雪割草街道の旅_2022年(4) 大崎雪割草の里にて① 野生種の雪割草

 3月28日、雪割草街道の旅2日目です。前日は長岡市内に泊まったので、柏崎市西山町大崎地区にある「大崎雪割草の里」には9時15分頃到着しました。

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「大崎雪割草の里」とは
 日本海を見下ろす小高い丘には約30万株の野生種の雪割草が群生しています(日本最大級)。平成元年(1989年)、ゴルフ場建設予定地に自生していた雪割草の絶滅を危惧して、この丘に移植したのが始まりです。翌年には「大崎雪割草保存会」が作られ、遊歩道や東屋などが整備されました。平成8年(1997年)には県の活性化対策事業としても認定され、翌年に第1回雪割草祭が実施されました(以降、毎年実施)。施設整備協力費は400円。
 朝は日が当たっていない所があるので、1回ざっと回って、2回目から本格的に写真を撮りました。
 保存会の方が我が家の車のナンバープレートをご覧になって、遠くから良く来てくれたと歓迎して頂きました。2回目を回る前に、今回で5回目と伝えると、コーヒーまで振る舞って頂きました。


遊歩道は整備され、あちこちに咲く雪割草を見ながら登っていきます
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途中まで登ると日本海が見えます(手前は駐車場)
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 野生種の雪割草(ここではオオミスミソウ)は園芸種のように派手な花はありませんが、素朴な美しさがあります。


薄いピンク
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ほんのりピンク
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ピンク
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淡いブルー
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薄い赤
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薄い赤紫に白っぽい縦斑
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花弁(萼)の外周の色が濃い
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薄い青紫
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花弁(萼)が細い
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中央の花だけ花弁(萼)が7枚ある(上の写真にも)
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これは8枚
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周遊する遊歩道の最高地点には東屋が作られている
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東屋の左はヤブツバキ
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ここからも日本海が見えた
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 2022年3月28日撮影。

 次回は、雪割草以外の花をメインに投稿しようと思います。
(つづく)

この記事へのコメント

  • イッシー

    海も見える遊歩道っていいですね~。
    園芸種に比べれば地味でも、可憐さは変わらないですよね~。
    他にも花が咲くんですね~。楽しみです。
    2022年04月05日 12:21
  • nobara

    雪割草でも自然のものはオオミスミソウなんですね。
    縁が濃いピコティ咲き、可愛いですね。
    花弁も6~8と変化に富んでるんですね。
    随分、年季の入った四阿ですね。
    日本海が見えるならユキツバキ?って事は??(笑)
    自然のモノは素朴でいいですね(^o^)丿
    2022年04月05日 17:40
  • river

    大崎雪割草の里の雪割草は管理植栽されているとはいえ野生種のみですから園芸種のような華やかさはありませんね。花の変化はほとんどありませんが色は豊富で素朴な美しさがあり好感が持てます。
    今でこそ雪割草は管理されていますが昔は地堀の苗を多量に関東に運んで消耗品扱いだったと聞いたことがあります。
    変わり物が見つかり高価で取引されるようになると園芸品もたくさん作られるようになりました。今でも1芽1万円以上するもの物もありますがずいぶん前のことですが1芽10万円以上で取引されたことがあります。
    2022年04月05日 17:41
  • eko

    自然の中に咲く雪割草は素朴で可憐ですね。やはりこういう環境で保存されているのは嬉しいですね。5回も訪問されているんですね。それは地元も方も歓待してくださいますね。
    海の見えるシチュエーションも素敵ですね。
    2022年04月05日 17:47
  • 信徳

