今回は、前記事に続き、会場最奥部に並んだ優秀作品の色々をご紹介しようと思います。
今回、紹介する作品たちです

オンコステレ・カタタンテ ‘ロス・ロブレス’
Oncostele Catatante 'Los Roles'
稲葉茂子さん ブルーリボン(部門第一席)
オンコステレ属は、オンシジウム属とリンコステレ属を交配した人工属


デンドロビューム・ムニフィカム
Den. munificum (Syn. Inobulbon munificum)
倉持見永子さん ブルーリボン(部門第一席)
ニューカレドニア島に自生する着生ラン。通称:毛玉デンドロ
バルブの苞葉が枯れた後に繊維だけが残り、毛のように見える


パフィオペディルム・トニ・センブル ‘メッチェン’
Paph. Toni Semple 'Mädchen'(Paph. haynaldianum x Paph. lowii)
斉藤正博さん ブルーリボン(部門第一席)
パフィオペディルム交配種。Mädchenはドイツ語で女の子の意


カトレア・ペッカビエンシス
C. Peckhaviensis(C. aclandiae x C. schilleriana)
荒木悦子さん

デンドロビューム・シュードグロメラタム
Den. pseudoglomeratum (=Den. chrysoglossum)
広澤良子さん ブルーリボン(部門第一席)
パプア ニューギニアに自生する着生種


カトレア・パープラータ・フラメア
C. purpurata fma. flamea
荒木悦子さん ブルーリボン(部門第一席)
ブラジルに原生する着生ラン。初夏咲き原種の中でも花色の
バリエーションが豊富な中大輪系のカトレアで、育て易い


エピデンドラム・メラノポルフィレウム
Epidendrum melanoporphyreum
吉田浩爾さん ブルーリボン(部門第一席)
ペルーの標高1300m位の降雨林帯に分布する着生種
通称:ブラック・エピデンドラム


カトレア・パープラ-タ・ワークハウゼリー
C. purpurata var. warkhauseri
島田文江さん ホワイトリボン(部門第三席)
ブラジルの沿岸地域近くの高木に着生する。旧レリア属

バンダ・デニソニアナ ‘ミエコ’
Vanda denisoniana 'Mieko'
斉藤正博さん ブルーリボン(部門第一席)
インドシナ半島のアラカン山脈の標高450〜1200mに分布する着生種


(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
ラン展はいつ見ても楽しいですね~。
もこ
見慣れない花たちにビックリしています
なおさん
eko
個人的にはカトレア・パープラータ・フラメアが良いですね。カトレア・パープラ-タ・ワークハウゼリーも涼しげな花色だと思います。
信徳
名前も複雑怪奇、花色もランには珍しい色をしていますね。
ランはそんなに見ていませんが茶系統のランを見たのは初めてです。
無名子
優秀作品、見応えタップリの数々ですね (^o^)
オンコステレ・カタタンテ ‘ロス・ロブレス’、
オンシジウムの面影も残っていて、
少しフクヨカな貴婦人ですね。
river
長さん
サイトさんのパフィオペディルムは多花性なのですが、花付きのバランスが良いですね。
一生懸命写真を撮ったのですが、部屋の明るさがイマイチで、撮影は失敗の部類でした。
長さん
夏のラン展には馴染みのないランが比較的多いので、嬉しいです。
長さん
冬のらん展には出展されないような品種が並びますから、好き者には堪らないです。ただ、撮影には失敗しましたが・・・。
長さん
夏のラン展にはあまり見たことがない品種が並びますから、バラエティ豊かになりますね。
デンドロビューム・ムニフィカムやエピデンドラム・メラノポルフィレウムも珍しい部類です。
カトレア・パープラタは人気の品種で、冬のラン展でも見たことがあります。
長さん
オンコステレという属名は、オンシジウム属とt輪コステレ属の名前を部分的に繋いだだけで、ラテン語としての意味はありません。でも、この花色はちょっと魅力的ですね。
茶褐色のランはたまに見かけますよ。フレッドクラーケアラ・アフター ダークという黒に近い花もあります。
長さん
ランは品種数が膨大で、ラン展に行く度に初めて見る品種に出会えるのが楽しいです。特に夏のラン展はその確率が高いです。オンコステレ・カタタンテも初めて見た品種ですが、花色が魅力的ですね。
長さん
確かに、原種しか育てていないという愛好家がおられます。しかも、珍しい原種があれば直ぐ入手してしまうと言う方もおられるようです。
mai
珍しい蘭が沢山ですね
シックな色合いだったり 驚く色の取り合わせだったり
どのお花も気品がありますね
蘭の奥深さにビックリです 続きが楽しみです
すーちん
命名
女性名が多いですが
男性の名のもあるんで
しょうかね^^
nobara
洋蘭展に合わせて咲かせる技術も凄い事ですね。
デンドロビューム・シュードグロメラタム
まるでサクラランを長くしたような感じですね。
コーラス♬の練習の後、楽譜作りの残業
家に帰ってしばらくしてから
持病の腹痛で、さんざん、苦しみました。
暖房の設備のトイレは冷房が無く、サウナの中で
苦しんでしまいました。かなりのダイエットになりました。
長さん
ランは世界の植物の中で、最も種類が多く、かつバラエティに富んでいます。それは、地上に姿を表わしたのが遅く、生息が難しい環境で生きることを余儀なくされました。それだけに、多彩な進化を遂げたのだと言われています。
長さん
ランに限らず、花は女性に例えられることが多いですね。発見者や育成者の苗字を種小名に付けることはありますが、明らかに男性名と思われるような個体名には出会ったことがありません。
長さん
ラン展の場合、開催日の前日までに完璧に開花するように調整することが多いですが、今回は同好会の発表会ですから、既に咲いていたものを持ち込んだと言うことも考えられます。私が行ったのは会期終了の1日前でしたから、花が痛み始めているのも散見しました。
デンドロビウムの中には、茎の途中から短い花序が出てたくさん花を付ける種類があります。
腹痛が持病ですか。難儀ですね。食事の種類と何か関係があるのでしょうか。
ロシアンブルー
珍しい花を咲かせる、さすが優秀作品ですね。
カトレア・パープラータ・フラメアは落ち着いた色合い
で気に入りました。
春ばあ
ホームページアドレスの所に風に吹かれてのアドレスを入れておきましたが、それがそちらに届くか分かりません。気持ち玉もココログから入れたら繋がるようにはなりませんでしたので、いつも見ていますが、春ばあってわからない「いいね」で足跡残しておきます。
長さん
夏のラン展は冬のラン展とは違った種類のランが展示されることが多く、私も初めて見る品種が色々ありましたよ。
カトレア・パープラタは不二にも出店される品種で、人気があります。
長さん
父上がラン好きだったのですか。私もランを自宅で育てようとしているのですが、ミニ胡蝶蘭以外は長続きがしません。
ネジバナは我が家のプランターにも生えてきたことがあります。しかし、10年足らずで絶えてしまいました。
ブログ「風に吹かれて」のURLを確認し、Webリーダーに登録しました。今後、そちらに伺います。
秋月夕香
みなさん賞をいただかれたようなすごい作品ばかりですね。
デンドロビューム・ムニフィカム~が印象的でした。
長さん
ランは品種数が多い上に、同属でも違いが大きいのもありますから、本当に千差万別なんです。今回もリボン賞の作品だけ紹介していますが、出展作品はとても多いです。
春ばあ
長さん