今回はサバンナ温室で見た花の続きです。
プセウドボンバックス・エリプティクム
アオイ科プセウドボンバックス属の塊根植物。中米原産
長いしべが特徴の大きな花です。 初めて見ました
英名:シェービング・ブラシ・ツリー(花の様子から)
花も大きいが、葉も大きい。グアテマラの国樹に指定されている
ディッキア・イビラメンシス近似種
パイナップル科ディッキア属の常緑多年草。ブラジル原産
茎はなく、肉厚の葉元から、長い花序を伸ばし、径3cmほどの花が咲く
花序が長すぎて全体が写せないので、下は昨年2月の写真です
ユーフォルビア・プニケア(プニセラ)
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木・多肉植物
原産はジャマイカで、別名:ジャマイカポインセチア。赤いのは苞で、
花弁はなく、黄色い部分は蜜腺。花柱の先に雌しべがある(左上)
ヤトロファ・ハスタータ
トウダイグサ科ヤトロファ属の熱帯性低木。原産はインドやキューバ
和名はテイキンザクラ(提琴桜)。別名:ナンヨウザクラ(南洋桜)など
カナリナ・カナリエンシス(カナリーキキョウ)
キキョウ科カナリア属のつる性半耐寒性多年草。カナリー諸島原産
花径は3~4cm。1月にも見ましたが、まだ咲き残っていました
アルギランテムム・フルテスケンス
キク科モクシュンギク属の低木状多年草。カナリー諸島原産
学名からは想像できませんが、英名はマーガレット、和名は木春菊です
サルビア・ディスコロル
シソ科サルビア属の半耐寒性多年草。メキシコ原産
淡い灰緑色の萼の中から、黒に近いダークグレイの花が咲く
別名:ディスコロル・セージ。 初めて見ました
ベニマツリ(紅末莉)の実
アカネ科ベニマツリ属の常緑低木。キューバ、パナマ、南アフリカ原産
花は何度も見たことがありますが、実は初めて見ました
こんな花です(2021.6.22 つくば植物園)
バンクシア・スピヌロサ(ヘアピンバンクシア)
ヤマモガシ科バンクシア属の常緑低木で、オーストラリアに分布する固有種
円筒形(黄色~橙色~橙褐色)に立ち上がっているのは花序
種子は山火事などの後に開裂し、種子を放出する
ブラシの毛のようなものは雄しべ。それが脱落して中心が見えた
ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)
アオイ科フヨウ属の常緑低木。原産は熱帯アメリカ
別名:マルバビスカス(マルバは丸葉ではなく、イタリア語のmalva、
英語ではmallowで、ゼニアオイのこと)、タイリンヒメフヨウ
温室展示の定番ですね
次回は熱帯資源植物温室に入ります。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
やはりいろんな季節に顔を出さないといけませんね。
通路には意外と見学者いらっしゃってますね。
nobara
凄い事になってますね。
蕊が房みたいになっていますね。
こんな飾りの箪笥があったような(^o^)丿
変わったお花ばかりです。
ディスコロル・セージ、花が覗いた姿がおもろーい。
バンクシア・スピヌロサの芯?
トウモロコシを食べたあとみたいです。
なおさん
信徳
テイキンザクラはぐんまフラワーパークに年中咲いているようで
良く見ていますが他は殆ど初見です。
シェービングブラシツリーは面白い花ですね。
river
ずいぶん前に「さくらそう品種展」を見学するために1度だけ訪れたことがあります。今年も4月16日(土)~4月24日(日)に開催されるのですが今年は行けそうもありません。
長さん
品種が多い植物園は年に何度も行く価値がありますね。
2枚目の写真は、たまたま通路に3組の人たちがいた頃で、最近では珍しいことです。やはり土曜日だったからでしょう。
長さん
プセウドボンバックス・エリプティクム、いままでに見た花の中で、雄しべの長さは一番でした。こんな飾りの箪笥ですか?和箪笥ですかね。
ディスコロル・セージ、花の位置が低すぎて、下からは写せませんでした。
バンクシア・スピヌロサの花後も面白いですね。
長さん
品揃えのある温室ですから、時期を変えて行ってみると珍しいものに出会います。開花期が長いものは何度も見ることがありますが、プセウドボンバックス・エリプティクムは開花期が短いようで、初めて見ましたよ。
長さん
品揃えの多い植物園は、やはり、時期を変えて行ってみるものですね。
プセウドボンバックス・エリプティクムの木は何度も見ているのですが、花を見たのは今回が初めてです。
長さん
プセウドボンバックス・エリプティクムは花期が短いようで、今回初めて花を見ました。
さくらそう品種展に行かれたことがおありですか。私はまだ見たことがないので、4月23日に行く予定にしています。
eko
月奏曲
雨の日にさしたら傘になりそうw
サルビアディスコロル、結構変わった感じですが綺麗ですねぇ…ちょっとモノトーンでおしゃれというか…
秋月夕香
カナリナ・カナリエンシス~この形でこの色~すごいですね。
一番印象的でした。サルビア・ディスコロル~これも黒に近いお花が咲くのですね、不思議です。
すーちん
プセウドボンパックスですか
長いシベはそれなりの
理由があるんでしょうねー
長さん
プセウドボンバックス・エリプティクムは、しべの本数もさることながら、長さが半端じゃないですね。また、ディッキア・イビラメンシス近似種の花序の長さも半端じゃないです。
カナリナ・カナリエンシス、下向きに咲くので、写真を撮るのに一苦労。サルビア・ディスコロルも下向きですが、これは咲いている位置が低すぎて撮れませんでした。
長さん
シェービング・ブラシ・ツリーの葉、確かに大きいです。日本にも秋田ブキとかクワズイモの葉は傘に出来るくらい大きいのがありますよ。
サルビア・ディスコロル、花はこれ以上開かないようです。
長さん
カナリナ・カナリエンシス、キキョウ科でオレンジの花なんて珍しいでしょう?
サルビア・ディスコロルの花はどういう構造になっているんでしょうね。
ロシアンブルー
珍しい植物ですね、初めて見るような気がします。
最初の写真のお花の長い蕊、一瞬エノキダケみたいで
ビックリしました。
つくば植物園にはいろんな珍しい植物を見せる企画、
注意していると楽しいですね。
長さん
プセウドボンバックス・エリプティクムの花、大きさもさることながら、しべが長いですね。何故長いのか、和文のHPは極めて少なくて分りませんでした。
長さん
流石に日本を代表する植物園だけあって、珍しい植物が多く展示されています。
プセウドボンバックス・エリプティクムの長いしべからエノキダケを連想されましたか。それは面白い。
ジュン
珍しいお花
植物園のお花を拝見解説が
わかりやすく楽しみです
長さん
この植物園、行く度ごとに何か新しい発見があるので、とてもありがたい場所です。ですから、年に何度も行ってしまいます。