冬の温室に入るとレンズが曇るのですが、ここの温室の中では曇りが取れやすいサバンナ温室からです。
ここで、大変珍しい「マンドレイク」の花に出会いました。高温多湿の日本の夏を嫌がるため、国内での開花は珍しいそうです。勿論、初見です。
マンドレイク
ナス科マンドラゴラ属(コイナス属)の多年草。地中海地域原産
古くから知られる薬用植物。別名::マンドラゴラ


映画「ハリーポッターと秘密の部屋」などにも登場

エリカモドキ
クノニア科エリカモドキ属の半耐寒性常緑低木
原産はオーストラリア南東部。花径は2cmほど。花期は3~4月
別名:バウエラ、流通名:愛のかんざし


キルタンサス・マッケニー
ヒガンバナ科キルタンサス属の多年草(球根)。南アフリカ原産
花期は12~3月。我が家にあったものはつぼみで冬を越し、5月に開花した


クラッスラ・スバカウリス・エロスラ
ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。南アフリカ原産
冬は葉が赤くなり、赤い花のように見える。流通名は火祭り


ギムノカリキュウム・ダムシー
サボテン科ツルビニカルプス属の多肉植物。メキシコ原産
これも、冬は緑から赤に色が変わる。流通種名は紅緑丸

パロディア・ハセルベルギー
サボテン科パロディ亜属の多肉植物。ブラジル原産。和名は雪晃(せっこう)

マミラリア・ブカレリエンシス
サボテン科マミラリア属の多肉植物。メキシコ原産
疣(いぼ)があるように見えるので、疣サボテンと呼ばれる種類

オキザリス・ギガンティア
カタバミ科カタバミ属の落葉小低木。原産はチリ)
茎が木質のオキザリスで、黄色い5弁花が咲くそうです


ユーフォルビア・プニケア(プニセラ)
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木・多肉植物
原産はジャマイカで、別名:ジャマイカポインセチア

赤いのは苞。花弁はなく、黄色い部分は蜜腺(蜜が水玉のように見える
花柱の先に雌しべがあり、花柱の付け根に雄しべがあるが、すぐ脱落する

ユーフォルビア・プルケリマ(ポインセチア)
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木。原産はメキシコと中央アメリカ
苞葉が赤くなるので、和名はショウジョウボク(猩々木)
低木と言っても、5~7m位になる。花は既に終わっている



