第61回全日本蘭協会洋らん展にて(6) レッドリボン・ホワイトリボンの作品から(1)

 1月6日、池袋サンシャインで開催された「第61回全日本蘭協会洋らん展」で見た花です。しばらく途切れてしまいましたが、今回から再開です。しかし、また途中で途切れるかも知れません。
 平台に置かれた作品で、各部門の第二席(レッドリボン)、第三席(ホワイトリボン)となった作品、又は、各賞を受賞した作品の中から紹介しています。

< レッドリボン  プロジェクト・ヤマダ賞 >
カトレア・パーシバリアナ ‘ガブリエラ’
C. percivaliana 'Gabriela'
1881年にランハンターがベネズエラの奥地で発見した原種
中根圭子さん(東京原種カトレヤ研究会)
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< ホワイトリボン  足利蘭友会賞 >
リンコレリオカトレア・ジョージ キング ‘セレンティピティ’
Rlc. George King 'Serendipity' (Buttercup x Bob Betts)
古宮章治郎さん(足利蘭友会)
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< レッドリボン  仲里園芸賞 >
リンコレリオカトレヤ・パメラ ヘザリントン ‘コロネイション’
Rlc. Pamela Hetherington 'Coronation'
(C. Paradisio x Rlc. Mount Anderson)
和田静江さん(足利蘭友会)
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< ホワイトリボン >
カトレア・トリアネ コエルレア ピンセラダ
C. trianaei fma. coerulea pincelada
寺崎登美子さん(東京原種カトレヤ研究会)
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< レッドリボン  αオーキッド賞 >
ブラッソカトレア・ディグビヤナ ワルナー ‘パメラ’
Bc. Digbyana Warner 'Pameka'
田村壽英さん(南房愛蘭努クラブ)
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< レッドリボン  松本洋ラン園賞 >
パフィオペディルム・グラジー ジョリー ‘フルムーン’
Paph. Grazy Jolly 'Full Moon'
上里忠彦さん(むさしの蘭会)
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< レッドリボン  (株)向山蘭園賞 >
パフィオペディルム・シーメンス ‘ヒデ’
Paph. Siamense 'Hide' BM/JGP (appletonianum x callosum)
関野英太郎さん(むさしの蘭会)
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< レッドリボン  Satox & BENTON JP賞 >
リンコレリオカトレア・ハウ ユアン ゴールド
Rlc. Haw Yuan Gold 'O-Z'
宮嵜登男さん(多摩蘭友会)
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< レッドリボン  春秋園賞 >
エピデンドラム・シンナバリナム
Epi. cinnabarinum ブラジルなどの中南米が原産
1mくらい伸びた花茎の先に沢山の花を付けていた
小泉邦夫さん(らん友会龍ケ崎)
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< ホワイトリボン >
デンドロビウム交配種
Den. (nobile x okinawaense)
年数を経た株でしょうが、見事な花付きです
林ふみ子さん(らん友会龍ケ崎)
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< レッドリボン  アザブナーセリー賞 >
レリア・アンセプス バーケリアナナ
L. anceps var. barkerianana x self
冨沢兵三さん(船橋蘭友会)
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< レッドリボン >
トリコセントラム・スプレンディダム ‘アキク’
Trichocentrum splendidum 'Akiku' 旧オンシジウム属
グァテマラ、ホンジュラス、ニカラグアに分布
菊池英樹さん
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< レッドリボン >
デンドロビウム・テトラゴナム・アルブム
Den. tetragonum fma. album オーストラリアに自生する着生種
櫻井 一さん
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< レッドリボン >
ファレノプシス・テトラスピス アルバ ‘リバーサイド’
Phal. tetraspis fma. alba 'Riverside' AM/AJOS
原産はスマトラ島・アンダマン・ニコバル諸島
斉藤正博さん
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 2022年1月6日撮影。
(つづく)

この記事へのコメント

  • なおさん

    さすがに受賞するような株は、どれも花も豪華で花付きも良く、株に勢いがありますね。
     特に清楚な白いデンドロの交配種は、花付きがスゴイですねえ。
    2022年01月23日 12:36
  • イッシー

    カトレアは豪華ですよね~。
    こんな芋比較的多かったですよね。
    斎藤さんはいろんな部門に出していてすごい。
    2022年01月23日 13:33
  • eko

    賞を受賞するランはどれも見事ですね。カトレアはやはり豪華ですね。中でもカトレア・トリアネ コエルレア ピンセラダの少し細い花びらに白と紫色の花が清楚で素敵です。
    真っ白なデンドロビウム交配種の花付きの凄さには驚きました。
    2022年01月23日 16:26
  • nobara

    各種リボン賞をgetなさるのはさすがの逸品ですね。
    お花一つで、こんなに存在感があるのは
    やっぱり、カトレアなんですね。
    エピデンドラム・シンナバリナム
    異彩を放っていますね(*^-゚)⌒☆
    デンドロビウム交配種もこんなに大きくなって@@
    花着きが、半端ないですね。
    2022年01月23日 17:01
  • river

