外国の高山植物が咲いているエリアで「ヒマラヤの青いケシ」の仲間が咲いていました。この花は、高山植物館の目玉展示になっています。
メコノプシス・ベトニキフォリア
ケシ科メコノプシス属の多年草。中国雲南省北西部に分布。花期は6月
「ヒマラヤの青いケシ」はこの種を指します。しかし、花色が
本当に青いのはメコノプシス・グランディスという品種です




それほど青くないですが、花弁数が多いので、グランディスと思われる
ヒマラヤや中国の標高3000m~5000mに分布

ポレモニウム
ハナシノブ科ハナシノブ属の多年草。ヨーロッパ原産
花期は5~6月、花径は1~1.5cm。別名:西洋ハナシノブ
小種名が書かれていないので、園芸種かもしれない


こちらは白花種

ビオラ・カルカラタ
スミレ科スミレ属の多年草。アルプス中部の草原に分布
パンジーの原種の一つ。花期は5~8月。花径4cm


レウイシア・コチレドン
スベリヒユ科レウィシア属の常緑多年草。北アメリカ原産
山地の乾燥した崖や砂礫地の岩場に生える。花期は4~6月。花径2~3cm
白、桃、赤紫、橙など花色が豊富。八重咲きもあり、園芸種が多数流通


以下は、日本の在来種です
クリンソウ(九輪草)
サクラソウ科サクラソウ属の多年草。北海道、本州、四国に分布
花期は4~6月。花径2~2.5cm

サンリンソウ(三輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。北海道、本州の中部地方以北に分布
花期は6~7月(ニリンソウより遅れて開花する)。花径は1.5~2cm
3輪とは限らず、1~4輪がある


シラネセンキュウ(白根川芎)
セリ科シシウド属の多年草。日本では、本州、四国、九州に分布
花期は8~11月。別名:スズカゼリ(鈴鹿芹)


