観賞路を東照宮の巫女さんが足早に通り過ぎていきました。後で知ったことですが、東照宮には公衆トイレがないらしく、巫女さんがトイレ休憩にやってくるようです。

村松の雪(むらまつのゆき)
白色の千重・抱え咲き

黒龍錦(こくりゅうにしき)
一重咲き。花色は赤紫の暗色で、白い覆輪が外側の花弁に現れる。
覆輪の入り方には個体差があり、環境によっては上手く入らない

島根白雁(しまねはくがん)
千重・中輪・純白

島津紅(しまずくれない)
八重・大輪・紅色。島津家の家紋は「丸十字」だが、牡丹も家紋であった

御国の曙(みくにのあけぼの)
八重・中輪、切れ弁咲き(切れ弁は珍しいとのこと)。御国の籏の枝変り種

日暮(ひぐらし)
八重・中輪。鮮紅色。咲き出しは僅かに紫を帯び、花の終わりには紫を増す

品種名不詳
近くの名札は「玉芙蓉」だったが、それは淡桃色の花だった

ハイヌーン
八重・中輪・鮮黄色。米国種。二期咲きの傾向がある

以下は、牡丹の添えとして植えてあった花や、立木の花です
スイセン(水仙、ヒガンバナ科スイセン属)


ハナカンザシ(花簪、キク科ローダンテ属の多年草)

ソシンロウバイ(素心蝋梅、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木)


「千両万両、有り通し」と言われる縁起物の実も展示されていました
5種類の中から、一両(アリドオシ=1枚目)と、十両(=2枚目)です


休憩スペースに置かれた寄せ植えや切り花。左上はサザンカ?

「藁ぼっち」と小さな社。冬牡丹は‘花王’。塀の奥は参道の石灯籠

(つづく)
この記事へのコメント
秋月夕香
たのしみですね。
信徳
eko
スイセンが咲き、ソシンロウバイも花をいっぱい咲かせて、次はウメですね。春が待ち遠しいです。
降魔成道
藁ぼっちが可愛いですね。秋田では積雪で樹木の枝が折れないように雪吊りします。帆柱と縄を使って枝を保護することです。その帆柱の頭の部分に飾りの結びを付けますが、それを藁ぼっちと呼んでいます。これは職人さんによって違いがあり個性が示される部分で、造園土木会社は関与しないそうです。
長さん
牡丹は大輪になると冬でも花径が20cmを越えるものもあるそうですよ。奈良県では石光寺が有名だそうですが、ご覧になったことはありますか?
ソシンロウバイの他に梅も見たかったのですが、まだ咲いていませんでした。
長さん
上野東照宮が修理中の時でしたか。いまは綺麗な社殿になっています。東照宮の社殿と冬牡丹は無理ですが、五重塔と冬牡丹の写真は次回に投稿します。
なおさん
東照宮の社務所にはお手洗いがないのですかねえ。ご不浄というくらいですから、わざと遠く離れたところに設置したのですかね。
river
nobara
なんか~そういう目で見るとちょっとヤーかも。
島津家、丸に十の字の~おはらは~帆が見えたですね。
そうですか牡丹も家紋だったんですね。
スイセンはティタティタですかね
花かんざしも牡丹or芍薬を小っちゃくした感じですもんね。
ソシンロウバイもいっぱい咲いていますね。
アリドオシはなかなか見かけませんね。
これはかなり小っちゃいですね\(◎o◎)/
長さん
冬に咲くボタンでも花径が大きいですから見栄えがしますよね。冬牡丹がアメリカで作られていたとは驚きでした。
梅の木もあるようですが、花には気付かなかったのでこれから咲くのでしょう。
月奏曲
寒いから行きたくないけどwww
長さん
藁ぼっち、秋田ではお馴染みですね。雪吊りは関東でも行われていますが、今日は別として、滅多に雪が降らないので、冬の風物詩として行われているようです。飾り結びの技術を若い職人さんに引継ぐ意味合いもあるようです。
長さん
私も、今日の雪を見て、写真を撮りに行きたいと思った一人です。しかし、また転んだら困ると言うことで、妻からきつく止められました。
ここも上野東照宮の境内ですから、仕方がないのでしょうね。境内で公衆トイレはここだけみたいですよ。
長さん
冬牡丹の休眠法はをもぎ取ってしまうのですか。考えてみれば、他に止める場所はないですからね。
ここは、全て地植えのように見えましたが、鉢で育てたものを移植するという方法があるかもしれませんね。
長さん
トイレは東照宮の立地条件で仕方のないことかも知れません。
牡丹が島津家の家紋の一つであったとは、今回、始めて知りました。
スイセンの1枚目はティタティタでしょう。そう言えば、花簪も、牡丹同様、抱え咲きですね。
アリドオシの実、初めて見ました。珍しいです。
長さん
冬牡丹の藁囲いに雪が積もった風景なんて、滅多に見られませんから、外出したついでに寄ってみようかと思ったのですが、10月に2度転倒した実績があるので、妻からきつく止められました。
イッシー
私も似たようなアングルの写真があります。
でも、今日撮りたかったな~。笑
長さん
イッシーさんの写真と比べたら見劣りするから早いとこ投稿してしまわないと(笑)。
今日、都内に出たついでに、ここに行きたかったのですが、転倒の実績ありなので、妻にきつく止められました。
うふふ
日差しを浴びて花弁が開きすぎるということもなくて、良い雰囲気です。
巫女さんも大変なのですね。
気のせいか、急いでいるように見えます。
初詣に行くたびに巫女さんのお衣裳は寒くないのかなぁといつも思いますが、余計なお世話でしたね。
秋月夕香
表札が「染井×××」というお名前でした、なので地元に人は石光寺ではなく染寺、とよんでいるようです。
つまりおなじなのです。
すーちん
この寒さの中で咲く
ボタン、凛々しさを
感じますねー
長さん
昨日の午後は雪が降ったので、藁ぼっちに雪が積もり、一層趣のある風景になったでしょうね。
東照宮は参拝者が長い列を作っていたので、巫女さんは直ぐに担当の所に戻られたようです。もう一人の巫女さんはショールを羽織っていましたよ。
長さん
長さん
冬牡丹、凜々しいというか、けなげでもありますね。
ロシアンブルー
島津家の丸に十字の家紋、牡丹紋の島津紅もインパクト
ありますね。
唐獅子牡丹なんて任侠の世界を想像してしまいました。
艶やかさからのイメージで楊貴妃にも例えられ花の女王
ですね。
長さん
牡丹は大輪で華やかなので、百花の王とも言われ方もしますね。その華やかさから家紋や入れ墨にも用いられたのでしょうか。牡丹は中国語で、牡は雄、丹は真っ赤という意味ですね。中国ではこの花に雄の力強さを感じたのかも知れません。