クレマチスが続くと飽きられてしまいそうなので、今回はサバンナ温室で見た花で、初めて見る品種が3種類ありました。
グレビレア・ビピンナティフィダ
ヤマモガシ科グレビレア属の常緑低木。原産は西オーストラリア
世界に約250種あり、殆どがオーストラリアからパプアニューギニアに分布
この原種は初めて見ました
右下のものは実らしい
モンソニア・ヴェンドレイティ
フウロウソウ科モンソニア属(旧サルコカウロン属)の灌木。南アフリカ原産
細い茎が伸びると、四方に広がり、夏に花を咲かせる
和名:リュウコツセン(竜骨扇)。 初めて見ました
エリスリナ・ヘルバケア
マメ科デイゴ属の落葉中木。原産はアメリカ~メキシコ。 初めて見ました
4~7月頃、長さ4~6cmほどの紅色の筒状花を放射状に付ける
サンゴシトウは、アメリカデイゴとこの木を交配して作られた園芸種
ヤトロファ・ハスタータ
トウダイグサ科ヤトロファ属の熱帯性低木。原産はインドやキューバ
和名はテイキンザクラ(提琴桜)。別名:ナンヨウザクラ(南洋桜)など
和名の由来は、戦前、南方に派遣された兵士が桜を偲んで付けたという
ウンカリナ・グランディディエリ
ゴマ科ウンカリナ属の落葉小高木。原産はマダガスカル島
樹高は1~7m。葉を水に浸して揉むと、トロトロの液体になり、
シャンプーとして使えるので、「シャンプーの木」と呼ばれる
ユーフォルビア・プニケア(プニセラ)
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木・多肉植物
原産はジャマイカで、別名:ジャマイカポインセチア
赤いのは苞。花弁はなく、黄色い部分は蜜腺。花柱の先に雌しべがある
ロマンドラ・ロンギフォリア
クサスギカズラ科ロマンドラ属の常緑多年草。原産はオーストラリア。
雌雄異株(写真は雌株らしい)。原住民はこの葉で籠を編んだという
長い花序の所々にクリーム色の小さな花を多数咲かせる
サザンクロス (クロウエア・サリグナ)
ミカン科クロウエア属の常緑小低木。原産はオーストラリア東部
以前、鉢植えを買ったことがありますが、耐寒性がなく、1年で枯れました
フィロテカ・ディフォルミス ‘プロフュージョン’
ミカン科フィロテカ属の常緑低木(樹高1m程度)。オーストラリア原産
屋外での開花期は3~5月。ピンクの花もある。流通名はエリオステモン
花径は2cmほど。上のサザンクロスは3cm位
トックリアブラギリ(徳利油桐)
トウダイグサ科タイワンアブラギリ属の非耐寒性落葉低木
原産は西インド諸島、中米。別名:サンゴアブラギリ(珊瑚油桐)
根元が徳利のように膨らむからこの名がある
サンゴのような花序の先端にオレンジの花が咲く(右下に1輪)
アクティノツス・ヘイアンティ
セリ科アクティノツス属の常緑多年草。原産はオーストラリア東南部
流通名のフランネルフラワーの方が有名
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
テイキンザクラやトックリアブラギリやサザンクロスなら新宿御苑やら神代植物公園でも見たことがあり、比較的お馴染みですよね。
イッシー
これは見たような花だな~とかって感じでいたっていい加減。。
細かい区別なんてそもそもついて無いです。シャンプーとして使える木があるなんて面白いですね。
信徳
他は見た事も無い植物ばかりです。
秋月夕香
ウンカリナ・グランディディエリ~ご近所にこういう木があるのですが、何の木かしらべたいのですが、スマホではあまり近づけないのでよくわかりませんが、シャンプーーの木ですか。
サザンクロス~私も以前の家で買いましたが長くもちませんでした。
nobara
植物園でしかなかなか見られませんね。
TOPのグレビレア、ご近所で咲いていました。
2つの角かと思ったら一つには一本らしいですね(^o^)丿
蕾の時がまた、面白かったです。
リュウコツセン(竜骨扇)、初めてみました@@
これでフウロソウ科とは、フヨウみたいに見えますね~
降魔成道
river
eko
モンソニア・ヴェンドレイティは薄い花びらが綺麗ですね。
サザンクロスは私も可愛かったので買ったことがありますが、同じく一年で枯れました。
フランネルフラワーはお馴染みですね。
無名子
この時期に温室に入ったことが無いんですが、
面白そうですね (^o^)
品種は違う様ですがグレビレア初めて見ました。
なんとも珍妙で面白いです。
ユーフォルビア・プニケア、良いですね~
トウダイグサ属大好きです、この花も魅力的ですね (∩_∩)
長さん
サバンナ気候を実現する温室は他の植物園にもあるのではないかと思いますが、「サバンナ温室」と名が付けられた温室はここだけのようです。
サザンクロスやフランネルフラワーはたまに街中でも見かけます。
長さん
サバンナ温室は珍しい植物が色々あるのですが、花の時期がバラバラなので、初めて見る品種もあるのです。
シャンプーとして使えるなんて、誰が気がついたんでしょうね。
長さん
テイキンザクラの花期は3~9月ですから、半年以上も咲いている勘定ですね。温室ならもっと長いでしょう。
トックリアブラギリ、見たまんまですが。上手い名前を付けたものです。
長さん
ウンカリナ・グランディディエリ、日本ではごく珍しい植物です。ご覧になったのは「他人のそら似」でしょう。
長さん
サバンナ植物園、花期が一緒ではないので、今でも初めて花を見る品種に出会います。リュウコツセンも初めてです。
グレビレアは250種もあるそうですが、日本で出回っているのはロビンゴードンが多いようです。その他も花穂が長いもので、この様な花付きのものは初めて見ました。長いのは雌しべみたいですね。
長さん
サバンナ温室の展示は、サボテンを除くと、オーストラリア北部に分布する植物が多いようです。この地域には変った植物が多く分布しているからでしょうね。
長さん
サザンクロスは我が家にもあったくらいですから、街中散歩でたまに見かけますが、フランネルフラワーの方は、サザンクロスより育てるのが難しいようで、あまり見かけません。
長さん
サバンナ温室に展示された植物は、高温多湿で、冬間寒い日本の気候に合わないので、他では見かけません。サザンクロスやフランネルフラワーはその例外みたいなものですね。
モンソニアの花はフウロソウ科の顔立ちではないですよね。
長さん
この植物園は温室が6つもあるおで、でかければ何らかの花が必ず咲いているので、非常にありがたいです。
グレビレアは250種もあるそうですが、日本で流通している品種はごく僅かです。
ユーフォルビア・プニケラの花は既に雄しべが脱落し、蜜腺から分泌される蜜も見えずで、ちょっと残念でした。
すーちん
サザンクロス購入したこと
在ります
消えてしまったような^^
ジュン
色が凄いのやら淡く可愛いのとか
いろいろ楽しめますね
長さん
お宅のサザンクロスも、やはり消えましたか。可愛い花に魅せられて買ったのですが、冬は室内に取り込まなきゃいけなかったようです。
長さん
つくば植物園には10数年通い続けていますが、いまだに見たことがない、珍しい花に出会えます。それが、ここの魅力の一つでもあるのです。
ロシアンブルー
シャンプーの木が面白いですね。
花からは想像できません。
トックリ・アブラギリの花は、本当にサンゴそっくりで
目立ちますね。
長さん
シャンプーの木、きっとマダカスカル島の住民が利用方法を考案したんでしょうね、面白いです。
トックリアブラギリより、別名のサンゴアブラギリの方が分りやすいですね。