他に開催するところはないものかと探してみたら、湯島天神の菊まつりが開催中と分りました。11月19日、思い立ったが吉日とばかり、見に行ってきました。地下鉄千代田線湯島駅から徒歩2分というのも、今の私にはありがたい。
なお、会期は11月1日から11月22日でした。
社殿の正面にある銅の鳥居から入ります
展示会場図です(菊の配置は、一部異なっていました)
鳥居をくぐると左右に 盆庭 が展示されています
盆庭とは、大菊・小菊・嵯峨菊などを巧みに組み合わせて、景色や
物語を表現した総合庭園。「総合花壇」「特作花壇」とも言う
製作者:豊田敏行氏
製作者:鈴木敏彦氏
続いて、右手には 千輪咲き が並んでいました
千輪咲きとは、一株作りで、中心の一輪より一段毎に六輪ずつ殖やして
全体で一輪の花のように組み上げた大菊。「大作り」とも言う
↓ 千輪咲き・管物 優等首席・文京区議会議長賞 豊田敏行氏
本殿正面左右に置かれた 大懸崖
懸崖菊とは、摘芯を繰り返して花の滝のように崖から垂れ
下がった形に小菊を仕立てるもの。その中の大懸崖菊は
長さ 2 m幅 1 mの枠に茎が雄大に下垂して花が咲くもの
↓ 大懸崖(初日の出) 優等首席・文京区長賞 豊田たか氏
本殿と社務所をつなぐ渡り廊下には 中懸崖
反対側にも
本殿で七五三のお祝いを済ませた女の子(付添いは両親と祖父母)
参集殿前の大懸崖(上のものより花が大きく、作り方も異なる)
今回の 菊人形 はNHK大河ドラマ「青天を衝け」から
徳川慶喜 千代 渋沢栄一
盆栽の部
盆栽・地植え・岡部白峰 優等首席・菊まつり実行委員長賞 豊田浩氏
(つづく)
この記事へのコメント
river
もこ
でも長さんさんのおかげでこんな素晴らしい菊花展を見せて頂き有難うございました
千輪咲きで2色仕立ては初めて見せて頂きました
なおさん
境内ところ狭しと見事な菊が展示されていて素晴らしいですね。千輪咲きや懸崖作りなどは見応えありますが、育てるにも技術がいり、管理がタイヘンそうですね。シロウトには手のかからない小菊が良いですね。
僕の地元・川越喜多院でも23日まで菊花展をやっていたそうですが、見に行けませんでした。
nobara
天神さまって、菊まつりをやってくださいますよね。
福岡に居る時太宰府天満宮のに行った事がありました。
すごい陳列ですね。素晴らしいです。
千輪咲きってこれは一株なんですってね。
以前,TVの解説で知ってびっくりした事がありました。
摘芯を粘り強く繰り返すんですね~@@
2色咲きは台木に挿し木してるんですね~
これは幾何学の世界?なのかな~
凄く頭使いますよね。びっくりしました。
懸崖造りにもびっくりします。
菊人形も懐かしい。
その昔、菊人形展には爺婆に連れてってもらいました。
期間中に着せ替えもするんですね(お色直し?)
盆栽仕立ても素晴らしいモノですね。
イッシー
私は御苑に行きましたが、ここの展示いいですね!
