今回は鑑賞温室に入ります。鑑賞温室では「2022洋蘭展~グリーンセンターと洋ラン」と題したランの展示が行われていました(2/05~2/14)。
グリーンセンターは大規模な再整備が行われており、現在の鑑賞温室での洋らん展はこれが最期とのことで、過去の洋ラン展でテーマとなった洋ランの歴史を含めた展示になっていました。また、地元の「川口愛蘭会」の皆さんの作品展示も行われていました。

鑑賞温室の外観です(古さは否めません)

洋蘭展に合せて、シンビジュウムの鉢植えを中心に寄せ植えが作られていた

入口に胡蝶蘭が置かれたのも変化の一つ

温室内に入ると、アングレカム・セキスペダレがずらり
これは2008年のテーマ展示だったとのこと


パネル展示(ダーウィンが、長い舌を持つ昆虫を予言したことで有名)
(画像をクリックすると、判読可能なPDFが表示されます)

今回は、カトレア類の展示からご覧いただきたいと思います
展示の様子(大きな名札が設置されていたのはありがたい)

レリオカトレア・キャンディコーン ‘バターティプス’
Lc. Candy Corn 'Butter Tips' (=Ctt. Candy Corn) 1982年登録

カトレア・トリアネイ 'アランカ ジャーマスク'
C. trianaei 'Aranka Germasuke' FCC/AOS 原種ラン

カトレア・トリアネイ ‘セレクト’
C. trianae 'Select'

リンコレリオカトレア・アドミラル ジェリコー
Rlc. (旧Bc.) Admiral Jellicoe 1914年登録

ブラッソカトレア・マイカイ ‘マユミ’
Bc. Maikai 'Mayumi' 1944年登録

リンコレリオカトレア・プリンセス キコ ‘ホホエミ’
Rlc (旧Blc.) Princess Kiko 'Hohoemi' 1990年登録

リンコレリオカトレア・クラウン プリンセス マサコ
Rlc (旧Blc.) Crown Princess Masako 1993年登録

Blc. Crown Princess Masako (Pink)

