1枚目は東口門ですが、左手に残雪が見られます。
雪国植物園とは(えちご雪割草街道2022リーフレットより)
長岡市宮本町にある雪国植物園は、越後の里山の自然をそのまま利用し、高山植物、外来植物、園芸植物を入れずに、自然の植生を造り上げている自然植物園です。現在まで30数年に亘り、地元のボランティアが中心となって山道を開拓し、今では豊かな緑に囲まれ、山野草や野鳥などの小動物を観察できます。なお、植物園の運営は社団法人平成令終会によって行われています。
雪割草は約50万株が群生し、白、ピンク、紫、そして中間色と多彩な群生が山斜面一面を覆う様子が見られます。
雪割草の群落は植物園の最奥部、岩野城趾へと続く南向きの斜面にあります。そこまで行く途中の遊歩道脇にも咲いていましたが、雪割草以外の花なども撮りながら歩きました。
ヤブコウジ(藪柑子)の実
、サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木。別名:十両
これは何でしたっけ? → なおさんに教えていただきました。感謝
ヒメアオキ(姫青木))
ガリア科アオキ属の常緑低木。アオキの日本海側多雪地帯型の変種
キクバオウレン(菊葉黄連)
キンポウゲ科オウレン属の常緑の多年草
↑ 両性花 ↓ 雄花
ショウジョウバカマ(猩々袴)
メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草
シロバナショウジョウバカマ(白花猩々袴)
ショウジョウバカマの変種で、上の品種とは別種の扱いです
フキノトウ(蕗の薹)
キク科フキ属の多年草
キクザキイチゲ(菊咲一華)の群落
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草
ミズバショウ(水芭蕉)
サトイモ科ミズバショウ属の多年草
ザゼンソウ(座禅草)
サトイモ科ザゼンソウ属の多年草
仏炎苞の向きが悪く、肉穂花序が見えない
ホクリクネコノメソウ(北陸猫の目草)
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。新潟県〜島根県の日本海側に分布
次回は雪割草の花を投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
ネコノメソウは見たことがありません。
コスモス
ミズバショウも咲いていましたか。
ネコノメソウは一度見たいと思います。
river
植物園の中に古城塁趾があるのは珍しいです。城好きの私はもちろん「岩野城跡」まで上がりました。
ここは青花のキクザキイチゲもありますね。
信徳
ここのキクザキイチゲも白ですね。この辺りにはブルーのキクザキイチゲが無いのでしょうかね?今度柏崎の友人に質問して見ます。ミズバショウ、ザゼンソウも咲いているんですね。
ネコノメソウは色々な種類が有るようでその土地に馴染んだネコノメソウが育つのでしょう。
nobara
標識番号があり、案内図と連動してるのですね。
それはイイですね~♪
カラタチバナ?(百両)ですか?
ショウジョウバカマも不思議な花ですよね。
佐賀の樫原湿原でよく見ていました。
ミズバショウ、早いですね@@
eko
雪割草だけではなく色々な花が咲いて見て歩くだけでも楽しそうです。雪椿素敵です。こちらでは見る機会がないので一度実物を見てみたいです。白花のショウジョウバカマも見られるんですね。
ミズバショウがもう咲いて早いですね。
なおさん
ヤブコウジの下のは、ヒメアオキと見ました。日本海側に棲み分けているものですよね。
僕が行ったのはやはり雪割草の時期でしたが、もっと後に行くと、オオイワカガミだのシラネアオイだのも見られるということで、もっと山野草を見たい場合は時期をずらしてゆくのも良さそうです。
ミズバショウの咲く湿地では、サンショウウオの卵も見られる池もありますね。
長さん
ミズバショウはそこそこ見られたのですが、座禅草にはそっぽを向かれました(笑)。
ホクリクネコノメソウは関東では見られませんが、普通のネコノメソウなら山の湿ったところで見られるそうです。
長さん
この植物園ではもっと色々見る事が出来るのですが、今年は雪が多かったせいか、芽出しが遅れていました。
水芭蕉が咲いているのは、山からの湧き水が小川になっているような所でした。
ホクリクネコノメソウはナナの近くの葉が黄色く光って綺麗ですよ。
長さん
この植物園の理念は素晴らしいですよね。ご承知のように、標識番号の所に近くで咲く花のイラストが、ちょっと描いてある程度で、名札などは一切ありません。今年は春が遅れたので、前4回より花の種類が少なかったです。
やはり城跡まで登られましたか。
長さん
キクザキイチゲは白しか見ていません。riverさんは岩野城趾の辺りで青い花をご覧になったそうです。
山の斜面ですから湧き水が小川になったり、昔、農業用の小さな溜池みたいな所もありますから、水芭蕉なども咲いていました。
ネコノメソウは地域変種が何種類かあるようです。
長さん
雪国植物園ですが、開園は遊歩道の雪の溶けた頃ですからそれほど寒くないです(笑)。
園内は広いので、案内図もA3版と大きいです。
名前の分らない赤い実はヒメアオキだそうです。
白花のショウジョウバカマは珍しいと思います。
ミズバショウは湧き水が小川になったところで、雪解けが早いのですね。
長さん
自然を生かして、その土地に生きる植物しか展示しないのですから、素晴らしい理念ですよね。
いつもはボランティアのガイドをお願いするのですが、今年は皆さん、何やらお忙しそうなので、遠慮しました。
ユキツバキは綺麗ですよ。園内には大学の先生から寄付されたというツバキ園がありますが、まだ花はちらほらでした。
白花のショウジョウバカマ、ここでしか見たことがありません。
長さん
今回は花が遅れていたので、雪割草の群生地まで往復しただけですが、4月の中旬くらいになると花の種類が増えるので、見て回るのは良いでしょうね。しかし、遠いのが難点です。
ヒメアオキというアオキの矮性品種もあるのですね。ご教授、ありがとうございました。
サンショウウオの卵は次々回に登場予定です。
月奏曲
フキノトウもじっくり見ると可愛いですね
ホクリクネコノメソウ初めて見ました
長さん
この4原則は、植物園を利用するものにとって忘れてはならないことですね。
フキノトウが少し伸びてきて、白い小さな花が咲いていました。
関東ではネコノメソウの仲間は中々お目にかかれません。
すーちん
ネコノメソウ
可愛らしい花ですね
今頃咲くんですねー^^
長さん
ネコノメソウは珍しいですよね。花弁はないですが、頂点付近の葉が黄色く変化し、蛍光塗料のように光って見えます。