    カトレア類が豪華ですがデンドロビウム交配種の花付きが見事です。デンドロビウムは比較的栽培が容易なランと言われますが自生地が東南アジアをはじめ世界各地で原種も1000以上あると言われます。そのため条件に合わせることが難しく大株にして賑やかに咲かせるのは難しいようです。群馬の洋らん展を見たときにスタッフの人がそう言っていました。
    斉藤先生のファレノプシス・テトラスピス アルバ ‘リバーサイド’も印象的な花です。
    2022年01月23日 17:01
  • 信徳

    どの花も素敵で綺麗な花ですね。見ていてもどの花も良いので
    区別も付けられずただラン!ラン!ラン!と気持ちが良くなります。家内が特別美味しいものを作っても好き嫌いが無くて何でも黙って食べるので少し不満の様ですがそんな感じでランを見ています。
    2022年01月23日 19:56
  • 月奏曲

    やっぱり入賞した花は綺麗ですねぇ
    最近ランはブログで見る機会多いので目が肥えちゃうのが心配w
    2022年01月23日 20:43
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    今回のラン展は2年ぶりの開催だったので、皆さん、満を持して力作を出展したな、と言う感じです。
    白いデンドロビウム、花は小さいものの見事な花付きでした。
    2022年01月23日 21:13
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    カトレアは綺麗な上に、花が大きいものが多いので、見応えがあります。
    斉藤先生、流石アマチュアの最高峰と言われるだけのことはあります。
    2022年01月23日 21:15
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    今回はカトレアにしても力作が揃いましたから、審査員は難儀したのではないかと思います。
    カトレア・トリアネ コエルレアが気に入りましたか。原種でもこの美しさですからね。
    デンドロビウム、花付きが半端じゃないですね。しかも一斉に咲かせたところが凄いです。
    2022年01月23日 21:19
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    優秀作品はひな壇に並びましたが、二席、三席でも第一席の作品に引けをとらないものばかりですからね。中でも、カトレアは大輪で存在感があります。
    エピデンドラム・シンナバリナム、この様な花茎が4本も伸びていたんですよ。
    白いデンドロは、このように多くの茎を伸ばすのさえ大変なことなのに、しかも花付きが良いと言うことで凄いです。
    2022年01月23日 21:29
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    デンドロビウムは栽培が容易とは言え、こんなに花茎の本数が多く、しかも花付きがよいというのは、ベテランだからこそでしょうね。
    斉藤先生、パフィオペディルムはお得意のようですよ。
    2022年01月23日 21:35
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    私ら素人が花の善し悪しを見分けられるはずもないですから、上位の作品を見ることで、少しでもランの善し悪しが判断できるようになれば良いなと思っています。
    奥様の気持ち分りますよ。私も信徳さんと同様ですから。
    2022年01月23日 21:38
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    やはり、リボンの付いた作品はどれも見事です。目が肥えることは大いに結構ですよ。でも、育てるとなると大変ですから、見るだけにしましょう。
    2022年01月23日 21:42
  • うふふ

    どれも見事な咲きっぷりですね。
    この日に合わせて美しく咲かせるのですから大変ですね。
    受賞者にはお馴染みのお名前がありますね。
    蘭の友の会もたくさんあるようで、頼もしいです~♪
    2022年01月23日 22:27
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ランを咲かせるのには色々苦労があるようですが、ラン展となると、審査日に咲いていなければ問題外なので、遡って開花調整するというのが大変なのです。
    やはり、良く名前を見かけるベテランさんは流石ですね。
    2022年01月23日 23:03
  • すーちん

    おはようございます
    カトレアだけをとっても
    色も形も
    驚く程色々ありますねー
    2022年01月24日 08:38
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    カトレア類は原種も交配種もかなりの品種があり、同じ品種でも個体によって色々な違いが表れるので、極めて多彩です。
    2022年01月24日 09:39
  • ロシアンブルー

    レッドリボン、ホワイトリボン賞の作品はやはりしっか
    りした花、カトレアはやはり豪華にふさわしいですね。
    各地の蘭友会からの出品なのですね。
    白いデンドロビュームの花付きは見事ですね。
    斎藤さんの白いラン、バックが黒地でとても白さが際立
    ち美しく思いました。
    2022年01月24日 10:08
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    こんなに立派な花を咲かせることは出来ませんが、良いものを見る事は審美眼を養うことになりますね。
    このラン展には全日本蘭協会に加盟する個人と、17の愛好団体から出展がありました。
    白いデンドロビウム、花付きの良さは流石ベテランという所です。
    斉藤さんの白い胡蝶蘭は花茎が下垂して咲いていたので、バックは黒っぽい鉢です。
    2022年01月24日 11:50
  • 秋月夕香

    すごいですね、さすが、という感じです。どの花も金谷か上品、
    キリリと自分を主張しているようです。
    栽培されている(出品)お人もきっと得意顔、笑顔が見えるよです。
    2022年01月24日 14:29
  • 長さん

    秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
    リボン賞を獲得されいる方たちはどなたもベテランのようですが、やはり嬉しいでしょうね。
    2022年01月24日 21:13

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