今回は主に温室のBドームとCドームで見た植物です。Bドームで木や羊歯好きの青年と声を交わすようになり、私が退館するまで一緒に見て回りました。
八重のハイビスカス
奥に見えるのは持参のランチを食べたレストラン
現在はコロナ感染防止のため、飲み物の未提供


セイロンマンリョウ(錫蘭万両)
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木
原産はスリランカ、インド西岸、マレーシア、インドシナ半島、インドネシア
別名:ウミベマンリョウ(海辺万両)、コウトウタチバナ(紅頭橘)
身近な万両とは木の大きさも実の様子も異なりますが、同属の植物です

花の周りの丸いものは若い実で、やがて黒くなる

ゴエペルティア・クロタリフェラ
(旧名カラテア・クロタリフェラ)
クズウコン科カラテア属の常緑多年草。原産はメキシコからペルー

2列に互生している黄色いものは苞で、その中から小さな花が咲く

ベニヒモノキ(紅紐の木)
トウダイグサ科エノキグサ属の常緑低木。原産はマレー半島から
インドネシア、ニューギニア。今頃は花が少ない時期のようだ

ナンバンサイカチ(南蛮皀莢)
マメ科ナンバンサイカチ属の落葉高木。原産はインド、スリランカ、
バングラデシュ、ミャンマー。日本では、沖縄、奄美、小笠原なら開花する
花の咲く様子から、別名:ゴールデン・シャワー。タイの国花
何年も通っていますが、花は初めてです(今年は暑いから咲いたのか?)


ウコンサンゴバナ(鬱金珊瑚花)
キツネノマゴ科パキスタキス属の非耐寒性常緑小低木
原産は西インド諸島から南アメリカ。別名:パキスタキス・ルテア
コエビソウを垂直にしたような形で、苞の中から白い花が咲く

サンタンカ(山丹花)
アカネ科サンタンカ属の非耐寒性の常緑低木
原産は中国、インド、スリランカなど
最近は、イソクラ属を総称してサンタンカ(またはサンダンカ)と呼ぶ
1枚目はイソクラ・シネンシス、2、3枚目はイソクラ・コッキネア



シクンシ(使君子、四君子)
シクンシ科シクンシ属の常緑つる性低木。熱帯アジア、マレーシア原産
咲き始めは白で、次第に赤く変わり、首を垂れる。夜は良い香りがする

温室を出て、屋上に出ました
エパクリス・ロンギフロラ
ツツジ科エパクリス属の常緑小低木。オーストラリア東部原産
クリスマス電飾みたいな花ですね

グレビレア
ヤマモガシ科グレビレア属の常緑低木。主にオーストラリアに分布
花弁はなく、萼と、先端が緑の花柱(長さ2.5cm)で構成される
別名:ハロゴモマツ(羽衣松)

