今回は絶滅危惧植物温室で見たレンゲショウマなどからです。
レンゲショウマ(蓮華升麻)
キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草。花期は7月~8月。花径3~4cm
日本特産で、1属1種。本州(東北~近畿地方)の太平洋側の深山に分布
県によって、絶滅危惧種ないしは準絶滅危惧種に指定
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)
アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草。紀伊半島、四国、九州に自生
一つだけ、つぼみが黄色くなっていました。こんな花が咲きます
ツクシカイドウ(筑紫海棠)
バラ科リンゴ属の落葉小高木。中国原産。日本では野生絶滅(EW)
熊本と大分に自生していたが、絶滅してしまった
別名:コホクカイドウ(湖北海棠)。白い花が咲くという(こちら)
シビイタチシダ(紫尾鼬羊歯)
オシダ科オシダ属の常緑シダ。日本固有種。野生絶滅(EW)
鹿児島県の個人宅と、つくば植物園にしか現存しない
研究の結果、ギフベニシダとオオイタチシダという、日本に
広く分布する2種間の交雑に起源することが明らかになった
受付がある教育棟の北側には身近な野菜や木々が植えられています
ウド(独活)
ウコギ科タラノキ属の多年草
九州以北の日本のほか、朝鮮半島、中国、千島、樺太に分布
ヤツデに似た花が咲いており、黒い実が出来始めていました
サルナシ(猿梨)の実
マタタビ科マタタビ属のつる性落葉木本。日本、朝鮮、中国などに分布
別名:シラクチカズラ、シラクチヅル。果実はコクワとも呼ばれる
チャノキ(茶の木)の実
ツバキ科ツバキ属の常緑低木。実の径は2~3cm(花と同じくらい)
原産地はインド、ベトナム、中国西南部とされるが、詳細は不明
鎌倉時代から茶の栽培と喫茶の習慣が広がり始めたそうです
アワ(粟)
イネ科エノコログサ属の多年草。アジア原産。五穀の一つ
種の大きさでオオアワとコアワに分けられ、日本にはオオアワが多い
ヘビウリ(蛇瓜)
ウリ科カラスウリ属の一年草。原産は熱帯地方で、特定不能
長さは30cm~1m以上になる、食用として広く栽培されている
カキノキ(柿の木)‘祇園坊’
カキノキ科カキノキ属の落葉樹。東アジア原産だが‘祇園坊’の来歴は不明
広島県で古くから栽培されている品種で、実がとても大きい(300g前後)
渋が抜けない「完全渋柿」で、干し柿にして食する。種が殆どない
ゴーヤ(ゴーヤー)
ウリ科ツルレイシ属の一年草。原産は熱帯アジア。和名はツルレイシ
実が熟してオレンジ色になり、破裂していた
コシアブラ(漉油)
ウコギ科コシアブラ属の落葉高木。中国原産。日本では北海道~九州に分布
新芽が食用になる。別名:フイリコシアブラ、ゴンゼツ(金漆)
ムラサキヒヨドリバナ(紫鵯花)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。原産は北アメリカ
別名:スイート・ジョー・パイ、ユーパトリウム・プルプレウム
草丈が2mにもなる大型のヒヨドリバナ。葉は食用や薬用になる
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
今年は青梅御岳山のは少し開花が遅れ気味なようで、
見ごろは来週ぐらいみたいですね。
nobara
御岳山もお盆頃が見ごろらしいのに
台風の影響で、ちょっと心配です。
私も近場に見に行きましたが
株そのものが減少していました。
おまけに藪蚊の襲来に重装備してても難儀しました。
綺麗な状態、撮れましたね
八ヶ岳野草園では八重種も白花もあり
見に行きたいのですが?やっぱり無理ですかね~
ウドって実が色づく頃、華やかですよね。
いろんな色が過渡期に出現します。
ヘビウリ、食べられるんですか?
