今回も企画展示の「秋の山野草と木の実・草の実展」で見た植物を紹介します。
トウテイラン(洞庭藍)
オオバコ科クワガタソウ属の耐寒性多年草。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
中国地方の日本海側、隠岐島などに自生。花期は9~10月
セイヨウカマツカ(西洋鎌柄)の実と紅葉
バラ科アロニア属の落葉低木。北米原産
花期は4~5月。実の径は5mm。別名:レッドチョークベリー
フジバカマ(藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。園芸品種
名札は「玉咲きフジバカマ Eupatium c.v.」となっていましたが・・・
キントラノオ(金虎尾)
キントラノオ科キントラノオ属の非耐寒性常緑低木
メキシコ~ペルー、ブラジル原産。花期は7~10月。これは残り花
ニシキギ(錦木)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。北海道、本州、四国、九州に分布
実は落ちでしまい、これが最期の一つ
ショウドジマイソギク(小豆島磯菊)
イソギクの変種らしい。イソギクより、花も葉も小さい。花期は11~12月
白花ヒメラッキョウ(白花姫辣韮)
ネギ科ネギ属の多年草。小さな花が咲くイトラッキョウの白花種であるらしい
濃色桃色ヒキオコシ(濃色桃色引起し)
シソ科ヤマハッカ属の多年草。園芸品種
本州、四国、九州に自生するヒキオコシの濃色桃色品種
アキチョウジ(秋丁字)
シソ科ヤマハッカ属の多年草。園芸品種らしい
ツメレンゲ(爪蓮華)
ベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草。関東地方以西・四国・九州に分布
和名はロゼットの様子が仏像の台座(蓮華座)に似ており、かつロゼットを
構成する多肉質の葉の先端が尖っていて、その形状が獣類の爪に似ることから
開花・結実後、枯れ死するが、その前に子株をたくさん形成する
ショウドシマツメレンゲ(小豆島爪蓮華)
アオノイワレンゲ(青の岩蓮華)
ベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草。日本では、南千島、北海道、本州の
東北地方に分布。開花すれば枯死するが、花後に葉腋から腋芽や走出枝を
出して繁殖する。ゲンカイイワレンゲを分類上の基本種とする変種
レブンイワレンゲ(礼文岩蓮華)
北海道に分布するコモチレンゲと同一との説もあるようだ
ゲンカイイワレンゲ(玄海岩蓮華)
九州北部の海岸に稀に見られる
11月10日撮影。オオバコ科クワガタソウ属の耐寒性多年草。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
中国地方の日本海側、隠岐島などに自生。花期は9~10月
セイヨウカマツカ(西洋鎌柄)の実と紅葉
バラ科アロニア属の落葉低木。北米原産
花期は4~5月。実の径は5mm。別名:レッドチョークベリー
フジバカマ(藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。園芸品種
名札は「玉咲きフジバカマ Eupatium c.v.」となっていましたが・・・
キントラノオ(金虎尾)
キントラノオ科キントラノオ属の非耐寒性常緑低木
メキシコ~ペルー、ブラジル原産。花期は7~10月。これは残り花
ニシキギ(錦木)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。北海道、本州、四国、九州に分布
実は落ちでしまい、これが最期の一つ
ショウドジマイソギク(小豆島磯菊)
イソギクの変種らしい。イソギクより、花も葉も小さい。花期は11~12月
白花ヒメラッキョウ(白花姫辣韮)
ネギ科ネギ属の多年草。小さな花が咲くイトラッキョウの白花種であるらしい
濃色桃色ヒキオコシ(濃色桃色引起し)
シソ科ヤマハッカ属の多年草。園芸品種
本州、四国、九州に自生するヒキオコシの濃色桃色品種
アキチョウジ(秋丁字)
シソ科ヤマハッカ属の多年草。園芸品種らしい
ツメレンゲ(爪蓮華)
ベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草。関東地方以西・四国・九州に分布
和名はロゼットの様子が仏像の台座(蓮華座)に似ており、かつロゼットを
構成する多肉質の葉の先端が尖っていて、その形状が獣類の爪に似ることから
開花・結実後、枯れ死するが、その前に子株をたくさん形成する
ショウドシマツメレンゲ(小豆島爪蓮華)
アオノイワレンゲ(青の岩蓮華)
ベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草。日本では、南千島、北海道、本州の
東北地方に分布。開花すれば枯死するが、花後に葉腋から腋芽や走出枝を
出して繁殖する。ゲンカイイワレンゲを分類上の基本種とする変種
レブンイワレンゲ(礼文岩蓮華)
北海道に分布するコモチレンゲと同一との説もあるようだ
ゲンカイイワレンゲ(玄海岩蓮華)
九州北部の海岸に稀に見られる
次回も「秋の山野草と木の実・草の実展」で見た植物の続きを紹介します。
(つづく)
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近所のジュウガツザクラ(十月桜)
我が家の近くのお宅に植えられた十月桜ですが、まだ、葉がたくさん残っており、10月には咲きませんでした。
所が、一部、葉が落ちた枝には11月中旬になって、やっと花が咲き始めました。
11月19日撮影。
この記事へのコメント
nobara
10日はまだ?マシだったのかも。
最近、訪ねられた人に係りの方が
見るべきものも紅葉も終わってるので
入園料、半額にしますといわれたとか?
11月末までなんでしょうか?しばらく冬眠??
