展示風景2

ポチナラ・ウィリアム ファレル ‘ピーチィ’
Pot. William Farrell 'Peachy' 1980年登録

レリオカトレア交配種
パオセポリス ‘スプレンダー’ x ジェーンウォーン ‘アリイ’
Lc. Persepolis 'Splender' x Lc. Jane Warne 'Alii'

レリオカトレア・アストリ ‘アディソン’
Lc. Astri 'Addison' 1982年登録

レリオカトレア・スターティング ポイント ‘ユニーク’
L. Starting Point 'Unique' AM/AOS 1982登録

カトレア・クアドリカラー
C. quadricolor (旧名チョコエンシス) コロンビアに自生する

レリオカトレア・ジョウージ ボールドウィン ‘プロリフィック’
Lc. Grorge Baldwin 'Prolific' 1941登録j

レリオカトレア・アーマド シェイキ ‘メンデンホール’
Lc. Ahmad Sheiki 'Mendenhall' 1973年登録

レリオカトレアとカトレアの交配種
レリオカトレア・モーマス ‘カリプソ’ x カトレア・レミ ショレー
Lc. Momus 'Calipso' x C. Remy Chollet

ソフロレオカトレア・フロリック ‘スイートリサ’
Slc. Frolic 'Sweeet Lisa' HCC/AOS 1983年登録

カトレア3種の交配種
(Bc. Mem C,Maron x Lc. Nesea) x C. Cowaniae alba

リンカトレアンセ・フレームアウト ‘レッドノ-ズ’
Rth. (旧Pot.) Flameout 'Rednose' AM/AOS 1980年登録

リンカトリアンセ・マジック オブ グラナダ ‘トルー オレンジ’
Rth. (旧Pot.) Masic of Granada 'True Orange'

レリオカトレア・スプリング スコール ‘タシン’
Lc. Spring Squall 'Ta-Shin' 1992年登録

ブラッソカトレア・ボールド ルーラー ‘サマー エンド’
Blc. Bold Ruler 'Summer End' 1975年登録

カトレア・ビュースメニル ‘サイトー’
C. Beaumesnil 'Saito' HCC/AOS 1977年登録

グリーンセンターのラン栽培の歴史(パネル展示から)
1.グリーンセンターのラン栽培の始まり
グリーンセンターの前身である川口市立花木植物園の建設が始まった昭和39年頃より、本格的な収集が始まった。当時は、国内のラン業者から国産品種、国内実生種(未命名)や、海外で作出された園芸品種が導入された。
2.上原正吉氏よりの寄贈
埼玉洋蘭会の初代会長を務めた上原正吉氏(元大正製薬会長)は、昭和30年代の後半に、主にカトレアの栽培に情熱を注ぎ、海外より多くの品種を収集していた。昭和40年代に入り、中野区野方の自宅のそばに開通した環状7号線の影響による環境の悪化に伴い、そのコレクションの全ての寄贈を決断。昭和44年7月9日、カトレア類の登録品種497品種1,628鉢に、その他のランを含めて約2,000鉢のラン類が開園したばかりの当園に寄贈された。
(続く)
2022年2月5日撮影。
次回もカトレア類の展示から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
環7の環境悪化がこちらでランを生育する引き金になったんですか!当時は環境問題にみんな無頓着だったからな~。
nobara
ピーチィ’と呼ぶだけあって、桃が浮かびました(^o^)丿
レリオカトレアとカトレアの交配種の色も
レッドグレープ❓みたいで、変わった色ですね。
中野区野方、20代の一時期、住んでた事があります。
とても住みやすい場所でしたよ。
大滝修二さんがお近くに住んで見えました(懐)
river
個人所有の2000鉢もの寄贈品も良い環境で育てられることになって喜んでいるでしょう。
eko
カトレア類の登録品種497品種1,628鉢に、その他のランを含めて約2,000鉢のラン類が開園したばかりのここへ寄贈されたのがランの生育の始まりだったのですね。
なおさん
いろいろなランにも歴史あり、ということで裏話も知ると、より深く楽しめますね。
はるる
カトレアがお好みで、2000鉢とはすごいですね。
でもランは華麗な姿、眺めているだけでうっとりしますね。
色もそれぞれ美しいです。
信徳
もこ
育種家の方の努力には頭が下がります
育てるのはむつかしいので長さんさんのページで楽しませて頂いています
長さん
旧上原邸は還7のごく近くになってしまったんですかねー。お金持ちなんだから、転居してランを育てるという選択肢もあったと思うのですが、お歳を召されたということもあったのですかねー。
長さん
ポチナラ・ウィリアム ファレル ‘ピーチィ’は、確かに、唇弁以外は桃色ピンクにも見えますよね。
9枚目のレリオカトレアとカトレアの交配種も変わった色合いですね。
野方は南北に長いですが、旧上原邸はどの辺にあったのでしょうね。私の中学の恩師が野方でしたが、中野駅に近い方でした。
長さん
ランの世界も分類にDNAが使われるようになって、分類が多くなったり、統合されたりですね。その上、人工属もどんどん増えていますから、とても覚えられるものではありません。
この公園は再開発が進んでおり、ランの圃場が狭くなったりしないか、心配されます。
長さん
上原正吉氏が寄贈されたランはカトレア類が多かったようで、毎年、冬はそれらが沢山展示されます。しかし、再度見る事が出来るようになるのは何年後になるか・・。
長さん
昭和40年頃は環境問題がクローズアップされた時代なんですかねー。転居してランの栽培を続けるという選択肢もあったでしょうが、すでに70歳代ですから栽培が負担になったのかも知れませんね。
長さん
大正製薬の上原会長と言ったら、当時の大金持ちですよね。趣味にも大金をかけることが出来たのでしょうか。
今後、当分の間、ラン展は開かれないので、優秀なカトレア類を並べたのでしょう。
うふふ
個人所有のカトレアが1,628鉢とは驚く数ですね。
手放す時はどんなにか辛かったでしょう。
おかげで私たち一般の者が見られるようになってホッとします。
長さん
大金持ちの上原氏ですから、趣味にもお金が使えたのでしょうね。
川口市は歩どんどが住宅街で、都心にも近いので、住みやすいのでしょうね。甥(妹の次男)も川口に住んでいます。
長さん
カトレアをこれだけ綺麗に咲かせるのには、設備は勿論のこと、栽培の知識が豊富でないと出来ませんよね。私もカトレアに手を出したことがありますが、見事に失敗しました。
月奏曲
なんか柔らかい色合いというかなんというか…比較的はっきり発色しますからねぇ
長さん
流石に大正製薬の上原会長、本業だけでなく、趣味の世界でもお金や努力を惜しまなかったのですね。
長さん
ここのカトレア類は何度か見に来ていますが、今回はこれまでに見たことがない品種が多かったです。当分、ラン展が開かれないので、秘蔵の品種を展示したのかも知れません。
すーちん
ラン愛好家
経済的にも余裕ある方
多いですねー^^
長さん
ランを小規模で育てるなら、保温が出来れば、それほど費用はかからないと思いますが、沢山の種類となると、温室や換気装置は必須になりますからねー。
秋月夕香
色もステキ、華やかさもステキです~♫
レリオカトレア・スプリング スコール ‘タシン~ひときわすごい感じです。
長さん
レリオカトレア・スプリング スコール ‘タシン’が気に入って頂けましたか。個性的ではないですが、シンプルな美しさがありますね。