屋外の花や実を撮りながら、池まで戻ってきました。池の畔の東屋で小休止した後、池の木道から東屋前のヒガンバナを再度撮ってみました。左下の水面にヒガンバナが映り込んでいるのですが、よく分りませんね。
オクトリカブト(奥鳥兜)
キンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。花期は8~10月
北海道から本州の新潟県にかけての日本海側に分布
山地の渓流沿いや林の中などの湿った所に生える、有毒植物
有毒植物。かつて、アイヌの人たちは熊狩りの毒矢に使用した
「オク」とは陸奥(みちのく)に多いことからの命名
実が出来始めている(右)。一番下はつぼみ
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。別名:紫釣船
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布
花期は8~10月。花の長さは3~4cm。 形の良い花がなかった
ここからは、温室の周辺に並べられていた鉢植えです
秋咲きスノーフレーク
ヒガンバナ科アキス属の球根植物。別名:アキス・アウツムナリス
地中海西海岸(南ヨーロッパ、北部アフリカ沿岸)に分布
花期は9月。花径は1cm程度。スノーフレークとは別属の植物です
タイワンコマツナギ(台湾駒繋)
マメ科コマツナギ属の常緑低木。花期は9月で、写真は若いつぼみ
コマツナギ同様、ピンクの花が咲く
オオバシコンノボタン(大葉紫紺野牡丹)
ノボタン科ティボウキナ属の常緑半低木。ブラジル原産、花期は7~8月
葉は厚みがあり、20cm位にもなるのて、沖縄ではアツバノボタンと呼ばれる
アリアケカズラ(有明葛)
キョウチクトウ科アラマンダ属の常緑蔓性熱帯性低木。南米ギアナ原産
花径は5~10cmで、ヒメアリアケカズラ(同5cm)より大きい
黄色の他に、ピンクもある
クリプトステギア・マダガスカリエンシス
キョウチクトウ科オオバナアサガオ属の半ツル性低木。マダカスカル島原産
花径は5~6cm。花期は夏。別名:オオバナアサガオ。 初めて知りました
持参のランチを食べようと、研修展示館に入りました。ついでに、同じ建物にある水生植物温室へ。
ハマボッス(浜払子)
サクラソウ科オカトラノオ属の越年草。日本や東南アジアなど、
広範囲に分布する海浜植物。屋外での花期は5~6月.』花径は1cm強
払子とは、白い毛や麻などを束ね、柄をつけた僧侶用の法具のこと
↓ 蟻が潜り込んでいます。どこから来たの?
プセウデランテマム・バリアビレ
キツネノマゴ科プセウデランテマム属の多年草。オーストラリア原産
この植物の小さい種はどこにでも飛んでいくようで、あちこちから生えてくる
次回から、温室に入ります。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
種類豊富で被写体には欠かせませんね!
私は今年スノーフレークやトリカブトはまともに見られませんでした。
長さん
いつもの秋より花の品種が少なくて、実なども色々撮りました。
このスノーフレークは、花弁に緑色の斑があるものとは品種が異なります。
トリカブトで見つかったのはこれ一種類で、ヤマトリカブトの花は見つかりませんでした。
river
nobara
オクトリカブト、華やか~ですね。
毒婦が誘ってるようです(^o^)丿
秋咲きスノーフレーク、可愛いですね~
オオバナアサガオっていうんですか?低木なのに。
ハマボッス、三宅島の浜でいっぱい見ました。
もう?遠くには出かけられないのかと哀しい。
プセウデランテマム・バリアビレは
そんな瓦礫の所にも?繁殖力あるんですね。
PCの前、30分が限度で痛みが出るのでトホホです。
なおさん
ツリフネソウもあまり良いものが見られませんでしたか。僕も今回神代植物公園に行こうと思ったのは、以前見たツリフネソウとミゾソバの競艶があまりにも見事だったからですが、今回は期待ハズレでした。
アリアケカズラは、神代植物公園の温室でも見てきました。
ハマボッスは冬の海辺で見かけた実を少し頂いてきて、育てたことがあります。
海辺の過酷な環境ではそんなに間延びしませんが、普通のところではだらけて間延びしますね。
無名子
さすが、つくば植物園と言ったラインナップですね。
ツリフネソウ以外は知らない花ばかりです (^^ゞ
岩の隙間から伸び上がっている
