今回も企画展示の「秋の山野草と木の実・草の実展」で見た植物を紹介ですが、これまでの展示とは通路の反対側に展示してあったダイモンジソウの園芸種です。
ダイモンジソウ(大文字草)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草で、和名は、花が「大」の字に似ることによります。日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、垂直的にも海岸から高山までの広い範囲に分布し、湿気のある岩上に生育します。
大文字草の展示は催事用のロックガーデンと周囲の棚です
‘白石水’
‘銀河’
‘紅車’
‘鶴姫’
‘萌’
うっすら緑の千重花弁の様子を萌え出る新緑に例えた
‘いちごみるく’
‘子持ち’
‘桃白波’
‘花かんざし’
フギレ弁の千重咲き。一茎一花なので、大きな花が簪のように見る
‘清流’
‘紅珊瑚’
‘緑雲’
以下は、大文字草と同属の野草です
ジンジソウ(人字草)
ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。名に由来は花の形に由来
本州(関東地方以西)、四国、九州の渓流沿いなどに分布する日本固有種
ダイモンジソウと比べて、葉がやや深く切れ込んでいる
イズノシマダイモンジソウ(伊豆の島大文字草)
ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。本州(房総半島南部)、伊豆七島に分布
ダイモンジソウに似るが、茎や葉に毛が多い
花期は10~1月(ダイモンジソウは7~10月)
センダイソウ(仙台草)
ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。本州(紀伊半島)、四国、九州に分布
日本固有種。花はダイモンジソウに似るが、葉は卵形~卵円形で大きい
花期は9~10月。 花がくたびれていて、残念
11月10日撮影。
次回も「秋の山野草と木の実・草の実展」で見た植物の続きを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
river
nobara
植えてあったところですか?
ダイモンジソウも多彩なんですね。
愛好家も多いとききますね(*^-゚)⌒☆
イチゴミルク、おいしそうな色です(^o^)丿
伊豆の、名まえを冠した植物も多いですよね。
ダイモンジソウにもあるんですね。
なおさん
はるる
知りませんでした。実にきれいなものです。一枚目の画も岩の間に植えられているのが、とてもいい光景です。
信徳
八重のものなどダイモンジソウと大きくイメージが変わります。
それでも大の字のイメージが少し残っています。
長さん
ダイモンジソウを育てたことがおありですか。
八重はしべがなくなっているようなので、バイオ技術かなんかを使って作り出しているのですかねー。
長さん
ここはいつも企画展示が行われる場所です。通路の両側にロックガーデン風のものが作られています。
今回は一重も八重も展示されていましたが、八重が次第に多くなっているような気がします。
伊豆半島はフィリピンの方からやってきた陸地ですから、日本とは土壌がこのなるので、変種が出来やすいのかも知れません。
長さん
大文字草の八重は交配では作り出せそうもないですね。やはり、バイオテクノロジーですかね。
ダイモンジソウがホームセンターで売られていましたか。良く行く所では見かけませんでしたが、最近行っていないので・・・。
秋月夕香
ユキノシタの種類も多いですね。とても可愛いお花が沢山~♫
赤い色も印象的ですね。
長さん
ダイモンジソウも例外ではなく、沢山の園芸種が作られているそうですが、八重になると「これがダイモンジソウ?」という疑問も出てきてしまいます。へりくつを言わずに、綺麗だと言えば良いのですが(笑)。
長さん
ダイモンジソウの八重は。最早ダイモンジソウの面影がなくなってしまいました。園芸種が出来るのは良いですが、一重だけにしておいてもらいたい(笑)。
長さん
ユキノシタ科の中のダイモンジソウですが、原種は下から2枚目のような花です。八重の園芸種となると、原種の素朴さがなくなりますね。
eko
真っ赤な花は華やかですね。こんなに種類があるんですね。
豪華な園芸品種はそれぞれに美しいとは思いますが、楚々と自然の中に咲く白花が一番好きです。
ロシアンブルー
花弁の数も結構多いもの、そして色もいろいろの園芸種
も最近多く見られますね。
可愛い花ですし、ユキノシタと似ているので、一重咲き
は親しみやすいですね。
うふふ
大文字になっていないのにダイモンジソウ?なんて、ちょっと皮肉ってみたいような花もありますね。
園芸種になると元の花と違ってくるのでしょうか。
面白いです。
月奏曲
紅車が~と思ったけど後半に進むにつれいちごみるくと桃白波がいいなぁと…花かんざしはなんか雰囲気が派手w
長さん
ダイモンジソウの園芸種、多彩ですね。多弁の八重ともなると、これでもダイモンジソウ?と思えるものが殆どですね。やはり一重がダイモンジソウらしくて良いと思います。
長さん
ダイモンジソウの園芸種、色々あるものですね。花弁数が多いとダイモンジソウらしさが薄れてきてしまうので、好き嫌いが分かれそうですね。
長さん
ダイモンジソウの園芸種はまだまだ多くの品種がありそうです。八重の園芸種ともなると、大文字草らしさが全く無くなり、多文字草とでも呼びたくなる(笑)。
長さん
ダイモンジソウの園芸種、色々あるものでしょう。でも、八重になってしまうと、ダイモンジソウらしさがなくなるので、善し悪しですね。
イッシー
マクロ機能付きのコンデジなんでしょうか。
私は小さなカメラで蕊にピントを合わせる自信がありません。
寿々木
すーちん
大文字草購入しましたー
冬越し出来るか心配ですー^^
長さん
旅行の時はマクロレンズを持参せず、18-150mmズーム(35mm換算で29-286mm)をつけた一眼レフです。では、どうするかというと、使う予定の2~3倍広い範囲を撮影して、トリミングします。原画は横6000ピクセルですから、ブログに載せる横1000ピクセルの画像なら、これで充分です。
長さん
今回紹介したのは、ダイモンジソウの変異種ではなく、園芸種です。今は技術が進み、沢山の園芸種が作り出されており、何でもありの世界になりましたね。
長さん
ダイモンジソウをお買いになりましたか。
「花後の冬~春にかけては、葉や茎が自然に枯れて休眠に入ります。 凍らせなければ寒さには耐えますが、乾いた寒風などに晒さないように気を付けましょう」と園芸のHPに出ていましたよ。
ジュン
たくさんの種類があるのですね
いちごみるく、子持ち
可愛いですね育てたいです♪
長さん
ダイモンジソウの園芸種、種類が多いですね。可愛い名前が付いたものもありますから、育ててみるのも良いですね。栽培は難しくはないそうですから、入手されては如何ですか。
コスモス
以前行った時もやっていたと思いますが、
時期が少し遅くなり、ほんの数種類残っていて、
枯れかけているものが多かったです。
やはりユキノシタ科なんだなと思いますね。
長さん
ダイモンジソウの園芸種はもっと多いと思います。昨年は10月21日に訪れましたが、もっと多かったです。
八重は確かに綺麗なのですが、ダイモンジソウらしさが失われたように見えますね。