたくさんありますよ。
長さん
フィクス・ワッサ、沖縄でご覧になりましたか。赤く熟した実は食用になるそうで、若い葉は野菜として利用している国もあるそうです。
キサントステモン・クリサンサス、つぼみを見てもらうと分りますが、10個程度の花がまとまって咲きます。ブラシノキの場合はそれが長く連なるわけですね。
ツルランの花、人型に紙を切り抜いたようにも見えますね。
長さん
ここは温室が5つもあるので、珍しい植物が色々展示されています。
実の中に花が咲くのはイチジクが有名ですね。フィクス・ワッサも赤く熟すと食べられるそうです。
長さん
フィクス・ワッサの実は赤く熟すと食用になるそうです。イチジクよりかなり小さいですけどね。
今回のデンドロビウムは捩れた側萼片が横谷上に伸びていましたが、下に長く垂れ下がる品種もありますよ。
キサントステモン・クリサンサス、しべが長く、いかにもフトモモ科という花ですね。
ツルラン、可愛い花が咲きますよね。
長さん
riverさん、コメントありがとうございます。
デンドロビウム、捩れた側萼片が横に伸びたり、上に伸びたりしたものを紹介しましたが、ラン展に行くと、長く垂れ下がった品種も見かけます。
長さん
フィクス・ワッサ、幹生果で、実が落ちた跡がたくさん見られました。
神代植物公園の小笠原植物室は小さいですね。一昨年の1月に行きましたが、何も咲いていませんでした。チャボイランイランの花をご覧になりましたか。
長さん
屋外では熱帯や亜熱帯の植物を展示するのは難しいですが、温室ならOKなので、珍しい植物が色々展示されています。
イチジク属の植物は800種類もあるそうですから、イチジクやフィクス・ワッサのような花の出来方(実の出来方)をする品種はまだまだありそうです。
チャボイランイランも香水の原料になるそうですよ。シャネルの5番にも使われているとか。
すーちん
無人仙人草
仙人草と少し違うような
感じもしますが絶滅危惧種
ですカー
長さん
ムニンセンニンソウはセンニンソウより、花弁(萼片)が少し大きいような感じを受けました。