「冬のらん展&ボタニカルフェア2022」にて(1) 受賞作品の紹介

 2月17日に、池袋サンシャインで開催された「冬のらん展&ボタニカルフェア2022」(2/17~20)を見に行ってきました。
 この企画は「色とりどりの美しい蘭や珍しい植物を展示・販売」するのが目的で、今年が初開催です。勿論、ランのコンテストも行われましたが、花そのものの質(大きさ・色彩・花の数など)を100点満点で評価する、日本洋蘭農業協同組合(JOGA)によるメダル審査も行われました。
 初開催のためか、ランの出展はさほど多くはなく、ナーセリーなどの出店が目立ちましたが、早速最奥の入賞作品のコーナーに向かいました。


入賞花の展示です。この両側にメダル審査の作品が並んでいました
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< 最優秀賞・メダル審査GM >
フラグミペディウム・フリッツ ションバーグ
‘ドリーム オブ キミ’

Phrag. Fritz Schomburg 'Dream of Kimi' (kovachii × besseae)
和田キミ子さん。 1枚目の写真では左から2番目。原種同士の交配種
メダル審査では数年に1度といわれるGM(ゴールドメダル)を獲得する快挙
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< 優秀賞 >
クレイソセントロン・メリリアナム
Cleisocentron merrillianum 'Riversid'
斉藤正博さん。1枚目の写真では左端
ボルネオ島の高地に分布。ボルネオの青いランとして知られる
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< 優良賞 >
カランセ・ウェスティータ・アルバ
Calanthe vestita var. alba 'White Fairy'
桜井 一さん。1枚目の写真では左から3番目
ビルマからインドネシアに分布するエビネの仲間
隠し画像あり
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< 奨励賞 >
デンドロキラム・コビアナム
Den. cobbianum 'Mieko'
安藤美恵子さん。フィリピンの標高1200m以上に自生。花径1cm
隠し画像あり
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< 奨励賞 >
クレイソストマ・アリエティナム
Cleisostoma arietinum
武井直義さん。北東インドやベトナムまで広く分布するバンダの近縁属
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< 奨励賞 >
エピデンドラム・キャンディ ヴァリー
Epi. Candy Valley    冨沢 實さん
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< 奨励賞 >
パフィオペディルム・ハイナルディアナム
Paph. haynaldianum ルソン島の標高約1000mの石灰岩地域に分布
関野栄太郎さん。 1つの花茎に複数花を同時に咲かせるのが特徴
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< 奨励賞 >
カトレア・プレスタンス コンカラー
C. praestans fma.concolor ’Gpld Star’ ブラジル原産
石井謙一さん
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< 奨励賞 >
パフィオペディルム・マジェスティック ワールド
Paph. Majestic World 'Sumida'
清水達夫さん
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< 奨励賞 >
パフィオペディルム・アマリロ スター
Paph. Amarillo Star
寺田昭廣さん
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< 奨励賞 >
コリバス・ディエメニカス
Corybas diemericus 分布オーストラリア南東部に分布する
尾木克行さん。 小さくて、変わった形の花。これでもラン?
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以下は、平台に展示された受賞花です

< 瀬戸内オーキッド賞 >
デンドロビウム・ファーメリー ペタロイド・アルバム
Den. farmeri fma. petaloid album 'Hsinying'
渡辺久恵さん
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< 草月園賞 >
フラグミペディウム・ベッセアエ
Phrag. besseae 'Kuwado Red'  アンデスの山岳部に分布
清水柾孝さん
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< ヒーローズピッチャープランツ賞 >
パフィオペディルム・マ ベレ アルバム
Paph. Ma Belle album 'Minami' (malipoemse album x bellatulum album)
南本修二さん
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 2022年2月17日撮影。
 次回はメダル審査が行われた作品を紹介します。
(つづく)

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