主催は「つくば洋蘭会」(会長:斉藤正博さん)で、植物園の受付がある教育棟のフロア約1/3に会員の皆さんからおよそ100数十点の出展がありました。
今回はウェルカムフラワー2作品と、優秀作品の中からご紹介しようと思います。
会場の全景です(左のポスターの所が入口。最奥部が優秀作品コーナー)

ウェルカムフラワーとして展示された2作品です
カトレア・パープラータ ‘メイ’(C. purpurata 'Mei')
斉藤正博さん
ブラジルに原生する着生ラン。初夏咲き原種の中でも花色の
バリエーションが豊富な中大輪系のカトレアで、育て易い


アングロア・アコスタエ(Anguloa Acostae)
小林貴代さん ブルーリボン(部門第一席)
アングロアは南米アンデス高地(標高1500m~)におよそ11種が知られている。花の様子から「チューリップ・オーキッド」「クレイドル(ゆりかご)・オーキッド」などの愛称がある。作品はその園芸種
ウェルカムフラワーとして展示された2作品です
カトレア・パープラータ ‘メイ’(C. purpurata 'Mei')
斉藤正博さん
ブラジルに原生する着生ラン。初夏咲き原種の中でも花色の
バリエーションが豊富な中大輪系のカトレアで、育て易い


アングロア・アコスタエ(Anguloa Acostae)
小林貴代さん ブルーリボン(部門第一席)


最奥部の優秀作品です。左側から、順次紹介します


ミルメコフィラ・チビシニス(Myrmecophila tibicinis)
南村昌義さん ブルーリボン(部門第一席)
メキシコ、コスタリカに自生する着生種。大株になると花数も増える

写真は失敗でした

パフィオペディルム・パリシー ‘リバーサイド’
(Paph. perishii 'Riverside')
斉藤正博さん ブルーリボン(部門第一席)
タイ北部と西部、ラオス、ミャンマー、雲南、アッサムの
海抜1200〜2200mの山地林に分布する多花性の地生ラン


カトレア・ガスケリアナ・アルバ(C. gaskeriana alba)
稲葉茂子さん ブルーリボン(部門第一席)
ベネズエラに自生する着生種。カラーバリエーションが豊富


ナゲリエラ・プルプレア(Nageliella purpurea)
荒木悦子さん ブルーリボン(部門第一席)
メキシコ、ガテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスの標高1,500mまでに
分布する着生種。同じ花茎に何年も花を付けることがある

花のアップには失敗したので、こちらをご覧下さい
カトレア・テネブロッサ ‘ウォルトン グランジ’
C. tenebrosa fma. aurea 'Walton Grange'
荒木悦子さん
ブラジルに自生する着生種。オーレアという、花が黄色い変種


カトレア・パープラタ ‘ワイド ヒル’
C. (旧Laelia) parpurata 'Wide Hill'
広澤良子さん レッドリボン(部門第二席)
ブラジルに分布する着生種