プセウデランテマム・バリアビレ、健気で可愛いですね。
ここにもアリさん侵入中、これも可愛い (^o^)
信徳
それにしても変わったトリカブト、シコンノボタンなど変わり種を集めた植物園の様ですね。
グランドマザー
つくば植物園 大きくてたたくさんの種類の花が見られますね
トリカブト・オクトリカブトと同じでしょうか箱根のゴルフ場脇にたくさん咲いてましてTVニュースで見たころびっくりした花の一つです
秋咲きスノーフレーク春咲きよりもちょっと小さいですか~
可愛いですね
紫紺のの牡丹の花の色はやはり気品があり
黄つりふねはこちらのお寺さんの裏に咲いていましたよ
長さん
この植物園は開園から40年足らずですが、科学博物館の付属組織だけあって、園内の植物数は今や7000種、その他に、原種ランが3000種と言われています。
ですから、13年間、年に何度も行っているのに、未だに初めて知る植物に出会います。
長さん
ヒガンバナはもう少し低い位置から取れば、水面に反射したものが大きく撮れたんですが・・・。
秋咲きスノーフレーク、日本ではまだ珍しいです。
オオバナアサガオはキョウチクトウ科なのですから、和名が適切ではないですね。
ハマボッス、三宅島でご覧になりましたか。
プセウデランテマム、どの植物園でも、とんでもないような場所で咲いていることがあるんです。入園者の靴や衣服に種がついて移動する可能性もあります。
腰部脊柱管狭窄症は神経の痛みですから辛いですよね。私は椎間板が破裂して手術した経験があります(入院は2ヵ月、その後、1ヵ月自宅療養)が、未だに腰から足先にかけて、部分的に麻痺があり、季節の変わり目には神経痛が出ます。どうぞ、お大事に。
長さん
アイヌの人たちはトリカブト毒の濃縮方法なんかも知っていたのかも知れませんね。
ツリフネソウは咲いている株数が少ない上に、花の状態も良くありませんでした。
アリアケカズラ、通常は温室展示ですが、太陽光を浴びさせるために屋外で育成中のようでした。
ハマボッス、花が小さいから、実も小さかったでしょうね。住宅地では伸びすぎましたか。
長さん
この植物苑は収集品種が多いので、未だに初めて見る品種が登場します。そこが興味が尽きないことの一つです。
プセウデランテマムは他の温室で出来た種が何かによって運ばれてきたようです。この温室、今の時期は扉が開放されているので、蟻が侵入してきたようです。
長さん
ヒガンバナはカメラの位置を低くした方が良かったですね。園内は広いので、夏草が生えるのは致し方ないです。
ここで見られるトリカブトはこの品種だけなんです。
オオバシコンノボタンはここでした見たことが無いです。沖縄でも見た記憶がありません。
長さん
ここは屋外、温室合せて、約7000種の植物が集められています。
トリカブトが箱根のゴルフ場の近くで沢山咲いていましたか。それはハコネトリカブトだと思います。
秋咲きスノーフレークは、花弁の先端に緑の斑が入る品種とは別種です。花はそれより小さいです。
オオバシコンノボタンは紫色の花が咲くシコンノボタンとは全く違った雰囲気ですね。
eko
ツルフネソウは可愛い花、このところお目にかかっていません。
秋咲きスノーフレークは初見です。ヒガンバナ科ということで花が終わってから葉が出てくるんでしょうね。
アリアケカズラは美しいですね。
クリプトステギア・マダガスカリエンシスは初見です。綺麗なピンクの花ですね。
5~6月に咲くハマボッスも今見られるとは植物園ならですね。色々な珍しい花が見られて良いですね。。
ジュン
秋咲きスノーフレーク
よーく見ますと
スノーフレークと全然違うのですね
すーちん
台湾こまつなぎと
こまつなぎ、花の形が
違うように思えますー
有明葛目の覚めるような色ですねー
長さん
ヤマトリカブトの花は見た目、青みがかっていましたが、写真では赤味が強く出ました。
ツリフネソウは伊吹山でも咲くそうですね。
秋咲きスノーフレーク、花後に細い葉が伸び、春を過ぎると枯れてしまいます。
クリプトステギア・マダガスカリエンシス、キョウチクトウ科ですが、キョウチクトウの花とは似ていません。
ハマボッス、夏は休んで、9月になって咲き始めたようです。
長さん
ここは、展示品種が多い植物園ならではです。
秋咲きスノーフレークは、スノーフレークと同じヒガンバナ科ですが、かなり遠い親戚です。
長さん
タイワンコマツナギはまだつぼみでした。花はコマツナギとほぼ同様です。
アリアケカズラ、屋外で見ると一層綺麗ですね。