昭和記念公園にて_2022年春(3) 「雪割草展」(その2)二段咲き & 黄花ミスミソウ、ケスハマソウなど

 3月12日、昭和記念公園花木園展示場で開催中の「雪割草展」で見た花を紹介していますが、今回は八重咲き雪割草の色々を投稿します。
 なお、この雪割草展は、国際雪割草協会関東支部、国際雪割草協会、国営越後丘陵公園、越後雪割草街道連絡会などの協力で開催されたとのことです。


展示風景1
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二段咲きの色々
雄しべが小花弁に変化した花で、雌しべはそのまま残った咲き方
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黄花ミスミソウ(三角草)
海岸側に多いミスミソウと比べ、山地側に多いタイプ。富山県産は色が濃い
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ケスハマソウ(毛州浜草)
本州近畿以西・四国に分布する雪割草。常緑なので冬でも葉がある
スハマソウとは、葉の両面に毛があることで区別される
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雪割草は実生から開花まで3~4年かかります

実生から1年目(小さな双葉が生えてきた)
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実生から2年目(ミスミソウらしい葉が伸びてきた)
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実生から3年目(葉がしっかり伸びて、やっと花が咲いた)
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日本の雪割草の分布図(会場の掲示)
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 2022年3月12日撮影。

 次回は、三段咲きや千重咲きを紹介します。
(つづく)

この記事へのコメント

  • イッシー

    クローズアップの写真が鮮明できれいに撮られてますね~。
    雪割草の分布ってそういう感じだったんですか!
    全然見てない人。それは私です。爆
    2022年03月23日 12:51
  • river

    雪割草は園芸上の名前です。ミスミソウ、オオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウ及び交配種の総称です。園芸店で販売されているものの大半は交配種ですから実生するといろいろの花が咲きます。種まきは独特な方法ですが発芽率は良いので3年待てれば花が観られます。種から育てた苗は丈夫です。
    黄花雪割草は富山産が色が濃いですが栽培は難しくきれいな色を出すのは難しいようです。佐渡産の黄花はクリーム色です。
    2022年03月23日 15:10
  • 信徳

    色々なものが出来て来るんですね。
    群馬県の園芸店にも雪割草が売られていますが先日
    8万円の値段が付いたものが売られていました。
    大きな株ですが一株でした。(安い雪割草ですか?)
    ビックリするほど綺麗でしたが値段にもビックリ
    写真を撮るのを忘れてしまいました。
    2022年03月23日 16:07
  • eko

    小弁花した雄しべの形がそれぞれでどれも可愛らしいですね。地域によって名前が違うようですね。ひとくくりで雪割草と認識しています。黄花ミスミソウの花色素敵です。
    実生から3~4年で花が咲いたら嬉しいでしょうね。
    2022年03月23日 17:28
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    クリーズアップの写真はF値の明るいコンデジで撮りました。
    後でブログネタになりそうなものはメモ代わりに撮ってくるんですよ。
    2022年03月23日 19:05
  • なおさん

    今はもうないのですが、僕も以前は雪割草(オオミスミソウ)の並花を地植えにしたり、鉢植えにしたりして育てていました。やはり、普通に育てるには並花がいちばんで、あまり奇をてらうと、なんだかなあ??という雰囲気になりますね。

     雪割草の実生栽培は、僕も何年かしたことがあり、花が咲くまで育てました。面白いものですね。
    2022年03月23日 19:09
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    雪割草の発芽率は高いのですか。それ以前に、受粉させたり、実をつけさせることの方が難しそうですね。
    佐渡産の黄花ミスミソウは富山産とは違うタイプなんだそうですね。青軸系と書いてありました。
    2022年03月23日 19:10
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    8万円の雪割草ですか。普通の雪割草は数百円程度で苗が買えますが、色が良くて珍しいものは高価なのだそうで、7桁の値がついたものがあったそうですよ。
    2022年03月23日 19:15
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    二段咲きはおしべが花弁化したものですが、その色や形がそれぞれ違いますね。
    雪割草は主に園芸的な呼び方ですから、自生分布は正確な和名が示されています。
    黄花ミスミソウの存在は今回初めて知りました。
    実生の場合は割合上手く成長するそうですよ。
    2022年03月23日 19:21
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    やはり雪割草を育てた経験がおありなのですね。
    私も雪割草はランと共に大好きな花なので、育ててみたい気もしますが、ランでも失敗を重ねていますから、イマイチ自信が無いのです。
    2022年03月23日 20:42
  • nobara

    ユキワリソウ、恐るべしですね。
    雄蕊が小花弁に変化したのなど、可愛いですね
    そういうつもりで見ると、また違った思い入れがあります。
    ボクハンみたいなのもありますね(^o^)丿
    群青と薄いピンクの組み合わせなど、鮮やか~ですね。
    黄花ミスミソウは渋い色ですね。黄色でもない?
    ビックリしました。
    お花の小ささではエロディウムみたいな感じですね。
    2022年03月23日 21:08
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    雄蘂が花弁化したといっても良く見ると大きさや色、形が違いますね。
    深紅の花の2枚目は花弁化した雄蘂が立ち上がっているので、卜半みたいになっています。
    黄花ミスミソウはこの中では少し大きめな花でした。色はクリーム色といったら良いでしょうね。
    赤い線が入ったエロディウムですね。雪割草の花径は2~3cm位なので、エロディウムとほぼ同じか、それより大きいという感じですかね。
    2022年03月23日 21:42
  • 月奏曲

    雪割草で展示開催できるとは…
    と思ったけどこうやって見ると華やかで見ごたえありますねぇ

    もうちょっと小さい花のイメージだったけど思ったよりは大きかったw
    2022年03月23日 23:13
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    本場新潟の雪割草展はこんなものじゃありませんよ。
    一輪を接写しているので大きく見えますが、花径は2~3cmです。
    2022年03月24日 09:39
  • はるる

    いつも珍しい花々を楽しんできました。
    お久しぶりです。
    今回の更新でブログを終了します。
    いろいろ教えていただき、お世話になりました。
    ありがとうございました。
    2022年03月24日 18:15
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    ブログからリタイアですか、残念ですね。
    綺麗な写真を楽しみにしていたのです。ありがとうございました。
    2022年03月24日 21:43

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