(つづく)
この記事へのコメント
nobara
中はそれなりに、温度管理がなさってるんですね。
ウェルカムに選ばれるだけあって、
素晴らしいですね(*^-゚)⌒☆
ゆりかご
ベビーが居るように見えますね。
なんと~ 可愛らしいのでしょう\(◎o◎)/
ミルメコフィラ・チビシニスは
ダイヤモンドリリーにも見えました。
遠目の雰囲気は・・・
ナゲリエラ・プルプレアも気になる蘭でした。
秋月夕香
蘭はもともと暑いのは平気でしょけれど、この40度近くの暑さはお花にもよくはないかと思います。それでも涼し気に御部屋での展示ですからおきゃくさんは快適ですね。
カトレア・テネブロッサ ‘ウォルトン グランジ’~黄色でもとてもキリリと涼し気です~♫
eko
アングロア・アコスタエはゆりかごに見えますね。初めて見ました。
黄色い変種のカトレア・テネブロッサ ‘ウォルトン グランジ’が素敵です。
river
ナゲリエラ・プルプレアの長い花茎が気になりました。
イッシー
植物園も花が多いのに、鬼に金棒的な。。笑
この週末だったら行ったのにな~。
こちらのランの会も斉藤さんが会長なんですね!
なおさん
つくば洋蘭会の皆さんも実力者揃いでしょうから、見応えがありますね。
無名子
冬の温室で見ることが多いから、
ランは冬の花と思い込んでいたけど、
熱帯の花が多いのだから、当然なのですね。
クレイドル(ゆりかご)・オーキッド、可愛いです。
揺り籠の中で赤ちゃんが手を振ってます (^o^)
信徳
苦労有る所に楽しみも有るのでしょう。
長さん
ラン展は冬の開催が多いですが、ランの中には夏に咲く品種もあります。愛好家の中には温室と冷温室と2つ備えている方もおられます。
アングロア・アコスタエは大きな葉を持ち、花も大きめです。
ミルメコフィラ・チビシニスからダイヤモンドリリーを連想されましたか。
ナゲリエラの小さな花は冷房の風に揺れ、見事に失敗しました。
長さん
ランは暑い所が原産のものも多いですから、日本の夏でも開花が可能です。但し、クーラーがついた温室が必要です。品種によっては、暑いと開花期間が短くなるものもあります。展示から1週間ですから、痛み始めた花もありましたよ。
長さん
洋蘭展は会期が決まっていますから、それに合せて開花させるには温度調整や日照調整が欠かせません。
アングロアは肉厚の花で、上手い別名が付けられていますね。
黄色い花弁のカトレアは少ないかも知れません。
長さん
夏のラン展は再々が少ないです。ベテラン会員が多いつくば洋蘭会ならではの企画ですね。
ナゲリエラ・プルプレア、撮影は失敗しましたが、長い花茎が枯れずに翌年以降も花を付けるという珍しい品種です。
長さん
今回はランの花を撮るだけで疲れてしまい、温室や屋外の花は殆ど撮りませんでした。
斉藤さんはこのつくば洋蘭会と、全国組織の全日本蘭協会(AJOS)の会長を兼務されておられます。
長さん
夏に咲く洋蘭も色々あるので、こういう展示会を夏に開催してもらえるのはありがたいことです。ベテラン会員が多いつくば洋蘭会ならではですね。
ナゴランやカキランと行った夏に咲く和蘭も出展されていましたよ。
長さん
我が家でも今、胡蝶蘭が咲いているので、夏に咲く洋蘭も品種が多いようです。でも、開催期間が決まっているので、審査がある日に最高な花を咲かせるのは難しいことだと思いますよ。
アングロア・アコスタエの花は、中で赤ちゃんが寝ているような形に見えますから、面白いです。
長さん
植物園のラン展示は冬に合せて咲く品種を多く取りそろえていますからね。その点、この愛好家の皆さんは自分が興味を持った品種を集めていますから、冬咲きだけでなく、夏咲きの品種もお持ちなんですね。
すーちん
観た事もないようなラン
マダマダあるんでしょうねー
夏の管理も大変でしょう
mina
ウェルカムフラワーに選ばれるだけあって
素敵ですね
ミルメコフィラ・チビシニス。真っすぐに
伸びてお花が可愛いです
ランも良いけれどカトレアも良いですね
色々と種類があって見ごたえありますね
ロシアンブルー
その数もかなりの出展で目を引くものがおおいですね。
ブラジルの自生ラン、ウオルトングランジは黄色と紫?
のバランスが素敵なランですね。
この時期、白、紫っぽい花が涼しさが感じられますね。
長さん
ランの品種は交配種を含めたら数万種類ですから、私たちが目にしたことがないような品種だらけといった方が良さそうです。ラン展ではそんなことは無いですが、未だに初めて見る品種に出会います。アングロアは昨年初めて見ました。
長さん
ウェルカムフラワー、見事なカトレアと珍しいアングロアでした。ミルメコフィラも珍し要らんと言って良いでしょう。
カトレアもランの一種ですが、綺麗な花がさく品種が多いのでファンが多いです。
長さん
夏の洋蘭展は少ないですね。関東で有名なのはここだけでしょう。つくば洋蘭会は会員数も多いし、ベテラン揃いです。
ウオルトングランジのような黄色いカトレアは珍しい方でしょう。
ろこ
ランは冬の温室で見ることが多いですよね。
無意識に冬の花と思っていました。
でも考えてみると熱帯の花が多いんですよね。
蘭はいつ見ても華やかで気持ちが明るくなります。
毎日へたっているので嬉しいお花です。
ミルメコフィラ・チビシニス
メキシコ、コスタリカに自生するんですね。
植えたいお花です。
大株になると花数が増えるということで、
庭にこのようなお花を大株で育てられたらいいなと思います。
夢のまた夢ですね。
長さん
ラン展の開催は冬が多いですが、ランは熱帯・亜熱帯に多い植物ですから、夏でも開花します。我が家の胡蝶蘭は今咲いていますから。
ミルメコフィラ・チビシニスは日本での流通は少ないようです。和ランを除くと、地植えでは難しいのが難点です。