今回はラン愛好団体の出展のうち、らん友会龍ケ崎の皆さんの作品からの紹介です。
らん友会龍ケ崎は茨城県龍ケ崎市にお住まいの皆さんが中心の愛好会だと思われますが、ホームページをお持ちではなく、詳細は不明です。
出展者のうち、小泉邦夫さんは池袋サンシャインのラン展などでお名前を見かけますので、この方が中心メンバーなのかも知れません。
カトレア・マキシマ
C. maxima
南米コロンビア・ベネズエラ・エクアドル・ペルー北部に自生する野生種
小泉邦夫さん
カトレア・ポーシャ ’カニザロ’
C. Porcia 'Cannizaro' 1927年に作出された品種
大きくなるので、邪魔になっているとか
石川信行さん
カトレア・マリナー ‘ファー ホライゾン’
C. Mariner 'Far Horizon'
華やかさはないけれど、片隅で凜と咲く姿がお好きだそうです
東 保子さん
オンシジューム・シャリーベイビー ‘スイートフレグランス’
Onc. Sharry Baby 'Sweet Fragrance' AM/AOS
(Oncidium Jamie Sutton x Oncidium Honolulu)
チョコレートのような甘い香りがする
藤田道子さん
オンシジウム・シャリーベイビー
‘ホワイト・フラッシュ・リカ’
Oncidium Sharry Baby 'White Flash Rica'
石川信行さん
カトレア・ディナード ‘ブルー・ヘブン’
C. Dinard 'Blue Heaven' (C. Saint Gothard x C. Dinah)
クラシックな優秀交配種同士の交配
小泉邦夫さん
カトリアンセ・チョンコルニー
Cattlianthe Chongkolnee (C. Chocolate Drop x Gur. bowringiana)
カトリアンセ属はカトレヤ属とグアリアンセ属を属間交配した人工の新属
湯原悦子さん
デンドロビウム・キャンディ・ストライプ
Den. Candy Stripe (Den. Dianne McFarlane × Den. Margaret Joan Fell)
白い花弁に赤いストライプが可愛らしい
田中篤子さん
バンダ・ルゾニカ
Vanda luzonica フィリピン・ルソン島の標高500m前後に分布する着生種
あまり見かけない品種です
小泉邦夫さん
バンダ・セルレア ‘ブルー’
V. coerulea ‘Blue’
中国(南雲南)~北東インドに分布する着生種。別名:ブルーバンダ
藤田道子さん
パフィオペディルム・スピセリアナム
Paphiopedilum spicerianum ビルマ~アッサム原産
背萼片(白い部分)が上向きのように見えるのが変わっている
藤田道子さん
パフィオペディルム・アキシグレ(秋時雨)
Paph. Akishigure (Paph. spicerianum x areeanum) 望月蘭園作出
福田道子さん
パフィオペディルム・リーアナム交配種
Paphiopedilum Leeanum 'Hadano#1' x self
木村三千雄さん
バルボフィラム・グッツラタム
Bulbophyllum guttulatum
ヒマラヤ、アッサム、ネパール、ブータン、シッキム、
ミャンマー、ベトナムの標高1000~2600mに自生
変わった花が多いバルボフィラムの中では、かなり可愛い花です
住江胖さん
次回もらん友会龍ケ崎の出展作品から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
オンシジュームで黄色以外の花、バンダで紫色以外のバンダ・ルゾニカなど初めて見ました。
愛好家は色々研究しているのでしょう。
イッシー
普通なようで普通じゃないんでしょうね。
最後のお花も可愛いですね。
なおさん
オンシジューム・シャリーベイビー 「スイートフレグランス」は、神代植物公園の温室で見たことがあるのですが、名前のとおり甘いチョコレートの香りがしますね。面白いものです。
グランドマザー2
カトレアはやはり女王ですねきれいです
オンシジュームは黄色い花の色と思っていましたが
色違いもあるのですね
river
バンダ・ルゾニカはバンダとは思えないような花形ですね。パフィオペディルム・スピセリアナムの花形も変わっています。
eko
黄色以外のオンシジューム シャリーベイビー ‘スイートフレグランス’も目を惹きますね。チョコレートの香りがするんですか。見たことはありますが、今度見る機会があったら、香りも確かめてみたいです。
バンダ・セルレア ‘ブルー’の花色素敵です。
