絶滅菊植物温室を出て、池の東側を回って、池にかかる「つくばね橋」付近を目指します。
池を東側からみた所。中央やや左手に橋が写っています

コマユミ(小真弓)
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。上の写真の右手にも写って
いますが、何故かここのコマユミは夏に紅葉してしまうのです

サンショウバラ(山椒薔薇)の実
バラ科バラ属の落葉小高木。別名:ハコネバラ(箱根薔薇)
本州(神奈川・山梨・静岡) に分布。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
名の由来は、葉や枝の棘が山椒に似ることから

ミクリ(実栗、三稜草)の若い実
ガマ科(←ミクリ科)ミクリ属の多年生抽水植物。北半球の温帯に分布
日本では北海道~九州に分布するが、数を減らしている(準絶滅危惧種)
花期は6~9月ですが、既に若い実が出来ていました

名の由来は、花序の様子が栗のイガに似るため(説明板参照)

オゼコウホネ(尾瀨河骨)
スイレン科コウホネ属の多年草(水生植物)。日本固有種
北海道の一部と、尾瀬と月山にのみ分布
根室河骨の変種とされている。花径3~4cm。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
花の中心にある柱頭盤が赤いのが オゼコウホネの特徴


池から離れ、開花マップを見ながら、林の中を北に向かいます
ヒトモトススキ(一本薄)
カヤツリグサ科ヒトモトススキ属の多年草。中国からインド、マレーシア、
オーストラリアまで広く分布。日本では関東南部以西の海岸付近に自生
花茎は2mにもなり、日本原産のカヤツリグサ科の中では最大の植物
花期は6~10月で、写真の穂はまだつぼみ状態のようだ。 初見です
ヒトモトススキは古事記にも登場する。別名:シシキリガヤ


オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
キジカクシ科ギボウシ属の多年草。東アジア原産で、日本にも広く分布
早春の若葉はウルイと呼ばれ、山菜として親しまれている


オニヤブマオ(鬼藪苧麻)
イラクサ科ヤブマオ属の多年草。草丈は1mになる大型のヤブマオ
日本では、本州・四国・九州・琉球の海岸近くに自生
葉は厚く裏面にビロード状の毛が密生し、縁は重鋸歯にならない


ハマカンゾウ(浜萱草)
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草。本州(関東以西)・四国・九州に分布
ノカンゾウによく似るが、葉が厚くて光沢があり、常緑である点で異なる
花期は7~10月


カノコユリ(鹿の子百合)
ユリ科ユリ属の多年草。日本(四国、九州)、中国、台湾の山地や海岸付近の
やや乾燥した崖などに生育する。別名:土用百合、七夕百合
園芸的価値が高く、乱獲により個体数が激減。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)


アジサイの葉にアオガエル。水滴を待っている?

