第61回全日本蘭協会洋らん展にて(5) 入賞作品の紹介(その4)

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」を見に行ってきました。
 今回は会場の一番奥に展示された「入賞作品展示コーナー」の作品紹介、ラストです。ここに並ぶのは、全て第1席(ブルーリポン)となった作品です。

 今回はひな段の下段中央部分に並んだ作品です。なお、各賞の付与がない作品は重複受賞なしのルールが適用されたものです

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< 福島洋蘭園賞 >
カトレア・トリアネ・ピンセレーダ ‘フサ’
C, trianae f. pincelada 'Fusa'
伊藤 彬さん(東京原種カトレヤ研究会)
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< OCgarden賞 >
カトレア・マリリン マケンジー ‘ナチュレス マスターピース’
C. Marylynn Makenzie 'Natures Master Piece'
高橋 敏さん(南房愛蘭努クラブ)
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< 中藤洋蘭園賞 >
デンドロビウム・クニコ
Den. Kuniko
紙谷多佳子さん
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↑ ピンぼけ
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< 北軽ガーデン賞 >
パフィオペディルム・ローウィ・アルブム
Paph. lowii fma. album 'Rii Yellow'
亀井 隆さん(日本パフィオペディルム研究会)
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< 東京オーキッド・ナーセリー賞 >
パフィオペディルム交配種
Paph. (Tengo of Lambert x golden emperor)
久保田展可さん(足利蘭友会)
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< 大場グローバルプランツ賞 >
カトレア・ワルケリアナ・コエルレア ‘ブルー アイ’
C. walkeriana fma coerulea 'Blue Eye' ('Scinqentenario' x self)
土川秀紀さん(日本ワルケリアナ協会)
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< 日本洋蘭農業協同組合賞 >
カトレア・コクシネア ‘カラガタツーバ’
C. coccinea 'Caraguatatuba' x self
ブラジルに分布する原種。カラガタツーバは地名。赤がつぶれてしまった
武井直義さん
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イザベリア・ビオラセア
Isabella (Sophronitella) violacea
ブラジルに分布する小型原種。 これも失敗写真。武井さん、申し訳ない
武井直義さん
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  2022年1月6日撮影。

審査について
1.審査の目的
 優秀花と優れた栽培に対する認定を行うことにより、蘭花全般の進歩、発展、及び普及を促すことを目的としています。
2.審査員
 審査の質を担保するため、審査員には次の4つのクラスがあり、研修成果が認定されれば、(1)から(3)まで順次昇進します。(2)から(4)までの審査員を認定審査員と呼び、実際の審査を担当します。
 (1)研修審査員 (2)準審査員 (3)公認審査員 (4)名誉審査員
3.認定賞
 花の特徴(花形・花色等)と、個々の部分(花径・弁質・花序と着花状態等)に分けて採点し、合計点数を得点(満点は100点)とします。認定審査員の平均得点が最終的な公式得点になります。(以下、省略)
4.リボン賞
 出品花を部門別又は友好団体別に分け、各部門ごとにリボン賞を授与します。花の優秀性、栽培状況、目新しさなどを総合的に判断し、相対的な評価で順位を決定します。
 1席ー青リボン、2席ー赤リボン、3席ー白リボン
5.最優秀花賞(黄色いリボン)
 展示された作品の中から最も優れた花に授与します。1席ー青リボンを受賞した花の中から1点を選出します。
6.フレグランス賞
 1990年に香りの審査部門が発足しました。審査は採点方式を採用し(満点は17点)、良い香りの個体に授与されます。

 次回は、フレグランス部門の作品を紹介します。

(つづく)

 都合により、コメント欄を閉じています。
 出先から気持ち玉を残したいですが、今日(1/12)はお伺いできないかも知れません。

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