なんか~苦手なニョロニョロに似てて
みかけると悲鳴をあげてしまいます。
野にあるヘビウリとはまた違うのかしら??
river
変わり物も多く、泥軸、青軸、多弁花、純白花、赤花、斑入り葉などたくさんの種類があります。
我が家のレンゲショウマは降雹の被害で散々ですが何とか咲いたものを紹介できました。幼苗も被害を受けダメになってしまいましたが30本ほどは残っています。
なおさん
食べられる草木をいろいろ知っていると、楽しみも増えますね。サルナシの実は山で見つけて食べた事があります。美味しいものですが、ちいさいのでキウイほど食べ応えはないです。武蔵丘陵森林公園では、キウイも雑木林のあちこちで種子から芽生えたものが生えています。
無名子
レンゲショウマ、可憐な素敵な花ですよね。
榛名山へ足を伸ばせば見られるんですが、
今年も行けませんでした (^^ゞ
ウドの花、綺麗ですよね、
そろそろ咲いているはずなので撮りに行こうかと思ってます。
信徳
半分位咲いたようで丁度見頃だったでしょう。
内のも丁度半分で今晩来る台風が心配で今日の内に写真は撮っておきました(笑)。
キレンゲショウマも早いですね。黄色い蕾も素敵です。ゴウヤは来年の種を採る状態ですね。
もこ
下を向いて咲く小さなバラのシャンデリアのようで可愛いですね
長さん
レンゲショウマ、今回のは温室ものです。敷地の北端近くに地植えのものもありましたから、もう1回登場します。
長さん
ここのレンゲショウマは咲き始めのようでした。温室内は風がないので、ブレずに撮れました。いずれ投稿しますが、地植えの方は花数が多かったですよ。
政府は行動制限しないと言いますが、全国的にこんなの感染者が出ている中では、行きにくいですよね。
ウドは草本ですが、2m以上にもなる大型種ですね。
ヘビウリは原産地の熱帯地域では食用ですが、日本には鑑賞用として持ち込まれたので、食用にする所は少ないそうです。
長さん
レンゲショウマは埼玉県、長野県、福島県で準絶滅危惧種になっていますが、群馬ではまだそこまで減っていないようですね。
お宅の天下ショウマは苗が健在だそうですから、当分の間、無くなりはしませんね。
長さん
レンゲショウマ、ここでは絶滅危惧植物温室の鉢植えと、敷地北側の地植えがあります。地植えの方もいずれ紹介します、一方、キレンゲショウマの方は鉢植えだけのようです。
サルナシ、食されましたか。実が小さいので、キウイフルーツとは比較になりませんね。
我が町内で、キウイを再敗しているお宅があったのですが、一昨年あたりから止めてしまったようです。
長さん
レンゲショウマは人気の花ですよね。群馬県では絶滅の恐れがないほど咲くようですが、盗掘が心配です。
自生のウドは大きくなりますね。ウドだって食べる人がいるのだから、ウドの大木なんて形容されて、いい迷惑ですよね。
長さん
レンゲショウマ、咲いたばかりのようで綺麗でした。風もないし、痛みも少ないでしょう。地植えの方も咲いていたので、いずれ紹介します。
キレンゲショウマは一つだけ黄色くなっていましたが、早いですか?
我が家の方は雨も止んだし、風もないので、台風はどこに行ってしまったんでしょう。
長さん
キレンゲショウマは横向きに咲くのもありますが、レンゲショウマは例外なく下向きです。ですから、撮影するのが難しい。
ジュン
淡いピンクのような紫
優しいニュアンスカラーをしていますね
本当に「花の妖精」です
1度植えたのですが1年で消えちゃいました
難しいお花だと思いました
ロシアンブルー
キレンゲショウマにはまだ出会えたことがありません。
ウド、ヤツデの花とよく似ていますね、線香花火みたいです。
ゴーヤの果実が弾けて、真っ赤なヌルヌルの種を見た時は本当
に驚きました。
すーちん
レンゲショウマ
見頃に出合えるのは
難しいですー^^
長さん
レンゲショウマ、優しい色合いの花で、好きな花の一つです。1年で消えましたか。それは残念。林の中のように、あまり日が当たらない所が好きらしいですよ。
長さん
レンゲショウマ、私も好きなんです。
キレンゲショウマは少し遅れて咲きますが、植物苑以外では見たことが無いです。
ゴーヤー、破裂すると大変ですね。ここのはもう乾燥していましたが、壁際にネットを垂らしたお宅で見たものは、壁面にオレンジの液体が飛び散っていました。人がいたら大変なことになったでしょうね。
長さん
レンゲショウマが開花したと、つくば植物園のHPに出ていたので、その数日後に見に行きました。
健
長さん
レンゲショウマ、人気の花ですね。この日は暑くて、見学者が少なかったので、じっくり撮れました。
妻も花好きなので、スポーツクラブに行かない日ならつきあってくれます。