パッシフロラ・キトリナ
トケイソウ科トケイソウ属の常緑蔓性低木。原産はグアテマラ、ホンジュラス
和名はキバナトケイソウ(黄花時計草)。花径は3~5cm
花弁が細いですが、しべの構造や副花冠はトケイソウの特徴を示しています


ヘリコニア・ロストラタ(ヘリコニア・ロストラータ)
オウムバナ科ヘリコニア属の常緑多年草。熱帯アメリカ原産
ロブスターのはさみのような、赤と黄色の苞が美しい

花は苞の先端に白っぽく見えるもの。苞に比べると地味です

ヤスミヌム・レックス(ヤスミヌム・レクス)
モクセイ科ソケイ属のツル性常緑小低木。原産はタイ
筒花の先が8裂し、花径は4~5cm(ソケイ属の中では最大)
ジャスミンの仲間ですが、香りはありません

ソブラリア・クサントレウカ
ラン科ソブラリア属の多年草。メキシコやグアテマラ等に分布
花径は9~15cm。カトレアに似た大輪で芳香がありますが、短命です

コンロンカ(崑崙花)
アカネ科コンロンカ属の蔓性常緑低木。熱帯アフリカ、アジア、太平洋
諸島原産。白い萼と黄色い花の対比が鮮やか。別名:ハンカチの花

クフェア・ヒッソピフォリア
ミソハギ科タバコソウ属の常緑多年草または常緑低木(一年草扱い)
原産は中央アメリカ。和名はメキシコハナヤナギ。別名:クサミソハギ
普通見かけるのは淡赤紫の花ですが、これは白花種です

バニラ・プラニフォリアの実
ラン科バニラ属の蔓性植物。原産はメキシコ、中央アメリカといわれる
実は茎と同じくらいの太さ。ここでは人工受粉で実をつけさせている

ディクリプテラ・セリケア
キツネノマゴ科ヤンバルハグロソウ属の半常緑多年草。 初めて見ました
日本語のサイトが見当たらず、熱帯や亜熱帯地帯に分布しているらしい
同属に、メキシカン・ライオンズ・イヤーや、ヤンバルハグロソウがある


ペンタス
アカネ科ペンタス属の低木(多年草)。原産は熱帯東アフリカからイエメン
花が星形に5裂しているので、ギリシャ語の「5(Pente)」が名前の由来
別名:クササンタンカ(サンタンカに似ている草本だから)

しべの先が二つに分かれていますね

クルシア・ヒラリアナ
フクギ科クルシア属の常緑高木。原産はブラジル東部と北東部
他の植物に巻き付いて枯らしてしまう「締め殺しの木」の一種
雌雄異株で、これは雄株らしい。昨年は種名不詳となっていました


コスツス・クルビブラクテアツス
オオホザキアヤメ科(←ショウガ科)コスツス属の常緑多年草
原産はコスタリカ・パナマ。赤いのは苞で、黄色い部分がつぼみらしい
葉が渦巻き状に着くので、スパイラルジンジャーという別名がある