(つづく)
この記事へのコメント
river
ハマカンゾウは花だけ見せられたらノカンゾウと間違えそうです。
なおさん
武蔵丘陵森林公園緑道でも気の早いニシキギは色付きはじめているのもあります。サンショウバラはイガイガの実が面白いですね。神代植物公園のばら園でみたことがあります。
ハマカンゾウは神奈川の葉山の海辺で自生を見ましたが、神代植物公園の植物多様性センターの植え込みでも見たことがあります。
イッシー
でも言われないとわからないです。
アオガエルさんには恵みの水?
無名子
コマユミの紅葉 綺麗ですね、
早いようだけど立秋過ぎたから (^o^)
見たこと無い植物が一杯有って、タップリ楽しめますね。
nobara
下側はまだグリーンも残っていますね。
そういう種類なのかしら?
山椒薔薇、本文の説明が参照になっています。
棘がいっぱいで痛そうです。
ヒトモトススキ、蕾、開いても変りばえしません。
稗とかコーリャンみたいですね。
鹿の子百合、出逢いたいです。
大好きですが、今年は見られなかったんです。
アオガエルさん。水滴を待ち構えてますね(^o^)丿
長さん
昔、尾瀬には何度も行きましたが、水芭蕉の頃が殆どだったので、オゼコウホネもヒツジグサも見た記憶はありません。まだ、開花しない頃ですよね。オゼコウホネ、今は、絶滅危惧種になってしまいました。
ハマカンゾウ、野原に咲いていたら、どう見てもノカンゾウと同じ花です。葉が厚くて光沢があるといっても、比べて見るわけにも行かないし・・・。
長さん
この日は暑かったこともあり、温室に入らずに外だけ見ることにして、出かけました。帰りの時間になって、妻がトイレに行くというので、ちょっとだけ熱帯資源植物温室に入りました。
ハマカンゾウは、名札が無いとノカンゾウと見分けは難しいですね。
長さん
流石、国の施設だけに、収集してある植物の品種は多いですよ。
アオガエル、暑いので、水が欲しかったのかな?
長さん
立秋とは言え、まだまだ暑いですから、紅葉には早いと思うのですが、何故か毎年、上の方だけ赤くなっているんです。
フィールとも温室もということになると、撮影は一日がかりですよ。今回は温室はちょっとしか見ませんでした。
長さん
コマユミ、ここに植えてあるものだけ紅葉が早いのです。何故かは分りません。
参照薔薇になっていましたね。変換ミスです。実にも棘があるのは、バラ科ではこの種くらいなものですよね。
ヒトモトススキ、花が小さくて、とても地味らしいですね。実は鱗片に包まれているそうです。
カノコユリ、今年はまだ出会っていませんか。それは残念。
アオガエルも暑いから水が欲しいのでしょうね。
ミキ
水生植物園にヤブマオがたくさん茂っていて
撮ってみたのですが、どうしても名前が思い出せなくて
載せられなかったのです、時々こんなことがあります。
白い花穂がきれいですね。
アオガエルも久しぶりです、可愛らしいですね。(^^♪
すーちん
オニヤブマオですか
この頃あまり見かけませんね
強そうな植物ですが
ロシアンブルー
オゼコウホネは尾瀬と月山だけに生育してるんですね、中心が
赤いのが特徴ですか、尾瀬で見た記憶がおぼろげです。
ギボウシ、昔父親が採ってきて食べた記憶は不思議とあります。
アオガエルが可愛いです。
長さん
ヤブマオの名前が浮かびませんでしたか。水生植物園は神代植物公園ですよね。無料区域だと名札は設置しないんですかねー。
私もアオガエルは久しぶりに見ましたよ。
長さん
オニヤブマオ、大きくなりますからねー。刈り取られてしまったのかもね。
ジュン
ハマカンゾウ
葉山の海辺で自生を見たことがあります
カノコ百合好きな百合ですが絶滅危惧Ⅱ類ですか
大切にしたいですね
長さん
ローズヒップに棘があるのはサンショウバラくらいでしょうね。
オゼコウホネは絶滅危惧種に指定されているので、尾瀬でも少ないようです。昔、尾瀬はよく行きましたが、ミズバショウの頃が主だったので、オゼコウホネは見た記憶がありません。
ウルイは時期になるとスーパーに並ぶらしいですね。
ハナミズキ
今日は暑くなりました。
奥様が運転、仲良しですね。
我が家はもっぱら主人の運転ですね(笑)
私が運転するときは主人の病院に行く時だけかな?
つくば植物園、涼しくなったら行ってみたいです。
コロナは、まだまだ、続くと思いますが、
用心して楽しまないと、歩けなくなってしまいそうです
長さんさん、体調に気を付けて下さいね
又、のぞかせていただきます
長さん
ハマカンゾウ、海の近くの斜面などに自生します。渡しは城ヶ崎海岸で目にしたことがあります。
カノコユリ、自生地では絶滅危惧種ですが、栽培種や園芸種が色々で回っていますね。
長さん
台風が来て、すこし凌ぎやすくなりましたが、また暑くなりましたね。
妻は週5日運転しているので慣れています。私は午前中は眠くなるので、運転は妻にお願いしています。
つくば植物園、今は真夏なので花の種類が少ないですが、来月からは色々咲くと思いますよ。マスクは受付棟と温室だけで、屋外は自由に歩けます。