    群馬に来た時、群馬の人から昔は佐渡や大崎に雪割草を採りに行った話を聞きました。その頃は雪割草の事は全然知りません、見た事も有りませんでした。魚沼には自生の雪割草は有りません。一度雪割草に手を出したのですが難しくて止めました。越後の人は良い人が多いですよ、今度は昼食が出るかも(笑)。
    2022年04月05日 19:36
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    登りは海を背にしますから、海を見る事は少ないですが、下りはよく見えましたよ。
    野生種の雪割草は雄しべも雌しべもある標準花ですが、良く見ると同じものは様々な差があります。
    次回は早春の花です。
    2022年04月05日 21:11
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    この辺りに自生する雪割草はオオミスミソウなのです。花色は赤、白、青紫が古本のようですが、色の濃さにはバラエティがあり、ピコティ咲きや縦斑なども出ますね。
    東屋が出来たのは1991年ですから、もう30年以上ですね。
    この雪割草の里の近くがユキバタツバキの自生地なんですが、東屋の隣のツバキはヤブツバキと名札が付いていました。
    2022年04月05日 21:26
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    野生種でもよく観察すると、花色は勿論、少しずつ違いが見つかるようです。
    国営越後丘陵公園の雪割草展で、出展者のお仲間らしき方たちが話し合っているのが聞こえてきましたが、最近でも1鉢1万円以上の取引があるそうです。
    2022年04月05日 21:27
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    園芸種のような激しい変化はありませんが、素朴で可愛いですね。
    最初は2012年で、旅行会社のツアーに参加したんです。完投から回も来る人は珍しいらしい。
    この日は晴れていたので、海の色も綺麗でした。
    2022年04月05日 21:33
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    雪割草は日本海に近い辺りで自生しているそうなので、同じ県でもご存じではない方もおられるのでしょうね。
    雪割草を育てるのは難しくないと聞きましたが、やはり色々な条件があるのでしょうね。
    確かに、越後出身者は良い人が多いです。私の会社の先輩も同様です。整備協力費が400円ですから、昼食を出したら足が出てしまう(笑)。
    2022年04月05日 21:38
  • なおさん

    僕が行ったのは、クラブツーリズムのツアーでしたので、特に歓待もされませんでしたが、個人で行く場合、こういう事があるから旅も楽しいですね。5回も行かれましたか。
     日本海のすぐそばですと、暖流の影響などさまざまな要因でそんなに大雪にはならないのでしょうね。

     自生種のオオミスミソウは、僕はあんまり奇をてらったような豪華な交配種よりずっと好みで、飽きが来ない良さがありますね。
     椿も同様で、ヤブ椿の良さは飽きませんね。ユキバタツバキは僕も此処で初めて見ました。
    2022年04月05日 22:02
  • 月奏曲

    逆に素朴で飽きのこないお花な気がします
    のんびりとした遊歩道に群生してるのはいいですね

    青空の下の海もなかなかいいアクセント

    私もそろそろどこかでのんびりしたいなぁ…って一月に出かけてたかw
    2022年04月05日 22:25
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    私も初回(2012年)はクラブルーリズムのツアーでした。今回は、私たちが一番目の入園者だったからかもしれません。
    海沿いは雪が少ないですが、それでも今年は開花が少し遅いようでした。
    ユキバタツバキはここの駐車場の北側が自生地の一つだそうです。
    2022年04月05日 22:40
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    やはり奇をてらった園芸種よりはこちらの野生種の方が雪割草らしくて良いですよね。
    ここは海が本当に近いです。
    のんびりされたいのなら山古志村の温泉宿なんかはお勧めですが、車ではないとちっときついかな。
    2022年04月05日 22:44
  • ロシアンブルー

    「大崎雪割草の里」は日本海に近いのですね。
    柏崎は子供の頃に海水浴に連れて行ってもらったことが
    あり懐かしいところです。
    自生地の雪割草を保存する方達によって守られ、地域の
    活性化にもなりますね。
    2022年04月06日 09:16
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    ここは海岸線を走る道路から200mほど入ったところです。近くには大崎海水浴場があります。近くには大崎温泉雪割草の湯なんかもありますよ。
    雪割草のシーズンは直ぐ終わってしまうので、ボランティアの皆さんは、雪割草の育成や販売にも力を入れていらっしゃいます。
    2022年04月06日 11:14

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