今回も、前記事に続いて、サバンナ温室で見た花などです。
冒頭は、温室の植物で「みごろ1位」となっていた植物です。細長い葉を周囲に伸ばした幹の頂点から長い棒状のものが伸びています。
クサントロエア・グラウカ(ススキノキ)

カナリナ・カナリエンシス(カナリーキキョウ)
キキョウ科カナリナ属のつる性半耐寒性多年草。カナリー諸島固有種
花径4cm位のオレンジ色のキキョウで、珍しい
ホタルブクロの近縁種だそうで、関東以西の暖地なら屋外で生育可能


ヒメフヨウ(姫芙蓉)
アオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木。原産はメキシコから南米にかけて
花弁の基部がめしべに巻き付き、開かない構造になっているため
これ以上開かない。 別名:ヒメブッソウゲ(姫仏桑華)

ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)
アオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木。原産はメキシコからペルーにかけて
ヒメフヨウの変種で、ヒメフヨウより大きな花。下向きに咲く

アメリカハマグルマ(亜米利加浜車)
キク科ハマグルマ属の多年草。原産は中央アメリカ~南アメリカ
園芸種はウェデリアと呼ばれる。侵略的外来種ワースト100のひとつ

アルテルナンテラ・ポリゲンス
ヒユ科ツルノゲイトウ属の非耐寒性多年草。原産は熱帯アメリカ
日本での園芸種名はセンニチコボウ(千日小坊)


アルギランテムム・フルテスケンス
キク科モクシュンギク属の低木状多年草。カナリー諸島原産
英名はマーガレット、和名はモクシュンギク(木春菊)

フィロテカ・ディフォルミス ‘プロフュージョン’
ミカン科フィロテカ属の常緑低木(樹高1m程度)。オーストラリア原産
屋外での開花期は3~5月。ピンクの花もある。流通名はエリオステモン


フェリシア・アメロイデス
キク科フェリシア属の半耐寒性多年草。南アフリカ原産
和名はルリヒナギク(瑠璃雛菊)、ブルーデージーとも呼ばれる
花は少々痛んでいる

ペラルゴニウム・インクイナンス
フウロソウ科ペラルゴニウム属の多年草(亜低木)。南アフリカ原産
和名はテンジクアオイ(天竺葵)

トゲナシハナキリン(刺無花麒麟)
トウダイグサ科ユーフォルビア属の常緑低木。マダガスカル島原産
学名はユーフォルビア・ゲロルディイ
ハナキリンに良く似るが、棘がない別種。絶滅危惧種
赤い部分は苞で、本来の花は黄色の部分