湯島天神にはだいぶ前の梅の時期に行ったことがあります。
降魔成道
eko
湯島天神菊まつりが開催されていて良かったです。
天神様の境内をいっぱいに使っての展示なんですね。どの作品も見事なものですね。手塩にかけた作品が見事に咲いたら嬉しいでしょうね。
今年は菊花展へ行けなかったので楽しみに拝見させて頂きます。
信徳
菊まつり,祭りは中止されていますが折角栽培された同好会のメンバーで展示だけはされている所もあります。
私も大間々の関東菊花大会を見て来ました。
長さん
実はこの菊花展は2度目で、riverさんと同じ2017年で、11月13日でした。当時の展示会場図を見ると、今回の図と同じだったことが分ります。
コロナな収まったとは言え、混まないうちにと、午前中に出かけました。
長さん
11月は菊花展のシーズンですが、今年はコロナが狆差異化し始めたものの、主催者によって決断が分かれましたね。
4年前にも見に行っているのですが、千輪咲きの2色はもっと出展数が多かったです。
長さん
川越喜多院の菊花展は開催されましたか。ご覧になれず、残念でしたね。
この様な形で盆養や千輪咲き、懸崖が作れる人が減っているので、そのうち、後継者がいなくなってしまう可能性が大なのだそうです。
長さん
太宰府天満宮でも菊花展が行われるのですね。天神様で菊まつりが盛んなのは、菅原道真が菊を好んだとされることに由来するのだそうですよ。
千輪咲きの作り方が掲示されていましたが、作るのは大変な労力がかかるのですね。懸崖作りも大変なようですが、こちらは一方向に伸ばすので少しは楽かもね。
菊人形は切り花で水分補給が出来ないから、着せ替えが必要なんですね。
長さん
中止の菊花展が多いかどうかは分りませんが、日比谷公園は中止でした。新宿御苑は15日に終了していましたね。この湯島天神は菊の配置などが以前から決まっているようです。
長さん
昨年は多くの菊花展が中止になったようですが、今年は主催者によって対応が分かれたようです。
今回は菊の仕立て方や審査のポイントなどが掲示されていたので、作品と共に投稿しておきました。参考になれば幸いです。
長さん
今年は昨年ほどではないものの、中止になった菊花展があったようです。規模を縮小しての実施もあったようです。
菊は普段から手のかかる植物ですから、それを決められた形に仕上げるのはさぞ大変だと思いますよ。ですから、今年は開催されて、出展者は喜んでいるでしょうね。
長さん
骨折はかなり良くなったのですが、右足首の捻挫がなかなか良くなりません。ですから、歩く距離の少ない会場があって助かりました。
菊作りはかなり手間がかかりますから、製作者は発表の場がなくなるとがっかりですよね。関東菊花大会は会場を分散して開催されたそうですね。
うふふ
菊人形の起源が染井村だったとは、知らずにいました。
染井村は染井吉野だけではなかったのですね。
千輪咲きは、人と比べてもずいぶん大きくて驚きました。
説明書きの最後の三行は厳しいものがありますね。
後継者がほとんどいないとは残念です。
月奏曲
流石というべきかうちの近所でチマチマやってる菊花展とはえらい違いのど派手さw
正直いうと菊人形ってちょっと怖いと思うの(;´Д`)
長さん
菅原道真が菊を好んだからと言うのが天神様の菊花展の由来だそうです。
染井村で作られたソメイヨシノは有名ですね。ツツジも盛んだったようです。
千輪咲きは大変な手間がかかり、毎日のように作業がありますから、他に定職を持つ人が手がけるには無理があるようですね。
長さん
総合花壇を一人で作り上げるのですから、菊を専門にして生きているような人でないと出来ないでしょうね。
菊人形が怖いですか。無表情の人形だからかな。
ジュン
大懸崖や中懸崖など
全てに見応えがありました
すーちん
昔は懸崖庭に飾って
いるオタク見られましたが
今は見掛けません
コスモス
千輪咲きは1年がかりでできるものなんですね。
ここでも高齢化と後継者不足の問題がありますか。
年金がどんどん削減され、こんなにお金と手間暇がかかることはできなくなりますね。
長さん
菊作りは園芸が盛んになった江戸時代から続く歴史がありますが、一部、後継者難などで伝承が危ぶまれているようです。
長さん
懸崖作りは、病気で寝込んだりしたら、完成には至りません。旅行にも行けないですね。
長さん
千輪咲きも懸崖作りも、1本の菊を摘芯することで枝分かれをさせていくものなので、とても手間が掛かります。千輪咲きはまんべんなく日に当てる必要があり、鉢ごと回転させなければならないので、力も必要ですね。
ロシアンブルー
でした。
昨日、日比谷公園に行きましたが中止でしたね。
見事な千輪咲き、大懸崖、菊人形見事ですね。
やっぱりこの時期になると菊は映えますね。
長さん
ここの菊花展は毎年開催です。昨年は日比谷を含め、多くの菊花展が中止される中、ここは規模を縮小して開催したそうです。
いずれも見事な作品で、堪能して帰ってきました。
寿々木
長さん
各地の天神様で菊まつりが行われています。菅原道真の梅好きは有名ですが、菊も好きだったことに由来するそうですよ。
はるる
長さん
こうした菊花展は、出展者の皆さんの大変な努力のお陰ですね。ありがたいことです。
菊人形の着せ替えを見たことがありますが、これも大変そうでした。