つくば植物園にて_2022年3月(その4) 熱帯雨林温室の原種ランなど

 3月5日に行ったつくば植物園で見た花などを記録しています。
 今回は熱帯雨林温室の2階東側の回廊で見た花などです。この回廊には、その時点で咲いている原種ランが展示されています。


デンドロビウム・クサントフレビウム
Dendrobium xanthophlebium
ミャンマー、タイの標高1350m周辺に生育する着生種
花径は4cmくらい。白い花にオレンジの斑が入り、美しい。初見です
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デンドロキラム・コッビアヌム
Dendrochilum cobbianum フィリピンの標高1200m以上の樹木に着生する
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マキシラリア・バリアビリス
Maxillaria variabilis 'Nana'
メキシコ、パナマ、ベネズエラなどの熱帯雨林に分布する着生種
花径1.5cmくらい。ほのかな甘い香りがする
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スパトグロッティス・ポルトゥス フィンシー
Spathoglottis portus-finschii
ニューギニア島に分布する地生種。花径は3~4cm。コウトウシランの仲間
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ユウコクラン(幽谷蘭)
Liparis formosana
中国南部、台湾、日本(伊豆諸島、紀伊半島、九州、琉球列島)に分布
クモキリソウの仲間だそうだ。沖縄では梅雨の頃咲くという
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以下は、水垢のついたガラス越しの撮影です

エウロフィア・グイネーンシス
Eulophia guineensis 熱帯アフリカの標高600〜2000 mに分布する地生種
花径は2cm位。  初見です
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デンドロビウム・カスバートソニイ
Dendrobium cuthbaertsonii
ニューギニア島の高地に着生する小型種。6ヶ月も咲き続けるそうだ
花の形も、葉の形も、デンドロビウムにしては変わっている
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デンドロキラム・テネルム
Dendrochilum tenellumi
フィリピンに分布する着生種。花径は0.5~1cm
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デンドロビウム・アベランス
Dendrochilum abberans
ニューギニア原産の小型種。花径は1.5cm位。1~2か月咲き続ける
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以下は、ラン以外の植物です

ダクリカルプス・キナバルエンシス
マキ科ダクリカルプス属の低木針葉樹
マレーシアのボルネオ島サバ州のキナバル山の固有種
葉(長さ5~8mm)の付き方がとても変わっている
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セントポーリア・イオナンタ
イワタバコ科セントポーリア属の多年草
タンザニアの北東部、ウサンバラ山地から海岸平野に分布
花期は9月~6月と、長期間。花径は2cm
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スキミア・リーベシアナ
ミカン科ミヤマシキミ属(スキミア属)の常緑低木。台湾原産
和名はアリサンミヤマシキミ。白い花が咲く。赤い実は有毒
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 2022年3月5日撮影。

 熱帯雨林温室で見た花はもう少し続きます。
(つづく)

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