先ずは、受付がある教育棟裏手の梅からです。今年は開花が遅れていますが、品種によっては花付きが良いものがありました。残念ながら園芸種名は殆ど表示されていません。
唐梅(とうばい、紅色に赤い筋、花弁先端にぼかし、中輪八重咲き)
教育棟からサバンナ温室に行く途中で見た花です
ツバキ 卜伴(ぼくはん)
濃紅色、唐子咲き、花芯の唐子弁は白色、花糸は紅色、小輪
江戸期より広く知られた古典品種中の名花
ツバキ バターミント
アメリカで作出された洋種ツバキ。白~クリーム色の小輪、千重咲き
シナマンサク(支那満作)
マンサク科マンサク属の耐寒性落葉小高木。中国原産
大きな枯葉がたくさん残っていた
スノードロップ
ヒガンバナ科マツユキソウ属(ガランサス属)の多年草。原産は東ヨーロッパ
学名:ガランサス・エルウェシー、英名:ジャイアント・スノードロップ
ヘルボルス・ニゲル
キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草。ヨーロッパ~西アジア原産
クリスマスローズの原種で、ヨーロッパの暖かい所では、クリスマスの
頃に咲くため、クリスマスローズといえば本種を指す
ヘレボルス・アグティフォリウス
コルシカ島原産のクリスマスローズの原種
ヘレボルス・フェティダス
東アジア、ヨーロッパに分布するクリスマスローズの原種
残念ながら、まだつぼみの状態
池の対岸に歩いて行く途中、絶滅危惧植物温室に立ち寄りました
アマミエビネ(奄美海老根)
ラン科エビネ属の地生ラン。奄美大島に分布。絶滅危惧IA類(CR)
池の対岸、東屋付近で早春の花を撮りました
セツブンソウ(節分草)
キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。日本固有種(関東地方以西)
まだ咲き始め。 自生地では準絶滅危惧種(NT)に指定されている
フクジュカイ(福寿海)
キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草
フクジュソウとミチノクフクジュソウの雑種(3倍体)で、種子ができない
栽培が容易で、“福寿草”として売られているものの殆どがこの品種だと言う
植物園なのだから、本物のフクジュソウを展示してほしいものだ
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
博物館の植物園ですものね~。
その代わり希少種はたくさんありますね!
アマミエビネいいですね~。こんなのが自生してたら、
見入っちゃうよな~。
秋月夕香
まだ蕾も多い梅ですね。咲き具合はこちらも同じようです。
ツバキ 卜伴(ぼくはん)~こういう感じの椿は初めて見ます。
セツブンソウ、もフクジュソウもかわいいです~♫
river
もこ
こちらではあまりと言うか
まだ見かけたことがありません
ツバキ バターミントも可愛いですね
nobara
種類が多いので、名札がないとお手上げ~ですよね。
ボクハン(卜伴)が可愛いですね。月光・日光ありますよね。
確か唐子弁の色で見分けるんでしたね。
バターミントは白雁のような感じなんですね。
スノードロップ、可愛いです。
ニゲルは写真が撮り易いから有難いですね。
フクジュソウも葉っぱがふさふさしてきて
咲き始めとは全く印象が違いますね。
eko
ツバキの卜伴可愛いですね、中心の色が違うのが可愛いですね。同色は見ますが色が違うのは初めて見ました。
クリスマスローズの原種も見られて良いですね。
アマミエビネとても綺麗、素敵です。
スノードロップ、セツブンソウにフクジュカイも元気に咲いてすっかり春ですね。
なおさん
椿も、やはり一重の藪椿や白やピンクの一重の方が好みですねえ。卜半は面白いとは思うものの、あまり好みではないです。
奄美のアマミエビネも良いですね。姉は何年か奄美大島にいたことがありますが、森にうかつに入るとハブがいますので、タイヘンですよねえ。
長さん
植物園だからウメだけ品種を多く展示するわけにもいきませんね。
絶滅危惧植物温室ではアマミエビネしか咲いていなかったのが残念です。他は、多目的温室で紹介します。
長さん
こちらでは明日から本格的に気温が上昇するそうですが、そちらはいかがですか?
卜半はた古典品種中の名花ですから、苗木も高価です。個人宅で植えているところは多分見つからないでしょう。
長さん
こちらは快晴でしたが、14℃止まりでした。明日からはもっと上がるでしょう。
お宅では梅が8割が見頃になりましたか。寒い割に早いですね。
クリスマスローズの原種、植物園だから、もっと揃えてくれると良いのですがねー。
長さん
ツバキの卜半は名品ですから、目にする機会は殆どありません。私も、植物園で見るくらいです。
バターミント、クリーム色の花弁はバターの色ですね(笑)。
長さん
ツバキも見分けが難しいですが、梅の方がもっと難しいですよね。
日光は赤一色(紅唐子)ですから、この卜半は月光ですね。バターミントは白雁より小降りのようです。
ニゲルは白い花なので、写真で失敗することはないでしょう。
セツブンソウは咲いたばかりですが、フクジュカイは葉が伸び始めていました。
長さん
ウメは園芸種が多いから、植物園としてはウメが数種類あればそれで良しということなんでしょう。
ツバキのしべが全部花弁化したものを唐子というそうです。ですから、全部赤いのは紅唐子(別名日光)なんだそうです。
アマミエビネは白い花なので、綺麗でしたよ。
長さん
明日から関東も気温が上がるそうで、いよいよ春本番という感じになりますね。
花を楽しむウメは枝があちこちに伸びるようですね。転居前の我が家には実梅がありましたが、新枝が真っ直ぐ上に伸びるので、格好がつきません。
アマミエビネ、白い花が良いですね。私も長いものは嫌いなので、現地で見るなんて出来ません。
月奏曲
あ~そうですね、なんで2月過ぎに咲くのにクリスマスローズなんだろうと思ってましたが欧州だとその時期に咲くんですね
信徳
すーちん
スノードロップ
出てきましたー
何十年も毎年咲いてくれます^^
長さん
卜半はしべが花弁化したんです。これは白ですが、赤もあります。
クリスマスローズは、ヨーロッパの方が日本より寒いので、早く咲くんですね。
長さん
つくば植物園は前橋より緯度的には低いですが、内陸の方が暖かい?
卜半はしべが全部花弁化したものです。この部分が赤い品種もあります。
長さん
スノードロップは強い草なんですね。緑の斑の入り方が一様ではなく、逆さハートに見えたりしますね。