パフィオペディルム・スピセリアナムは変わっていますが、素敵です。
秋月夕香
カトレア・マリナー ‘ファー ホライゾン’~これは、はなやかではないとおっしゃいますが、控えめでも華やかな感じ、というか大人しくて華やかとでもいうのでしょうか。とてもすきです。
バンダ・セルレア ‘ブルー’、これは植物園でみたことがあります。清楚ですね。バルボフィラム・グッツラタム、こじんまりして可愛いです~♫
長さん
オンシジウムは黄色が多いですね。今回はチョコレート色ですが、紫やピンク、茶の虎斑なんかもあります。
バンダは紫や赤が多いですが、オレンジや黄色、白、ピンクなどもあります。
ランは珍しいものも含め、通販でも色々買うことが出来るので、愛好家の皆さんもチェックしているのではないでしょうか。
長さん
今回紹介した中では、カトリアンセ・チョンコルニーやその下のデンドロビウム、一番最後のバルボフィラムが珍しい方でしょう。
長さん
オンシジューム・シャリーベイビーは7年版ほど前、沖縄の「ビオスの丘」で初めて知りました。チョコレートの香りがするランは珍しいです。神代植物公園でご覧になりましたか。昨年1月に行ったときは見かけませんでした。
長さん
カトレアは原種でも綺麗です。それそ交配で更に美しい物を作り出そうというのですから、人間ののぞみは果てしないですね。
オンシジウムは黄色が人気で良く目にしますが、紫やピンクなどもあります。
うふふ
たくさんの人たちに愛されているランは幸せです(笑)
チョコレートのような香りのする深い赤色のオンシジュームは珍しくないですか?
オンシジュームと言えば黄色いものだと思っていましたので。
デンドロビウム・キャンディ・ストライプは花の形と赤いストライプが可愛らしいです。
キャンディとは上手につけましたね。
月奏曲
カトリアンセ・チョンコルニーこれなんか珍しい姿だなぁと思ったら人工新属ですか…なんか人間の欲深い業を感じるw執念というかw
デンドロビウム・キャンディ・ストライプは本当にキャンディストライプですねw可愛いw
長さん
らん友会龍ケ崎についてお調べいただきましたか。ありがとうございます。龍ケ崎市市民活動センターのHPに載っていますね。
茨城県の愛好団体は、紹介している3団体の他に、常陸洋蘭友の会があるようです。
バンダでよく見かけるのは青や赤の網目模様の花ですが、ルースネアリーとか、トリコロルという、ルゾニカに似た品種もあります。
ロシアンブルー
カトレア・マキシマの名前はよく覚えています。
オンシジュウムの色も珍しいですね。
その他のラン類も珍しいものばかりのように感じました。
長さん
カトレア・マキシマは人気のある原種で、交配親としても知られています。
シャリーベイビーはオンシジウムの中でも変わった花色ですね。チョコレートのような香りがするランは他にないのではないかと思います。
バンダの青色品種も好まれています。紐で吊り下げておけば栽培できます。
長さん
カトレア・マリナー、育成者は他に派手なカトレア類をもっておられるのでしょう。
バンダの網目模様の青い花は人気の品種ですね。青い花はランの中でも貴重です。
長さん
世界のラン愛好団体ですか、どのくらいあるのでしょうね。日本にも数十団体あるようですが・・・。
チョコレートのような香りのするランは交配種ですが、花色も香りも珍しい部類です。
デンドロビウム・キャンディ・ストライプのように、花弁に縞模様が入るランも、実は珍しいのです。
長さん
シャリーベイビーは沖縄で初めて知ったのですが、この香りが独特で、気に入っているランです。
ラン科は属間交配が容易で、中には4つの属から作られた新属もあるんですよ、
キャンディストライプは花弁を舐めても甘くありません(笑)。
長さん
カトレア・マキシマはカトレアの原種の中でも有名品種ですからね。
チョコレートのような香りのするオンシジウムも人気がありますよ。
寿々木
すーちん
ランは魅力に引き付ける
力が花の中ではかなり強いん
ですねー
長さん
シャリーベイビーはビオスの丘で初めて見た思い出のランです。
長さん
ランは美しいものもたくさんありますが、その種類の多さや多様性にすっかり嵌まってしまいました。愛好家の皆さんも同様だと思います。
はるる
豪華です。
白い花弁に赤いストライプ模様はさわやかさを感じます。
ひとつひとつ、本当に美しいです。
長さん
私がランを初めて見たのは、多分2008年1月だったと思いますが、カトレアの品種がずらりと並んでいて、世の中にこんなに美しい花があるのかと感動したのが最初です、その時から、すっかり嵌まってしまいました。