前記事で書き漏らしましたが、会場入口では検温とアルコール消毒が義務づけられ、万一、クラスターが発生したときの連絡先として、指定の電話番号に携帯からワンコールすることが求められていました。
クリスマスローズは毎年、様々な交配種が作り出されていますが、今回は、新花コンテストの出展作品の中から紹介します。このコンテストは生産者、アマチュアを問わず、応募できます。審査の基準は、綺麗な花は勿論ですが、将来性、希少性などが加味されます。
「新花コンテスト」の展示の様子

< 最優秀賞・日本クリスマスローズ協会会長賞 >
スーパーアフロディーテ
加藤農園。整形の千重咲き

< 優秀賞・サンシャインシティ賞 >
ルナソラ(プリマドレスシリーズ)
横山園芸。形が整い、多弁花で横向きに咲く

< 優秀賞・人気投票第2位・花ごころ賞・ザ・ガーテンヨネヤマプランテイション賞 >
グリーンアイス(プリマドレスシリーズ)
横山園芸。緑色の花で多弁系ダブルは珍しい

< 奨励賞・サカタのタネ賞 >
綾錦(あやにしき)
加藤農園。コントラストのはっきりした両面絞りの八重咲き

< 奨励賞・タキイ種苗賞 >
黒影(くろかげ)
加藤農園。多弁系セミダブルの黒花

< 奨励賞・趣味の山野草賞 >
ネットチベタ
ふみ屋。ハイブリッドとチベタヌスの交配種、白地にネット模様が入る

< 特別賞・ミリオン賞 >
カラーリーフのクリスマスローズ 22-04
松村ナーセリー。葉も花も楽しめるクリスマスローズ

< 特別賞・フローリスト賞 >
美黒姫(みくろひめ)
加藤農園。花弁の整った、美しい小輪多花性黒花

< 特別賞・ガーデン&ガーデン賞 >
ロットネイル
ふみ屋。爪のような花弁が沢山重なる多弁花

< 人気投票第1位・時之栖賞 >
結絆之(ゆきの)
横山園芸。小振りで形が整ったプチドールシリーズの進化型

< 人気投票第3位・トップドレッシング賞 >
ロゼルミエール
横山園芸。大輪ピンク、ニゲル系のハイブリッド、4倍体

以下は、受賞を逃した作品からです
カラーリーフのクリスマスローズ 22-05
村松ナーセリー。葉も花も楽しめるクリスマスローズ

ラッフルピコティ
曽田園芸。ヨレないフリフリのクリスマスローズ

パピエグリーン
花郷園。ヒデコートダブルの緑花。花弁は上向きに波うつ

ルーテル 大輪レッド
花郷園。ニゲル系ハイブリッド、4倍体。大輪

MISA ミーサ
花郷園。アンティークの色合い。上向きのセミダブル

次回も新花コンテストの出展作品から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
nobara。
以前、八ヶ岳南麓のミヨシさんのペレニアルガーデンに見学に行きましたが?
そこは?出品してないのかな~と調べてみたら
2021年5月で閉められていました。やはりコロナ禍でしょうか。
ゆるがないナーセリーと思ってましたが、コロナで運命が変わりましたね。
ミヨシのクリローは量販店などで販売を継続なさるようですが。
なんだか~責任を感じるような気持になってしまいました。
素晴らしいクリロー、見るにつけ、いろいろな事を思ってしまいます。
それにしても見ごたえのあるお花ばかりです。
なおさん
僕も今日は、国営昭和記念公園に行きまして、地植えのクリローをいくつか見てきました。
秋月夕香
イッシー
綺麗に撮られていますし見ごたえあります。
今日、埼玉の武蔵丘陵森林公園に行ってきたんですが、
クリスマスローズの展示イベントをやってましたが、
加藤農園さん提供でした!東松山の生産者のようです。
river
黒い花も人気がありますがちょっと玄人好みかもしてません。家には「ブラックパール」と言うシングルの黒があるのですがダブルに交配してみようと思っています。
もこ
様々な花が作られていて可愛いですね
黒影や美黒姫は珍しいのでしょうが