次回もサバンナ温室で見た花などです。
(つづく)
この記事へのコメント
秋月夕香
エリカモドキ~かわいいですね。
キルタンサス・マッケニー~長さん宅にもあるのですか、
多肉の花もいいですね。
ユーフォルビア・プニケア、かなり複雑なお花のはなびらですね。
eko
エリカモドキは可愛い花が咲きますね。多肉植物も真っ赤に紅葉すると花が咲いたようで綺麗です。
オキザリス・ギガンテアは木質化しても葉はオキザリスですね。当たり前ですが…(笑)
river
サボテンはずいぶん前に一時凝ったことがあります。その中に「雪晃」もありました。実生も何度もしました。今はその時の残りが数鉢あるだけです。
なおさん
マンドレイクは、平成15年度の「緑・花文化の知識認定試験」の問78に出て来ました。ハリーポッターは見ていなかったのですが、植松 黎さんの毒草の本は読んでいましたので、5択でも迷いませんでした。
ご近所にも真っ赤に色付いた多肉植物を育てているお宅があり、この記事の画像のによく似ていますので、多分火祭りなんだろうなあ、と思います。
ユーフォルビアも面白いものがいろいろですね。
信徳
キルタンサス、ポインセチアだけ以外は初見です。
ベンケイソウ科の火祭り、これに似た小さな鉢を
家の中に置きました。家の中に置いたら一段と赤く
なっています。
はるる
開花が珍しいのですね。
アップで見ると、色も淡くひとつひとつ可愛くきれいな花です。
ハリーポッターにでたんですか。
実が見られるんですね。
長さん
エリカモドキという名前ですが、花はエリカに似ていませんね。
キルタンサスがあったのはもうかなり前です。10年以上咲きつつけてくれました。
ユーフォルビア・プニケア、花としては複雑な方ではないですが、黄色い蜜腺があるのが珍しいです。
長さん
マンドレイクの根は確かに人間のような形に見えますが、花は綺麗ですね。
エリカモドキの花はエリカには似ていませんが、しべが可愛い花です。
クラッスラは極たまに育てているお宅に出会いますよ。
オキザリス・ギガンテア、花が咲いていると良かったのですが・・・。
長さん
マンドレイク、根が人間の手足を持ったように見えるとのことですが、花は綺麗ですね。
サボテンに凝りましたか。温室が必要なものから、路地植えでも大丈夫なものまで、種類が多いですよね。
長さん
マンドレイクは緑・花文化士の試験に出ましたか。この資格は相当幅広い知識が無いと受からなかったでしょうね。
「火祭り」は街中で見かけることがありますよ。ある程度までは耐寒性があるようです。
長さん
キルタンサスは丈夫ですね。ポインセチアが数mにもなる木だと知らない人も多いようです。
「火祭り」はミニサイズのものも出回っているようですね。
長さん
マンドレイクの花は珍しいので、見る事が出来て良かったです。紫色の花はいかにもナス科という色ですね。この実は小さなトマトみたいなものだそうですが、有毒です。
うふふ
恐ろしいイメージですが、きれいなお花が咲くのですね。
良いものを見せていただきました。
キルタンサスは舗道の花壇に咲いているので、いつも見て通っています。
でも、こんなにきれいではありません。
5月ごろが良いのでしょうか。
月奏曲
馬で引っ張って抜かなきゃwwww
薬効とか形とか高麗人参によく似てますけど高麗人参ナス科じゃないしなぁ…
クラッスラ・スバカウリス・エロスラ、これ面白いですねちょっと家に欲しいw
ギムノカリキュウム・ダムシーはイソギンチャクの仲間っぽいw
長さん
マンドレイクが恐ろしいと言うのはヨーロッパの人たちの迷信ですね。花は綺麗ですが、毒草です。
キルタンサス、咲き始めは綺麗な色ですよ。我が家で5月頃咲いた花は黄色でした。
長さん
マンドラゴラの花、綺麗でしょう。ヨーロッパでは薬草されていますが、使い方を誤れば毒草です。
クラッスラ・スバカウリスは園芸店で「火祭り」として売られていますよ。小さなものを求めると良いでしょう。
ギムノカリキュウム・ダムシー、イソギンチャクというかウニというか(笑)。
草凪みかん
あの話には花は出てこなかった(苗だけだったような)と思いますけど、きれいな花が咲くんですね~♪
すーちん
マンドレイク珍しい
お目にかかれない花なんですねー
多肉植物は手間いらずで
良いです^^
長さん
映画の「ハリポタ」でマンドレイクをご覧になりましたか。根の写真や、根の形が人間に似ているというイラストはネットで見たことがありますが、花の実物を見たのは初めてです。ナス科というのも納得です。
長さん
マンドレイクの花は珍しいので、出会えて良かったです。
多肉植物は、寒さにだけ気をつけてやれば、丈夫ですよね。
ロシアンブルー
ちょっと不気味さをかんじさせますね。
ナス科というのもミステリアスです。
多肉植物火祭り、お酒に酔った感じに見えます(笑)
ジュン
お花がみな綺麗!
サボテンのお花我が家も
同じようなのが咲いています
長さん
マンドレイクの花、珍しいものを見る事が出来ました。花は綺麗で、添え書きがなければ妖しい感じは全くありません。
「火祭り」は寒くなると赤みを増すのだそうです。
長さん
流石に植物園だけあって、普段目にすることが出来ない花が色々咲いていました。
サボテンの花はどれも綺麗ですね。
イッシー
マンドレイクの根っこは何かで見たことあるんですが、
花は初めて見ます。
長さん
マンドレイクの根をご覧になりましたか。イラストなんかでは人の形のように描いてありますね。