ヤマルリソウ(山瑠璃草)
ムラサキ科ルリソウ属の多年草。福島県以南の本州、四国、九州に分布
花期は4~5月。花径は1cmくらい

この後、熱帯生態館に入り、オオゴマダラやキタキチョウ、リュウキュウアサギマダラなどの蝶を追いかけてから退館しました。
(シリーズ終了)
この記事へのコメント
イッシー
私の時は青いのはあっち向いてて紫っぽいのがこっち向いてました。
nobara
色んな所で見ましたが、麦草ヒュッテの林で咲いてるのは感動しました。
ハナシノブもやっぱり綺麗ですね(*^-゚)⌒☆
原種のビオラ? うさちゃんじゃなく下あごが長いんですね(^o^)丿
レウイシア、好きなんですよ???
なんど挑戦しても、まったく相性が悪くて~((+_+))
葉の展開も花も素晴らしいですね☆彡
クリンソウは野川自然観察園にもあるんですよ。
楽しみ~~~~~?です。
秋月夕香
今頃咲いていたらいいですね~♫
レウイシア・コチレドン~このお花もかわいいですね。基本、お花は皆すきですけれど。
信徳
最初に見たのが2008年5月、小平市の薬用植物園でした。
本当に綺麗な青でした。メコノプシス・グランディスです。
この年の5月からブログを始めたので記録も載せてあります。その後日光、八方尾根と見ています。無謀にも一度蕾の付いた苗を買い一夏咲かせてダメにしました、そんな事も有る懐かしいヒマラヤのケシです。
無門
百名山を達成した友人は
ヒマラヤまで青いケシを見に
いって来たそうです
eko
サンリンソウもあるんですね、ニリンソウは見たことがありますが、面白いです。
季節外れに色々な山野草が見られる井頭公園の花ちょう遊間館、素敵ですね。
river
シラネセンキュウは山で見かけます。
なおさん
山野草をみて、てふてふさんを見て、良いお出かけでしたね。
はるる
色の違うもの、おもしろく拝見しました。
でもやはり青い色の花がきれいなように感じましたが。
サンリンソウ、いい花ですね。
こういうところでは、いろいろ全部見られて満足できますね。
花はアップでも遠くからでもきれいなものです。
長さん
ヒマラヤの青いケシ、花が少なかったですか。私らが行ったときにつぼみだったのが開花したんですかね。
長さん
ヒマラヤの青いケシ、花色が良いですね。株数では箱根湿性花園が一番だったですが・・・。
西洋ハナシノブは在来種の花によく似ていますよね。
ビオラ・カルカラタは左右に広がる2枚の花弁が上方向に伸びているので、良く見るスミレと雰囲気が違いますね。
レウィシアは花色がつぶれてしまって、残念です。我が家でもレウィシアを育てたことがありますが、3年で駄目になりました。
野川自然観察園でクリンソウが咲くのは5月頃でしたっけ?
長さん
ヒマラヤの青いケシ、お好きですか。咲くやこの花館でも開花調整していますから、通年で見られるはずですが・・・。
レウィシアは春になると園芸店の店先に並びますよ。
長さん
ヒマラヤの青いケシ、ファンが多いので花を咲かせている植物園が多いですね。私が初めて見たのは2014年で、箱根湿性花園と白馬五竜高山植物園でした。八方尾根というのは、もしかして白馬五竜ですか?あそこは品種が多かった記憶があります。ご自宅で育てるとなると、やはり夏の暑さが問題でしょうね。
長さん
本場の青いケシを見に行った人がおられるのですか。それはまた、凄いですね。
長さん
ヒマラヤの青いケシ、咲くやこの花館なら通年で開花しているはずです。私は7月始めに白馬五竜高山植物園で見たことがありますよ。
イチリンソウから、ニリンソウ、サンリンソウまでありますよ。
長さん
私は2014年5月に、箱根湿性花園で初めてヒマラヤの青いケシを見ました。箱根も夏は暑いので、北海道に疎開させると言っていました。それが、何年か前、北海道が猛暑だった年に全滅したんだそうです。
長さん
ヒマラヤまで青いケシを見に行くのは大変ですね。所がブログ友さんの知人はヒマラヤまで行ったのだそうですよ。一番手っ取り早いのはこの高山植物館ですが、屋外なら箱根湿性花園が一番近いです(5月中旬~)。
長さん
日本の植物園で見る事出来るヒマラヤの青いケシは3種類です。今回は濃い青の花がさていなくて残念でした。ヨーロッパ産のメコノプシスは黄色い花が咲きます。
サンリンソウはいかにもキンポウゲ科らしい花ですね。
うふふ
ヒマラヤの青いケシでも種類によって濃さが違うのですか。
クリンソウや三輪草が咲いているのには驚きましたよ。
季節がずれているお花を同時に見られるのは植物館ならではですね。
長さん
ヒマラヤの青いケシは3種類が知られています。今回はそのうち、青が濃い品種は見る事が出来ませんでした。
植物にとっては自然な姿ではないですが、開花調整で植物が痛むことはないので、この様な展示方法もありだと思っています。
月奏曲
サンリンソウ知りませんでしたw
あ~っこチョウチョいるんでしたね
すーちん
青いケシを見た時
感激しましたー
真冬に見れるとは
長さん
ポレモニウムは在来種のハナシノブに良く似ていて、花色が良いですね。
參林相は初めてでしたか。イチリンソウやニリンソウというのもあります。
蝶の部屋には日本のチョウとしては最大級のオオゴマダラなど、4~5種類の蝶が飛んでいます。
長さん
青いケシをご覧になったことがありますか。綺麗な花ですよね。
ロシアンブルー
「ヒマラヤの青いケシ」と言われる花にも幾種類かあるので
すね。
3000~5000メートル級の高山で咲く花を花ちょう遊館で見ら
れるなんて良い企画ですね。
サンリンソウもあるのですね。
シラネセンキュウの花一つ一つが集まって綺麗ですね。
長さん
ヒマラヤの青いケシには3種類あるそうで、ヨーロッパの高山には黄色い花が咲く1品種が分布しています。こうした花が咲くところまで行くのは大変ですが、労せずして通年で見られるなんて、嬉しいことです。
シラネセンキュウはセリ科です。セリ科の花はこうした小さい花が集まって咲くのが特徴です。
目黒のおじいちゃん
昨年末以来体調不調、パソコンも不調で、ご無沙汰しています。ご心配をおかけしました。
日々の更新記事を楽しみに拝見しています。
長さん
体調を崩されておられましたか。それは大変でしたね。昨日から気温も上がってきましたから、体調次第で散歩されると良いでしょうね。