ニシキギのブローチみたいな実も萎れてますね。
爪蓮華、紅葉しながらがんばってて健気です。
ご近所の十月桜、とても綺麗ですね。
お花がかなり小ぶりにみえますね。
私も満開の冬桜をやっと撮りました
(気になってたのですがやっと撮影できました)
なおさん
ツメレンゲも見事に花穂を立てて咲いていますね。やはり良く日に当てないとダメですね。うちにもあるのですが、あまり長い間日に当たらないのと、あまりかまってやれないので咲いていません。
小ぶりのジュウガツザクラもいじらしいですよねえ。
river
イワレンゲの仲間にもいろいろありますね。
入れのジュウガツザクラはすでに葉は1枚もありませんがよく咲いています。フユザクラは強い風にあおられて散ってしまいました。
信徳
もうじき終わりそうで全体が見えないのが残念です。クガイソウにも似ているようです。
湯治で行かれた箱根、晩秋の箱根湿生園も終わりに近かったようで仕方ないですね。
eko
ツメレンゲも地域によって違いがありますね。葉が紅葉しても頑張っていますね。
ジュウガツザクラが咲きましたね。ほんと葉がまだいっぱい残って、暖かだったからでしょうか。
イッシー
見たことないけれど当たり前か~!!
他にも素敵なお花ばかりです!
長さん
山野草展は9/18から始まっていますから、もう花も実も残っていないものもありましたよ。
営業は11月末で終了で、翌年は3月20日から営業です。
ニシキギの実は既に干からびているようでした。
ツメレンゲ、色々並んでいましたが、どれもお馴染み見えてしまいます。
この十月桜は花が小振りです。変な木で、昨年は葉がしっかり残っているのに、10月下旬に咲きました。
はるる
ジュウガツザクラ、桜は花が華やかです。
湿性花園、いろいろな植物が見られておもしろいですし、赤い実は目をひきます。
長さん
海外産のベロニカは住宅街でも見かけますが、トウテイランは植物園でしか見たことがないです。
お宅にはツメレンゲもありますか。ここの展示も屋根がない、良く日が当たるところに植えてありました。
この十月桜、これまで見てきた中で、一番遅く咲きました。
長さん
玉咲きフジバカマはヒヨドリバナみたいな咲き方をするらしいですが、これはどう見ても普通のフジバカマですよね。
十月桜は葉が散り始めて開花スイッチが入るものらしいですが、ここの品種はちょっと変わっています。昨年は葉が青々しているのに、10月下旬に咲きました。
長さん
トウテイランはクワガタソウ属ですから、同属のヤマルリトラノオに花は似ていますね。写真の株はまだ花が咲きそうでした。クガイソウはかつてゴマノハグサ科(今はオオバコ科)でしたから、これも似ています。
秋が深まり、箱根湿性花園は今月で今年の営業が終わります。
長さん
トウテイラン、まだ咲いていました。紫色の花はお好きですか。
ツメレンゲ、どこかが違うのでしょうが、見かけは同じに見えます。
この十月桜は変な性質で、昨年は葉がたくさん残っているのに10月下旬に咲きました。
長さん
トウテイラン、植物園でしか見たことがないです。同じ仲間のベロニカはよく見かけますが・・・。
長さん
この十月桜、変わり者なので、今年は咲かないのかと思いましたよ。
山野草展は10月末くらいまでに行かないと、全てが良い状態で見ることが出来ないようです。
秋月夕香
セイヨウカマツカ、南天のようですね。
爪蓮華~それもお花なのですね。見た事もありません。
ご近所の十月さくら~今頃から咲き始めると、きっと長くさいているかもしれませんね。沢山お花がついて、春の始めと間違えそうです。
月奏曲
ニシキギ、実の最後の行程?が理解できる感じで残ってますね、種が落ちる寸前というか…
ジュウガツザクラも綺麗ですねぇ…
でもやっぱり物寂しい感じで冬の気配近づいてますね
長さん
トウテイランは日本産のベロニカですが、こういう機会でもないと見られません。セイヨウカマツカもツメレンゲも同様です。
十月桜、これから寒くなりますから、いつまで咲くことやら。
長さん
トウテイランは花の中心部だけ白いです。長く伸びた雄しべに白い葯が残っているのが綺麗。
ニシキギの実は萎びてきていました。赤い部分が脱落した後の姿が上に残っています。
十月桜が11月中旬に咲き出すなんて、この木は変わっています。これから寒くなりますから、咲き続けられないかもね。
うふふ
転勤で鳥取県に2年半ほど住んでいましたが、全然知らなかったお花です。
絶滅危惧種とは寂しいですね。
十月桜は葉がある間は咲かないのですか。
待ち焦がれましたね。
ロシアンブルー
まだ咲いているのですね。
イワレンゲ、何だか土筆っぽくニョキニョキ面白いです。
長さん
トウテイランは絶滅危惧種ですから簡単に見るという訳にもいかないようですね。私も植物園でしか見たことがないです。
十月桜は葉が落ちると開花スイッチが入るそうです。
長さん
トウテイランは小さい花ですが、花色が良いですよね。
イワレンゲはこうした場合しか見る事が出来ません。面白い咲き方ですね。
寿々木
すーちん
真っ赤な実が生っていますね
目立つのに鳥が食べない実もあります
万両、千両は直ぐなくなってしまいますー^^
長さん
ツメレンゲはベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草です。ケイトウはヒユ科ですから、何か他の植物と勘違いされましたか?
長さん
真っ赤に熟して鳥を誘っているのでしょうが、鳥にとって美味しくない実は残ってしまいますね。センリョウ、マンリョウは鳥に見つかったら最期ですが、ピラカンサなんかは比較的遅くまで残ります。