私はやはり華やかな色が好きです
eko
ロシアンブルー
クリスマスローズの新花コンテスト、見事なものばかり、本当
に新花を始めて見るものばかりで驚きました。
色も花弁も一重から八重のものまで品種改良が進んでいるので
すね。
見応えありますね。人気投票1位全体に整っていますね。
はるる
信徳
長さん
ミヨシのペレニアルガーデンは昨年で営業終了ですか。地元ではコロなの感染は心配なさそうですが、観光客の出控えが影響したのですかねー。地方のナーセリーは通販に力を入れているようですが?
新花コンテストで受賞した品種は、来年あたり、市場にデビューするかもね。
降魔成道
長さん
新花コンテストに個人手出展された方が何人かいらっしゃいましたが、やはりナーセリーが殆どでした。それも10社弱で、開発に熱心でないところが多かったのは意外でした。裏返すと、新花開発は大変だと言うことなのでしょうね。
長さん
地植えのクリスマスローズは徐々に咲き出したという時期です。花色、花弁数、それぞれ多彩ですよ。花弁が多いものから菊を連想されたのかも知れませんが、いくら何でもユリには似ていないでしょう?
長さん
ナーセリー各社が自信を持って出展したものでしょうね。来年あたり、この中から市場に出回るものがあるかもしれませんね。
武蔵丘陵森林公園のクリスマスローズ展、何年か前、ネットで見たような記憶が・・・。植物園展示棟だったかな。
長さん
枚数が多い千重咲きはキクかダリアみたいな雰囲気が出てきますね。千重咲きは種が出来ないかもしれませんが、花粉親になるのは可能らしいですよ。
黒や緑の一重は玄人好みなのでしょうね。
シングルの黒と八重の交配ですか。黒の八重が出来るかも知れませんね。
長さん
交配して結果が出るには最低3年はかかりますから、気長に取組まないと大変ですよね。
黒のシングルは極めて地味で、玄人受けを狙ったのかもね。
長さん
10社足らずのナーセリーと個人が数名参加したようですが、いずれも自信作なのでしょう。
ロゼルミエールがお目に留まりましたか。良い色合いですね。写真では小さく見えますが、かなり大輪です。
長さん
どの世界もそうかも知れませんが、これまでにないような色合いや咲き方を求める需要は必ずありますから、売り上げを狙う手段にもなるでしょう。クリスマスローズは変化が出やすいので、面白みはあるでしょうね。
長さん
クリスマスローズは千重咲きまで開発されていますから、菊とかダリヤみたいな雰囲気のものも出てきましたね。
クリスマスローズの花弁に見えるのは新弁ですから、裏にも絞りが出るのは珍しいと思います。
カラーリーフ、写真のものは黄色が少ないですが、殆ど黄色いというのも見かけましたよ。
長さん
クリスマスローズの苗をたくさん買って疎手用とする人が多いと見えて、宅配便業者のブースが出来ていましたよ。
15年前の2倍の価格ですか。八重を固定して増産するのは大変だからかも知れませんね。
長さん
境内にクリスマスローズの原種を植えたお寺さんがありますか。それはかなり珍しいことですよ。
原種はかなり地味ですから、八重と比べるとこれがクリスマスローズ?と驚く人もいるでしょうね。
うふふ
八重咲きどころか千重咲きがあるとは驚きました。
黒い花は本当に黒いのですね。これにも驚き。
受賞を逃した作品も素敵なものばかり・・審査も大変でしょうね。
楽しく拝見しました~♪
長さん
クリスマスローズの千重咲き、初めてご覧になりましたか。一昨年の展覧会で見ましたが、今年は品種が多くなっていました。
黒い花は、より黒い花同士を交配した結果かもね。
すーちん
八重の花弁の数
数えきれないくらいのも
綺麗に咲きそろえるのも
難しそうですね
長さん
八重や千重咲きを作り出すのは大変だと思います。
秋月夕香
長さん
単にユリといわれて、グロリオサを思い浮かべる人は殆どいないでしょうね。