今回は会場の一番奥に展示された「入賞作品展示コーナー」の作品紹介の続きです。ここに並ぶのは、全て第1席(ブルーリポン)となった作品です。
下の写真の上段は前回紹介しましたので、今回は下段の左からです。なお、各賞の付与がない作品は重複受賞なしのルールが適用されたものです
< サンパウロ蘭協会賞 >
プロカタボラ・ウォルナット バレー ライム スターズ ‘ユイカ’
Procatavola Walnut Vally Lime Stars 'Yuica'
(C. Lime Sherbet × Brassavola Little Stars)
プロカタボラはカトレア属とブラサボラ属を交配した人工の属です
倉持見永子さん
フレッドクラーケアラ・アフター ダーク ‘SVOブラックパール’
Fdk. After Dark 'SVO Black Pearl' 見たとおり、黒い花が咲くランです
中島文子さん
カトレア・ワルケリンター ‘スプリング グランド’
C. Walkerinter fma. coerulea 'Spring Grand' BM/JOGA 初めて見た原種だ
佐藤春雄さん
デンドロビウム・ラウェシー ‘スマイル’
Den. lawesii 'Smile' パプアニューギニアで発見された元首
倉持見永子さん
パフィオペディルム交配種 ‘サンシャイン’
Paph. (Speedmastor x Eyecatcher) ’Sunshine'
斉藤正博さん
< 日本・蘭協会賞 >
カトレア・ジャイラック ドール ‘スプリンググランド’
C. Jairak Doll ‘Spring Grand’AM/AJOS
佐藤春雄さん
オイオニエラ・ロセア
Oeoniella rosea
オイオニエラ属はマダカスカル島などに分布するミニチュア蘭。始めて知った
武井直義さん
< ドイツ蘭協会賞 >
パフィオペディラム・フェイリアナム ‘チタン’
Paph. gairrieanum 'Titan' 小型のパフィオです
桜井 一さん
マキシラリア(?)・サンゲイ ‘ピュア ウォーター’
Max.(?) Sangay 'Pure Water' 属名がリボンに隠れて読めない
清水柾孝さん
< 鎌倉蘭友会賞 >
パフィオペディルム・アマリロ スター ‘ノブト イエロー’
Paph. Amarillo Star 'Nobuto-Yellow'
寺田昭廣さん
< 埼玉洋蘭会賞 >
プテロスティリス・テヌイコーダ
Ptst. tenuicauda ニューカレドニアに分布する地生ラン
尾木克行さん
< むさしの蘭会賞 >
パフィオペディルム・ファンタスティック ランファン
‘ピュア クール’
Paph. Famtastic Ranfan 'Pure Cool'
清水柾孝さん
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
Fdk. After Dark 'SVO Black Pearl'というのは、濃い茶色の花が黒に見えるという、クロユリのような花色なのですね。コクランというのも似たような雰囲気でしょうか。
華やかなものから渋いものまで、いろいろな色があるのも魅力ですよねえ。
もこ
その中の黒い花が咲くラン初めてです
交配で生まれたものなのですか
秋月夕香
信徳
初めて見ました。
優秀ランにならないのが不思議です(笑)。
nobara
ランってお祝い事に使われるから複雑です。
こんな色も出せるって事なんですね。
このパフィオペディルムは
正統的な?のなんでしょうか。
カトレア・ジャイラック ドール ‘スプリンググランド’は
好きな感じです(^o^)丿
eko
華やかなものから地味なランらしくないような花まで多種多様ですね。
river
倉持見永子さん、佐藤春雄さん、桜井 一さん、斉藤正博先生などお馴染みの名前がありますね。
イッシー
一年ぶり?だからかな~、感動モノの美しさ・香り・多様性に
驚きますね!一緒に行った妻とも、世界らん展よりここのほうが楽に見られていいよねって言ってたところです。
こんなイベントがただなんだから行かないのはもったいないです。
はるる
これも目立ちますね。
