今回は、前記事からの続きで、海外産の高山植物の紹介をしています。
セイヨウオダマキ(西洋苧環)
キンポウゲ科オダマキ属の多年草。原産は中部ヨーロッパ
距が長い、アクレイギア・カエルレア・ハイブリッド ‘マキシ’
(イエロースター)という園芸種。花期は4~6月。距の長さ8~12cm
スカビオサ・コーカシカ
スイカズラ科マツムシソウ属の多年草。ユーラシア原産
別名:コーカサス・マツムシソウ。花期は5~6月
(セイヨウマツムシソウとは別種)
シレネ・ブルガリス
ナデシコ科マンテマ属の多年草。原産はヨーロッパ~北アフリカなど
別名:シラタマソウ(白玉草)。戦後、帰化植物となる
花期は6~8月。花径は1.5cm。花は終盤で、ちょっと悲惨
イワカラクサ(岩唐草)
ゴマノハグサ科イワカラクサ属の多年草(1属1種)
ピレネー山脈やヨーロッパアルプスの高山帯の岩場や草地に生える
花期は4~7月。花径8mm。花色は他に、淡紅、淡紫色
学名はエリヌス・アルピヌス
カラチダケサシ(唐乳茸刺)
ユキノシタ科チダケザシ属の多年草。シベリア、中国、朝鮮半島に分布
別名:アスチルベ・キネンシス。アスチルベの交配親。開花期は5~9月
ゲラニウム・マクロリズム
フウロソウ科ゼラニウム属の多年草。原産は南東アルプスとバルカン半島
花期は6~7月。花径2~3cm。漢方薬やエッセンシャルオイルに利用
こちらは白花の園芸種と思われる
ゲラニウム・プシロステモン
フウロソウ科ゼラニウム属の多年草。原産はコーカサスからトルコ
花期は6~9月。花径4cm。中心部が赤黒いのが特徴。 初見です
ベロニカストラム・バージニカム
ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草。原産は米国オンタリオ州~テキサス州
花期は6~8月。草丈は100cm以上
ポリゴヌム・アフィネ(ポリゴナム・アフィネ)
タデ科イヌタデ属の多年草。花期は7~10月。花穂は長さが10cmほどになる
原産は中国~ヒマラヤ(標高3000~4500m)。和名はヒマラヤトラノオ
花弁のように見えるのは萼片
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
珍しい花っていうくらいの感覚だから。。
我ながら自分のいい加減さに呆れます。
nobara
キバナオダマキとは形が違いますね。
TOPの案内のスカピサオに???学名:Scabiosaだから
piじゃなくてbiなのかなと思うのですが
別名がScaPiosaってあるんですかね~
変な所が気になりました。
シレネの白玉草は膨らみからきてるのかしら?
イワカラクサは折れ線がはっきりしてるのが面白いですよね。
フウロソウもいろいろあって、興味津々です。
プシロステモン4は中心部が赤黒い?イモカタバミみたいに?
ポリゴヌムで背が高~くなるのがありますよね。
トラノオの仲間も多いですね(*^-゚)⌒☆
river
信徳
気候風土に合わせる為に試行錯誤している植物も有ろうかと思います。隠された苦労は有るのでしょうね。
無名子
セイヨウオダマキも高山植物なんですね。
意外と色んな品種の花を見ることが多いから里の花と思ってました。国産の花に比べると、一層特徴的ですよね (^o^)
シラタマソウ、可愛い花ですね。
ゲラニウム、フウロの仲間はどれも同じに見えてしまいます。
どれも可愛らしいですね。
長さん
私の場合は名札を先ず撮りますから分りますが、花だけ撮っているとそういうことがありますよね。
長さん
セイヨウオダマキの長い距が火星人みたいに見えましたか、面白い。キバナノヤマオダマキの場合は距の先端が内側を向きますね。
スカピオサは間違いです。初めに間違って覚えてしまったので・・・。
シラタマソウの名の由来は、膨らんだ萼筒が白みを帯びていることからだそうです。
イワカラクサは名札が見つからず、googleレンズのお世話になりました。名前が分ったら、今年4月末のウォーキングでピンクの花を見たことを思い出しました。中央の折れ線が特徴ですね。
フウロソウの仲間はお好きでしたよね。プシロステモンは花弁の色が濃いから、花央から伸びる線も赤黒い。
ポリゴヌム・アフィネの花茎を伸ばしたら、イブキトラノオに似てきますね。
eko
黄色のセイヨウオダマキは優しい花色で素敵ですね。
シレネ・ブルガリスの花も可愛いですね。
イワカラクサの白い花、とても清楚で綺麗です。
ゲラニウムも色々ありますね。どの花も可愛いです。
長さん
スイスでシレネ・ブルガリスをご覧になりましたか。日本でも出回っているので、ウォーキングで出会うことがあります。耐寒性もあり、こぼれ種でもよく増えるとネットにでていましたが・・・。
長さん
これらの多くは日本でも園芸種が手に入りますから、業者から入手しているのではないかと・・・。そのような品種は日本でも育て易いのではないでしょうか。
なおさん
8月になり、日本の高原でもぼちぼちマツムシソウが咲き出す頃でしょうか。美ヶ原やら池ノ平で群れ咲くさまを見たのが懐かしいです。
長さん
海外の高山植物も園芸種が日本で出回っていますから、お馴染みのものが出てきます。
シラタマソウ、ちょっと状態が悪かったのが残念です。
フウロソウの仲間は淡い花色が多い中で、この色は強烈ですから目立ちます。
長さん
海外の高山植物は日本で園芸種が売られていますから、入手しやすいのでしょう。シレネ・ブルガリスやセイヨウオダマキ、シラタマソウなど、ウォーキングで出会ったことがあります。今年の春、イワカラクサのピンクの花に出会っていました。
ゲラニウム・プシロステモンの花色は強烈ですね。
長さん
このセイヨウオダマキは距が長いですね。距が右買物や、太くて内側にカールしているものも見かけることがあります。
今年5月末につくば植物園に行ったのですが、屋外でセイヨウマツムシソウが咲いていました。日本固有種のマツムシソウはそろそろ咲き出す頃ですね。
すーちん
スカピサは
マツムシソウと似てますね
改良したんでしょうか
長さん
マツムシソウは日本固有種ですが、セイヨウマツムシソウや、このコーカサス・マツムシソウと同属です。ですから、良く似ていますね。
ロシアンブルー
スカビオザとかアスチルベは普通に見かける高山植物で
外来種だったことわすれていました。
他のも夫々の国らしいい高山植物、初めてのものばかり
でした。
長さん
高山植物、日本と海外と似たものがありますね。その園芸種も日本で流通していますから、見ただけでは分らないくらいです。