新型コロナの第6波が中々収束せず、当市でも新規感染者が連日3桁台となっており、取材先が限られてきたので、ちょっとブログネタを溜めておこうかという魂胆もありです。
高山植物館の外観(左手の温室。右手は熱帯生態館)

右手の自販機と比べればその大きさ(小ささ)がお分かり頂けるでしょう

館内の案内図(順路を普通に歩いて100歩もかからないかも)

こんな狭い館内ですが、2月でも50種類近くの花を見る事が出来ました
ゴゼンタチバナ(御前橘)
ミズキ科サンシュユ属の多年草。日本では、北海道、本州、四国に分布
花期は6~8月


イワハタザオ(岩旗竿)
アブラナ科ハタザオ属の多年草。北海道、本州(近畿以北)、佐渡に分布
花期は4~6月。花径は6~8mm


ズダヤクシュ(喘息薬種)
ユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草
北海道、本州(近畿地方以北)、四国に分布。花期は6月~8月。花径は5mm


ヤマブキショウマ(山吹升麻)
バラ科ヤマブキショウマ属の多年草。北海道、本州、四国、九州に分布
花期は6~8月。花径は2~4㎜


ヤクシマショウマ(屋久島升麻)
ユキノシタ科チダケザシ属の多年草。屋久島の固有種
本土のアカショウマの変種。花期は7~8月。花径は1cm


マイヅルソウ(舞鶴草)
キジカクシ科マイヅルソウ属の多年草。日本では、北海道から九州に分布
花期は5~7月。花径は3~5mm


シナノナデシコ(信濃撫子)
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。本州の中部に分布
花期は7~8月。花径は約2cm。別名:ミヤマナデシコ(深山撫子)

ヒダカハナシノブ(日高花忍)
ハナシノブ科ハナシノブ属の多年草。北海道(日高地方南部)に分布
花期は5~7月。花径は2~3cm


(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
本来の時期に自生地で見るのがやはり一番かとは思いますが、山に行きたくてもいけないひとには、労せずして見られるのがありがたいことですね。
長さん
高山植物の花を季節外れに咲かせる方法については、次回の記事(2/16予定)で紹介しますが、定温室で長期間休眠させた後、人工気象室⇒加温室という過程だそうです。
信徳
次の開花は一年後のこの時期なんでしょうね。
ゴゼンタチバナ、マイズルソウは山野草の中では雪解け後割と早い時期の開花です。この後に山で見られるものがこの温室で開花準備中なのでしょうか?鉢植えで鉢を交換するのかな?
nobara
いっぺんに来てますね
高山植物をを早めに咲かせてるんですか?
小規模ながら凄い事ですね~~
2月なのに50種近くも@@、
麦草ヒュッテ園地などでは夏に見られるお花とか?
イワハタザオ、可愛いですね
ヒダカハナシノブ、好きなお花です。
熊本野草園でハナシノブの頃、
ハナシノブコンサートが開かれていました。
今思うと、あの頃はイイ時代でした(^o^)丿
地震の前で、コロナのうーんと前で。
長さん
ここでは時期を変えて行ってみても同じ花が咲いていたりしますから、低温処理を始める時期や、その長さなどで開花調整をしているそうです。鉢で管理していますが、展示は鉢から植え替えています。
長さん
アイスチューリップは球根を冷蔵庫で休眠させますが、ここの場合は鉢ものですから、鉢ごと定温室で休眠させるそうです。
ハナシノブはお好きな花でしたね。花色と葯の色の対比が良いですね。
eko
ヒダカハナシノブは初見ですが、綺麗な花色ですね。
river
イッシー
綺麗な写真ばっかりですね!マクロですか。
長さん
これだけの高山植物を現地で見ようとすると大変なお金と時間が掛かります。ここは、花好きにとってはありがたい植物館です。
ヒダカハナシノブ、花色と葯の色が良いですよね。
長さん
高山植物を今頃開花させるには、10ヵ月くらい冷温で休眠させ、その後、人工気象室や加温室に入れて開花を促すそうです。
長さん
真冬ではどのくらい咲かせているのか知りたくて、行ってきました。.
今回は無精して、マクロレンズは持参しませんでした。
はるる
ひとつひとつ、とても興味深く拝見しました。
4回も出かけていますか。
感染者が減りませんね。怖いです。
秋月夕香
長さんの撮り方がすばらいしので、余計綺麗にみえます。
ズダヤクシュなんかもステキですね、
ゴゼンタチバナ~ハナミズキにとてもよくにていますが、やはりミズキ科なのですね、
空蝉
ここには、この時期でも50種もの高山植物が咲いているのですか。高山に登らなくても良いだけでなく、この時期の花は貴重ですね。
ここは(と言うか、この公園には)、ウォーキングと鳥撮りで良く行くのですが、未だに入館したこと無くて。。(汗
長さん
ここは年間通して高山植物の花を見る事が出来るのが「売」なんです。冬でもどれだけ咲いているか確かめてもみたかったんですよ。
長さん
高山植物は春から咲くものもありますから、そういうものも一緒に見られます。
ゴゼンタチバナは白い花弁に見えるのは苞ですから、ハナミズキの花に似ていますね。
長さん
井頭公園、よく行かれるのですね。今回は池の周りを一周しましたが、鳥撮りさんが何人もおられました。池の北側にはカワセミがいるとのことで、3人の方が狙っていました。
次回、行かれたときは、ここも覗いてみて下さい。蝶も見られますよ。
月奏曲
まぁいろんな場所で温室楽しめる生活環境はやっぱりありがたいですよねぇ…世界レベルで見れば結構希少ですしねぇ…こういうの
長さん
年中高山植物の花を展示するとなると、1品種1~2株くらいに抑えないとならないので、温室は小さい方が良いかも知れませんね。
年間を通して花が見られるのは、日本では、ここと、京都府立植物園の高山植物室くらいではないかと思います。
すーちん
この時期に真夏の花が
見れるのは
温室ですねー^^
コスモス
春から夏の花が多いようですが、ほとんど知らない花ばかりです。
ヒダカハナシノブは爽やかな色ですね。
長さん
高山植物の花を通年で見る事が出来る温室は、関東ではここだけなんですよ。
長さん
夏に行った時は100種類近くの花を見る事が出来ましたが、冬でも50種近くの花が咲いていれば充分ですよ。
ヒダカハナシノブ、薄紫と黄色の取り合わせが良いですね。
ロシアンブルー
があるのですね。
公園も今入園できない中、探せば入れるところあるん
ですね。
花の状態も丁度よいですね。
長さん
栃木県は関東南部に比べれば、まだコロナ感染者が少ないですからね。
この植物館は年間を通して高山植物の花が見られるようになっています。圃場は別にあり、長期間冷温室で休眠させています。
ろこ
高山植物が咲いているんですか?
建物は小さいのにこの寒い季節に
50種近くのお花が。。。???
凄い事ですね。
イワハタザオ、見たことないです。可愛いですね!
ヒダカハナシノブ、もちろん知りません。
でも好きな色です。
見たいです。
長さん
高山植物の鉢植えを長期間、冷温室に入れて休眠させています。それを取り出して、咲かせるので、冬でも花が見る事が出来るんですよ。
労せずして、高山植物の色々を見る事が出来るのはありがたいことです。