こちらは普通のハナキリン

次回もサバンナ温室で見た花などです。
(つづく)
この記事へのコメント
グランドマザー2
珍しいお花をたくさん見せていただきました
葉は大きいですが花はかわいく小さいですね
気候のせいでしょうか
ハナキリンは平地でも見られるのと同じかしら?
アメリカハナグルマ、フェリシアアメロイディス
キク科ですか~ マーガレットのようなかわいい花ですね
クサントロエア・グラウア(これでいいのかしら) 真っ白い花がびっしり咲いてました
eko
カナリーキキョウは色鮮やかですね。ホタルブクロの近縁種、初めて見ました。
アメリカハマグルマ、センニチコボウ、モクシュンギクなどはお馴染みですね。
トゲナシハナキリンは以前見せて頂いたと思います。ハナキリンのようなトゲトゲがないのは育てるには良いですね。
nobara
見ましたが、松の花みたいでしたね。
ススキノキ属ってあるんですね(*^-゚)⌒☆
カナリーキキョウですか?変わってますね。
アメリカハマグルマ、沖縄でいっぱい見ましたよ。
センニチコボウも可愛らしいですね。?みたい。
トゲナシハナキリン、可愛い
なおさん
カナリナ・カナリエンシスというのも、カナリ珍しいものでしょうねえ。僕は見たことがありません。
トゲのないハナキリンでしたら、継子に尻拭いしてもそんなには大惨事にならなさそう??ですねえ。
はるる
ススキノキ、いいですね。きれいでおもしろいです。
花もすごいですね。
カナリーキキョウ、いい花ですね。センニチコボウもアップがよくわかりました。エリオステモン、こういうのもすてきな花ですね。花の少ない季節、植物園は楽園です。
river
アメリカハマグルマは未だ沖縄への侵入のようですが油断なりません。
長さん
今回はちょっと小さめな花が多かったです。キングプロテア土肥言う大きな花もあるのですが、既に乾燥した姿でした。
ハナキリン、屋外でも育ちますが、冬は室内に取り込まないと無理でしょう。
クサントロエア・グラウアはこれから花が咲こうとする準備段階でした。
長さん
オーストラリアは山火事が頻繁に起こるそうで、植物もそれに対応した進化をしたのですね。
カナリーキキョウは珍しいですよね。
ハナキリンは家庭でも育てられますが、棘なしの方は絶滅危惧種ですから難しいですね。
信徳
このススキノキは更に強そうです。子孫を残すのでしょう。
ハナキリンは先日フラワーパークで見てきました。
パソコンが変わってインプット苦労しています。
長さん
クサントロエア・グラウアの花から松野鼻を連想されましたか。私はパイナップルリリーを連想しました。
カナリーキキョウ、花がオレンジなのでキキョウ科とは思えませんね。
アメリカハマグルマ、日本では今のところ沖縄だけみたいです。
トゲナシハナキリンは2輪ずつ咲きますが、棘がある方は4輪ずつ咲きますな。
長さん
オーストラリア大陸は古い時代に南極大陸から分かれたので、植生は他の大陸と異なるものが多いですね。また、乾燥していて山火事が起こりやすいと言うことで、植物も子孫を残すために独特な進化を遂げていますね。
カナリーキキョウも珍しく、他では見たことがありません。
トゲナシハナキリンはどこにでもある植物ではないので、お尻を拭くには不向きです(笑)。
長さん
属名にもなっているススキノキ、面白いですね。機会があれば花も見たいものです。
カナリーキキョウはキキョウ科なのにオレンジの花というのが面白いです。
エリオステモンはいかにもミカンかという花ですね。
長さん
クサントロエア・グラウカを展示しているのは、多分、ここと名古屋の東山植物園だけだと思います。通販でも入手できますが、いずれも鉢植えの小さなもののようです。
アメリカハマグルマ、沖縄だけに留まってほしいものです。
長さん
このススキノキは枯れた葉を油脂で固めて木のようにして、中の茎を守っているのだそうです。日本のすすきは火事になったら根っ子が残りますかねー。
ハナキリンは温室の定番ですね。
パソコンを新調されましたか。Win11対応ですか?
うふふ
アルテルナンテラ・ポリゲンスはなんのこっちゃと思いましたら千日小坊でしたか。
ハナキリンの所で、やっとホッとしました。
なんて、ウソです(笑)
長さん
植物の学名は馴染みのないラテン語ですから、長い名前だと舌を噛みそうになりますよね。ですから、声に出して読んではいけません(笑)。和名や流通名が分るものは書き添えるようにしていますので、声を出すならそちらの方が・・・(笑)。
月奏曲
ブラシっぽいw
イッシー
舌が噛みそうな、カナリナ・カナリエンシスのお花も綺麗ですね。
すーちん
アルテルナンテラ
購入したことあります
がうまくいきませんでしたー^^
ロシアンブルー
グラスツリー、刺の様なものがたくさん木の幹に出て
ちょっと見触ると痛そうにみえますね。
花が咲くと全くふんいきが変わってしまいますね。
トゲナシハナキリンもあるのですね~、花もそっくり
ですね。
長さん
この長いブラシ状のものから一斉に白い花がさいたら見事でしょうね。
長さん
今、世界で山火事が発生していますが、乾燥地帯があるオーストラリアでは山火事が良く発生していたのです。それに負けない進化を遂げた植物も凄いですね。
カナリーキキョウの花色はアブチロンみたいですね。
長さん
アルテルナンテラ、上手くいきませんでしたか。耐寒性が弱いですからね。
長さん
グラスツリーの花序には太めの毛みたいなものがでているようで、棘のように固いものではなさそうです。こんなに長い花序に一斉に花がさいたら見事でしょうね。
トゲナシハナキリン、珍しい植物ですね。
秋月夕香
カナリー桔梗~オレンジ色の桔梗なんて想像できませんね。
フィロテカ・ディフォルミス ‘プロフュージョン’~かわいい白いお花ですね。
長さん
ススキノキは小さな鉢植えで売られているようですが、一般にはかなり珍しい植物だと言って良いでしょう。
キキョウは青紫という印象が強いですからね。カナリーキキョウと違って、フィロテカ・ディフォルミスの花はいかにもミカン科という印象です。