古典菊は、嵯峨菊、江戸菊、伊勢菊、奥州菊、肥後菊、丁字菊の6種類で、今回は肥後菊を取り上げます。
肥後菊とは(頂戴したリーフレットから引用)
宝暦年間(1751~1764)、肥後藩主が文化政策の一つとして栽培を奨励したことに始まります。一つの花序(偽花)を構成する花数(花弁)の数が極めて少なく、一見すると一重に見えるシンプルな花容となるのが特徴です。肥後朝顔などとともに「肥後六花」に数えられています。
「肥後六花」は、肥後菊の他に、肥後椿、肥後芍薬、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後山茶花
肥後菊は、主として、受付を抜けてすぐ右手ののスペース出の展示でした
草の庵(くさのいおり)
宝珠(ほうじゅ)
晩秋(ばんしゅう)
隠君子(いんくんし)
旭光(きょっこう)
瑞雪(ずいせつ)
御所車(ごしょぐるま)
紅不動(べにふどう)
天女の舞(てんにょのまい)
千代の寿(ちよのことぶき)
千代の寿(ちよのことぶき) 上と同名(色違い?)
松風(まつかぜ)
佐倉の淑女(さくらのしゅくじょ)歴博オリジナル
窓の月(まどのつき)
金星(きんせい)
乙女のほほえみ(おとめのほほえみ)歴博オリジナル
次回は、嵯峨菊を紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
菊は奥が深いです。
佐倉の淑女ってのが名前も良いし花も好きです。
イッシー
肥後菊は繊細な感じの菊なんですね~
river
mina
色々な種類があるんですね
天女の舞、名前の通り、踊っているようです
どれも素敵ですね
nobara
熊本は赴任して1年間はwelcome熊本で
市の施設を無料のチケットを下さいましたので(太っ腹~)
何かにつけて出かけた思い出があります。
肥後菊の宝珠、旭光、御所車、スプーン咲きなんですね~
晩秋もかなり細い管咲きになっていますね。
色目も渋くて~粋ですよね。
他の種と掛け合わせたようなのもあるんですね。
熊本も文化的にいろいろ盛んだったと思いました。
なおさん
御所車というのは、オビトケノコンギクと咲き方が似ていますよね。
はるる
どれもきれいなものですね。
昔の菊とは大違いです。
ふだん見られない菊を見せていただけて、本当にきれいですね。
コスモス
晩秋は名前にぴったりな雰囲気ですね。
御所車は外側が幅が広くて、マッチ棒のようですが、
派手さがありますね。
秋月夕香
こんなに沢山は見たことがありません。つまり古典的な昔からある菊なのですね。名前もすごいですね。
長さん
肥後菊は一重が多いようですが、花弁の形に違いがあり、そのルーツは一種類ではないようです。
佐倉市にお住まいの淑女はほっそりした人が多いのでしょうか(笑)。
長さん
肥後菊は細い花弁のものが多いようです。天女の舞は花弁が様々に変形し、名のように、舞っているように見えます。
長さん
お宅の古典菊、肥後菊だけ多欲咲いているそうですが、今年は育ちが良くなかったのでしょうか。復活は可能でしょうか。
長さん
肥後菊は長い間門外不出とされていたので、こうして多くの種類が見られるのはありがたいことです。
長さん
肥後菊は熊本藩外には門外不出とされてきたので、きくルーツは分りませんが、花弁の形の子となるものがあるので、色々が菊がかかわっているように思います。
熊本県も人口が減少しているのでしょうか。転入者への特典を色々用意しているのですね。
長さん
肥後菊は熊本藩の庇護の元に発展したそうです。今はどうか分りませんが、保存会に入って、役員会の審査をパスしないと苗木を分けてもらえないそうですよ。
御所車はオビトケノコンギクと同様、筒弁ですね。
長さん
肥後菊は熊本藩により門外不出とされてきたので、あちこちで見られるというような品種ではないそうです。ですから、こうしてみる機会があるのは嬉しいですね。
長さん
肥後菊は花弁数が少ないのが特徴で、中でも細い花弁の品種が多いようです。
御所車は花弁の先端がスプーンのようになった筒弁です。
長さん
古典菊は6種類ほどに区別できます。どれも昔からの伝統を引継いでその品種が守られてきました。ですから、昔風な銘のものが多いわけです。
うふふ
お花もきれいですが、名前にくぎ付けです。
なるほどと思うのは「御所車」でしょうか。
「佐倉の淑女」「窓の月」となると?ですね。
月奏曲
どれも綺麗ですが個人的には宝珠と松風がいいのかなぁ?
千代の寿と天女の舞もなかなか
長さん
古典菊6種類の初回ですから、あと5種類登場します。
菊の銘というのはどのようにして付けるのでしょうね。
長さん
肥後菊の中でも色々な種類があると言うことなのでしょうね。多分、ルーツが異なる品種を総称して肥後菊としたのでしょう。
ジュン
全然知りませんでした
名前も素敵ですね
長さん
古典菊はあまり目にする機会がありませんので、今後紹介する品種も含めて、お楽しみ頂ければ幸いです。
すーちん
大輪も見ごたえありますが
肥後菊ですか素朴で良いですねー
ロシアンブルー
赤系の種類が気になります、鮮やかな色ですが花弁が細く
放射状になって一重なのが印象深いです。
千代の寿は白と赤では雰囲気が全然違いますね。
面白いですね。
長さん
熊本藩の藩主が代々、肥後菊を絶やさないように力を入れてきたのだそうですよ。
長さん
肥後菊は様々な品種から選別されたような感じで、花弁にもその違いが表れています。
千代の寿は白だと思うのです。赤は、もしかすると、名札の付け間違いかも知れません。
寿々木
秋月夕香
長さん
この中では少なくとも6種類が筒弁です。
長さん
コメントを入力した後、書き込みボタンをクリックしますよね。ネットに繋がっていなければ、その時にエラー表示が出たのではないでしょうか。