珍しいです。黒い色、実際に見てみたいような気持です。
ランのすばらしさですね。
長さん
フレッドクラーケアラ・アフター ダークは異なる属の茶色系原種を交配して、濃い茶色を発現させたもので、クロユリ同様、茶褐色が黒く見えるとうものです。クモキリソウ属のコクランは見たことがないですが、花弁の一部が茶色で、中心部は白いようです。
長さん
黒い蘭は異なる属の品種を交配して、茶褐色の花を作り出したものです。クロユリも草ですが、黒褐色の花弁が黒く見えるのですね。
長さん
この黒い蘭は自然界には存在しません。茶色の花が咲く異なる属の品種を交配したら、両親より一層濃い色の花が咲くようになりました。
長さん
黒い蘭は珍しいです。異なる属の茶色系原種を交配したもので、ラン展では毎回といって良いほど出展されます。しかし、この花色ですから上位入賞とは行かないようです。
長さん
ラン好きの愛好者は色々な方がおられるので、こんな黒いランを好む方もおられるのですね。正直に言って、綺麗という表現にはなりませんよね。
今回はブルーリボンを獲得したパフィオペディルムが多かったです。次回はカトレア類も登場しますよ。
カトレア・ジャイラック ドールは小型の花ですが、花付きは良いですね。
長さん
蘭というと華やかイメージが強いので、黒い花の品種はどちらかというと異端ですよね。でも、こんな色のはナモできてしまうというのは蘭の幅広さですね。
長さん
黒い花の蘭ですが、クロユリ同様、濃い茶褐色なんです。茶色の花が咲く属間交配で、人工属になります。
やはりベテランの皆さんは上位入賞が多いですね。
長さん
ご夫妻でいらっしゃいましたか。およそ600株が出展されている上に、業者ブーズも蘭がいっぱいですから充分楽しめたことと思います。
入場無料はありがたいですね。ここは会場費が安いことと、出展業者からも協力金?を出してもらったりして運営しているのでしょう。
昭和記念公園で開催予定のJOGA洋らん展も入場無料です。今のところ、3月11日から14日までの開催予定で、こちらも無料です。
長さん
黒い蘭はこの様な洋らん展では毎回出展されますが、一般的には珍しいです。実際の色はクロではなく、濃い焦げ茶色です。
うふふ
黒ユリは見たことがありますが、ランにもあったとは驚きです。
受賞者にはお馴染みのお名前が並びますね。
長年の努力の賜物ですね。
長さん
上位作品はカラフルな花がおおいので、そのの中で、黒い蘭は目立ちますね。自然界に自生している蘭ではなく、茶色い花が咲く異属の蘭を交配して作り出したものです。
常連さん、やはり良い花を咲かせますね。
月奏曲
実際か黒いというよりこげ茶なんですかねぇ?
プテロスティリス・テヌイコーダこれもなかなかSFチックw
エイリアンとかに出てきそうw
すーちん
人目引きますねー、
黒い蘭
マムシグサに似たラン
もありますか
コスモス
黒い花色は珍しいですね。
プトロスティリス・テヌイコーダは面白い姿をしてますね。
長さん
フレッドクラーケアラ・アフター ダークは濃い焦げ茶色です。クロユリもこんな色ですね。
プテロスティリスは面白い花ですね。日本でも見られるサトイモ科のカラスビシャクに似ています。
長さん
私の見た中で黒い蘭はこれだけです。遺族間の交配種ですが、濃い焦げ茶色です。
プテロスティリスはマムシグサにも似ていますが、カラスビシャクの方がもっと似ている。
長さん
蘭はこの多様さが好きになった理由でもあります。
黒い花は実は濃い焦げ茶色で、クロユリも実際はそんな色です。
プテロスティリスはユニークな花形です。日本にもカラスビシャクという、似た形の花(正確には仏炎苞)がありますよ。
ロシアンブルー
を見たのは初めてです。
華やかなランが多い中で地味ですが、逆に引き寄せ
られますね。
ジュン
黒い花が咲く蘭
実際に拝見してみたいです
素晴らしですね
長さん
やはり黒い蘭に目が行きましたか。珍しいですが、ラン展では必ずと言って良いほど出展されます。原種ではなく、異属間の交配で誕生しました。
長さん
真っ先に上位入賞作品を見ることにしています。黒い蘭が上位入賞したのは初めてかも知れません。原種ではなく、異なる属の茶色系原種を交配して作り出されました。