(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
何でこんな造形を神はおつくりになったんだろう?
温室楽しいですね。
もこ
赤と黄色の苞が美しい花ですね
色々珍しい花を楽しめる熱帯資源植物温室良いですね
eko
キバナトケイソウは小さめの花でもしっかりトケイソウの姿をしていますね。こんな花姿を見るのは面白いです。
ヘリコニア・ロストラタの赤と黄色のロブスターのはさみが綺麗です。花はほんと地味ですね。
クルシア・ヒラリアナは「締め殺しの木」なんて物騒な名前がついていますね。
river
コンロンカはしばらく栽培していたのですが枯れてしまいました。
信徳
見たものも有りますが殆どが初見です。
黄色いトケイソウも面白いですね。トケイソウの蕊が反転すtることに興味を覚え一昨年シロバナのトケイソウを入手しました。昨年は咲きませんでしたが今年は蕾を沢山つけました、楽しみに開花を待ちます。
無名子
熱帯の植物、首を傾げてしまうような
珍妙な物が多いですよね。
それだけに見ていて飽きません (^o^)
なおさん
ヘリコニアを初めて見たのは、改築前の新宿御苑の温室だったと思います。面白い植物ですよね。
この頃は、コロナ渦もあり、温室に行く機会も減ってきました。温室よりも季節感を出すには野山に行くのが良いですが、野山に行くのもタイヘンですし、ひとそれぞれですよねえ。
長さん
しべや副花冠の形が面白いトケイソウは平開する花が多い中で、これは筒花という変わり種なんですよ。
コスモス
確かに蕊の構造を見るとトケイソウだと思いますね。
ロブスターのはさみのような赤と黄色の苞が熱帯ぽく派手ですね。
やっと知っている名のコンロンカで登場。
これはハンカチの花ですか。
ペンタスの蕊は可愛いですね。
長さん
ヘリコニア・ロストラタはカラフルな苞で、枯れるまでこの色が残るので、温室展示には向いています。
季節を変えていくと、初めての花に出会える確率が高いので、温室は楽しいです。
長さん
トケイソウはカラフルな苞や副花冠の目立つ花ですが、キバナトケイソウはほぼ一色で、変わり種です。
ヘリコニアの苞はカラフルなんですが、とても扁平なんです。触った質感は厚手のボール紙を切り抜いてぶら下げたみたい。
締め殺しの木だけに、属名も「殺しア」です(笑)。
長さん
ヘリコニア・ロストラタは花の咲いていない時期でも苞がカラフルなので、植物園向きですね。
コンロンカ、やはり耐寒性が問題ですね。ウォーキングで見たコンロンカは2年でなくなりました。
長さん
植物園側も、いつも同じ展示では飽きられてしまうのでは、と言うことで、時々初めて見る植物に出会いますよ。
何時だったか、朝、トケイソウの前で15分ほど立って見ていたいたことがありますが、しべが反転するところは見る事が出来ませんでした。しかし、触れば反転するので、「やらせ」は簡単です(笑)。
長さん
この植物園は温室が多いので、珍しい植物に出会える確率が高いです。屋根付だから、梅雨時でもOK。
屋根付と言えば、井頭公園の花ちょう遊館も良いですよね。
長さん
キバナトケイソウを緑のカーテンにしたのですか。見てみたかったです。
ヘリコニアはカラフルな苞が長持ちするので、温室展示に向いていますね。
そろそろコロナも下火になってきたので、自由に出かけられる様になるのが楽しみです。
長さん
トケイソウ属には500種以上が存在していますが、漢字表記されるのは、紅花・・・、草・・・、矮鶏・・・、果物・・・、大長実果物・・・、穂咲き・・・、それに、黄花・・・ぐらいでしょう。
ヘリコニア・ロストラタは苞がカラフルなので、温室の定番展示です。
コンロンカは白い萼がハンカチみたいに見えますね。ハンカチの木というのもありますが、あれも白いのは苞ですね。
nobara
時計草らしからぬ?雰囲気ですネ。
黄色はビタミンカラーですからイイですね。
ソブラリア・クサントレウカも蘭なんですね@@
コンロンカも不思議な花です。
黄色の花が可愛いです。ハンカチの花。う~~ん。
白花のクフェア、お初です@@
ペンタス、3色、我が家に仲間入りしました。
案外に強い花です。
スパイラルジンジャーですか?
髪の毛がそばだってしまいました。
ざわざわ~します(^o^)丿
ロシアンブルー
ロブスターのはさみにそっくりで面白いですね。
かと思えば絞め殺すなんて言う植物もあって怖いですね。
楽しくて珍しい植物に出会える熱帯資源植物園はワクワク
しますね。
ジュン
キバナトケイソウ普通のお庭では育たないのかしら
スパイラルジンジャー
これもジンジャーなのに我が家とは全然違います
温室楽しいですね
すーちん
絞め殺しの木とは
人間社会と同じ
生きていくのは大変^^
長さん
キバナトケイソウは今年2度目の登場ですが、印象が薄かったですかね。
ソブラリア・クサントレウカは草丈が2mにもなる大型の品種です。
コンロンカ、たまに街中でも見かけますが、耐寒性がないので、冬は室内に取り込まないとなりません。
クフェアは隣の温室に青紫の品種がありましたが、今回は省略です。
ペンタスはウォーキングでもよく見かける花です。
ジンジャーにも変ったものがありますね。
長さん
キバナトケイソウは珍しいです。私はここと、とちぎ花センターでしか見たことがありません。温室は珍しい植物が色々あるので楽しいですよ。
絞め殺しの木、花色もおどろおどろしいですよね。
長さん
キバナトケイソウを屋外で見たことはないですが、耐寒温度は5℃までなので、秋から春先まで室内で管理すれば楽しめそうです。
スパイラルジンジャー、変っていますね。葉が螺旋状に生えるようです。ショウガ科らしくないので、科名が変更になりました。
長さん
絞め殺しの木の原産は原産はブラジル東部と北東部ですから、ジャングルの中ですね。そんな中での生存方法が他の植物を利用して上に伸びることだったのですね。
ろこ
どうしてこのような姿になったのか?
お花は知らないお花ばかりです。
知っているのはペンタスぐらいです(=_=;)
長さん
キバナトケイソウはトケイソウの中でも変った形をしています。黄色一色というのも珍しい。
街中でペンタスやよく見かけますね。コンロンカやメキシコハナヤナギもたまに見かけますよ。