↓ 左半分の花柱はまだカールしており、これから伸びる

(つづく)
この記事へのコメント
信徳
珍しい花ばかりです。
嫁の島熱帯植物園も色々な花を集めていますね。
長さん
この植物園はあまり植え替えがないので、年に何度もかよっていると、同じものばかりの様な気がします。しかし、今回は初めて見るものがいくつかありましたよ。
もこ
実も熟すと黒くなるとはお正月には向いていませんね
river
無名子
八重のハイビスカス、面白い咲き方をしていますね (^o^)
セイロンマンリョウ、在来のマンリョウと似ていますね。
少し色がピンクがかっていますね。
シクンシ、天上で回ってる扇風機みたい、こんなのが天上で回っていたら楽しいでしょうね (∩.∩)
長さん
マンリョウも「所変われば何とやら」の見本みたいな大きな木で、花は似ていますが、実の色は異なります。
長さん
ゴエペルティア・クロタリフェラの花序はとても変った形をしています。何か理由があるのでしょうね。
今年は本当に暑いですから、いつもの夏に咲かなかったナンバンサイカチが開花する適温まで館内の温度が上がったのではと想像しています。
長さん
八重のハイビスカス、雄しべが花弁化した園芸品種です。
セイロンマンリョウの花はマンリョウとは色が若干異なりますが、形はとても良く似ていますね。
シクンシの花は夕方咲き始めるのですが、その頃は白で、横向きに咲いています。翌日はピンクに、3日目は赤くなりますが、花は次第に垂れ下がってきます。
なおさん
かく言う僕も植物好きになったのは、雑木林のなかの小学校に通った小学生の頃ですから、筋金入りですねえ。
長さん
この男性、植物好きになったのは最近らしいのですが、色々よく勉強しているようでした。なおさんは小学生の頃からですか。私は定年後からですから、このブログと同じくらいの年数ですよ。
nobara
セイロンマンリョウ。お花の咲き方は
マンリョウとおんなじですね。
ナンバンサイカチ、この暑さだからお花が咲いたのですかね。
アオノリュウゼツランも気候に関係してるのか?
あちこちで同時に咲いたようですね。
それを研究したら植物博士???(^o^)丿
ゴールデンシャワーは素晴らしいネーミングだわ~
花はクラリンドウにそっくりですね。
シクンシ。魅力的な花ですね。
昨年だったか? やっと名前を知ったのでした。
イッシー
ナンバンサイカチ他珍しいのが見られましたね!
植物男子との交流も素敵なエピソードですね。
長さん
八重のハイビスカス、雄しべが花弁化したことがよく分りますね。一段咲き?は次々回に登場します。
ナンバンサイカチ、これまで花を見たことが無かったので、今年の暑さと無関係ではないと思いました。アオノリュウゼツランの開花はTVニュースにもなりましたね。クラリンドウの花は見たことが無いですが、やはり垂れ下がって咲くようですね。
シクンシの花は植物園でも珍しい部類だろうと思います。私は、ここと、熱川バナナワニ園でしか見たことが無いです。
長さん
屋根が高い温室は気分が良いですね。このレストラン、行く度に利用しています。
ナンバンサイカチ、珍しい花に出会えましたよ。
この男性、植物好きになったのは最近らしいですが、若いだけに記憶力がよろしい。
eko
セイロンマンリョウ、色は多少違うようですがマンリョウの花ですね。実は熟すと黒、お正月には向きませんね。
ゴエペルティア・クロタリフェラは苞が立派過ぎて花が小さくて地味ですね。
ナンバンサイカチは別名のままゴールデンシャワー、とても素敵です。
エパクリス・ロンギフロラは花の先が白くて可愛らしいです。
グレビレア、オーストラリア原産の植物は不思議な面白い花が多いですね。
すーちん
変わった花が多いですねー
セイロンマンリョウも
ロシアンブルー
ナンバンサイカチの花って初めてです。いつも、小石川
後楽園の巨樹でサイカチの木を見ていますが、一度も花が
咲いている時に遭遇しません、いつも、黒い種子が下がっている時なので今頃だったら咲いているのかな?
行ってみたくなりました。
長さん
このハイビスカスはおしべが花弁化したもので、フラミンゴ咲きとも言うらしいです。
セイロンマンリョウ、花はマンリョウに似ていますね。
ゴエペルティア・クロタリフェラ、今回は花を見る事が出来ました。
ナンバンサイカチ、珍しいです。
エパクリス・ロンギフロラ、夏はナナが少ないのですが、綺麗に咲いていました。グレビレアと共に、オーストラリア原産です。
長さん
熱帯や亜熱帯には変った花が咲くものが多いです。セイロンマンリョウ、花だけ見ると、マンリョウに似ています。
長さん
八重の二段咲きはイビスカス、あまり見かけませんが、綺麗な色ですね。
ナンバンサイカチ、本州ではとても珍しいです、今年は暑いので、温室上部も暑くなり、珍しく咲いたのかも知れません。小石川植物園のサイカチは5~6月頃咲くらしいですね。