カトレア・クラウン プリンセス ミチコ
C. Crown Princess Michiko 1960年登録

2022年2月5日撮影。
次回もカトレア類の展示から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
もこ
ダーウィンが予言した通りの蛾が居たなんてすごいとしか言いようがないですね
自然の変化って予想もつかないようなことが起こるのですね
nobara
これだけでかなり華やか~ですね
長さんは埼玉県の恩恵が凄いですね(^o^)丿
お出掛けに便利?なんですか、方向音痴なモノで
現在の鑑賞温室の洋ラン展は最後?なんですか。
それは思い入れがわくかも知れませんね。
綺麗なカトレアが並びましたね。
見事な咲き具合です。
イッシー
でも温室も改修されるまではダメですね。
信徳
この時期の温室はランが多いですね。
大宮辺りのこのようなラン展は無料なんでしょうか?
東京は何でもお金がかかります。群馬は殆ど無料です。
真ん中の埼玉は?
秋月夕香
シンピジュウム、とてもはなやかでかわいいです、
アングレカム・セキスペダレ~これはまた深い手大きいお話で興味深々です。すごい~ですね。長い管の蝶々が後にみつかるなんて。
どのランもステキです。
なおさん
此処の温室やら園全体も再整備されるのですか。どうせやるなら素晴らしいものにして欲しいですね。
新宿御苑の温室のように新しくなったら全然つまらないものになってしまった、というのはカンベンして欲しいです。
女王様の気品と貫録のカトレアの展示があるのは嬉しいですね。
はるる
寄せ植えもなかなかいいと思います。
豪華は花ですね。
白い色もすてきですが、黄色い花もすばらしいです。
river
ランには人を引き込む魔力があるような気がします。カトレア類はその最たるものです。私がランに手を出さないのもそれが理由です。
長さん
生物の進化を研究していたダーウィンの予言は当たりましたが、彼が生きているうちに、その蛾が発見されたらよたったと思います。
eko
カトレア類の花々はどれも美しくて華やかですね。
皇室の方々の名前のついた花も素敵です。
長さん
ピンクのシンビジュウム、これだけの花付きですから、高いでしょうね。
江戸川の対岸は埼玉県ですから、川口や安行は行きやすいのです。一般道は県境を越える橋が混雑するのが難点ですが、有料道路を使えば45分くらいで到着します。
このグリーンセンターは大規模な再開発計画が実行されており、耐震性のない大温室や鑑賞温室は撤去されます。完成は何年後になるか分りませんが、新しい温室は規模が小さくなりそうなのが残念です。
長さん
この鑑賞温室や大温室は耐震性がないので、そろそろ撤去されるようです。ですから、ラン展もこれを最期に、かなりの期間、中断になります。
長さん
ここはカトレア類約950品種、約3,300鉢っを保有しているので、展示が多いのです。
ここは入園料(大人310円)が必要ですが、ラン展自体は無料です。埼玉県ではさいたま市で開催されるラン展ががありますが、そこも無料です(今年は中止)。
長さん
この温室も再開発計画では取り壊しで、新しい温室が出来るまではラン展は行われないそうです。
アングレカムは植物と送粉者の共信を証明できたことで有名なランです。
長さん
ここはバスに乗るか、新井宿駅から10分歩くかですから、交通の便は良くないですね。
再整備計画が進行中ですが、耐震性がない大温室やこの鑑賞温室は取り壊されるようです。新しい温室はそれほど大きくはなさそうな感じですが、ラン展はいずれ再開されるとのことです。
うふふ
地図を見ると細長い東京の北は全部埼玉ですものね。
我が家は転勤族でした。2度目の転勤先が丸の内でしたので京浜東北線でまっすぐ行ける川口に住みましたが、2年半ほどでまた転勤。子供たちが幼かったこともあって、グリーンセンターには一度しか行ったことがありません。
この古い温室もその頃のものでしょうか。
この温室でのらん展が最後なのですね。
川口愛蘭会の皆さんも力が入ったことでしょう。
プリンセスの名のついたカトレアが魅力的ですね。
長さん
往復とも車ですから新型コロナに感染する恐れはないし、ラン展は混雑するということはないので、便利に利用させてもらっています。沢山のランの花に出会えるのが嬉しいですから。
長さん
アングレカムとキサントパンスズメガの共進関係は有名ですね。
ランを自宅で育てるのは大変なことですから、我が家では数鉢の品種を育ててるのにとどめています。カトレア類にも何度か手を出しましたが、毎年咲かせるのは難しいです。
長さん
ダーウィンは舌の長い昆虫の存在を予言しましたが、アングレカムとスズメガが共進化の関係にあったということを、ダーウィンは気付いていなかったふしがあります。
ランやバラの名前は皇室や王室などの人々に捧げられたものが多いですね。
長さん
転勤が多かったとは大変でしたね。埼玉県は都心に近いですから、人口密度が高く、市の数が一番多い県ですよね。
この温室は50年くらい経っているようですよ。大温室も含めて、建物は耐震性に問題ありなので、建て替えが迫られているのだそうです。
月奏曲
バターティプスがなかなかパステルで可愛らしいw
マユミもなかなかw
長さん
温室の建て替えは行われるのですが、どうやら規模が小さくなるようです。
バターティプス’のように、花弁の中央が濃くなる品種は少ないようです。
‘マユミ’はそばかす美人(笑)。
すーちん
趣き有る外観ですがー
建て替えですか
皇族の名を付けたの多いですね
長さん
鑑賞温室はフレームが細く、耐震基準を満たしていないそうです。
バラと同様、ランにも皇族や王室の名を付けたものが多くあるようです。
ロシアンブルー
バターティプス、これはまた何とお菓子の雰囲気
飴細工のような珍しいランですね。
黄色部分が蜜の様で舐めて見たくなりました(笑)
ジュン
皇室の方々のお花もあるのですね
長さん
カトレア類はどれを取っても美しくないという品種がないですよね。
レリオカトレア・キャンディコーンはちょっと変わった花色ですね。
長さん
気品のある花が咲く品種だと、皇室の方々の名を付けて献上したくなっても不思議ではないですね。